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タイトル : 新・負け犬の遠吠え 3

1 氷犬

2002/05/09 01:23

う〜〜〜・・・・やっぱりぺぎら出たんや。
下のトピ凍り付いとるがな・・・(笑)

てなわけで、新しいトピの立ち上げ〜〜〜。

以前と比べるとほんまペース遅いな。3ヶ月たって、ようやく「3」や。
いかにぐうたら書いとるかちゅうこっちゃな。
けどその分、トピ名悩まんですむわ。(笑)

さて、それではいい加減落書きでも書かんと、なんでこのトピがこのカテに有るんや!てクレーム付きそうなんで、ぼちぼちと書かせてもらいますわ。
けど、今日はほんのさわりだけ。予告編みたいなもんやからそのつもりで。

落書きその1

「激情」1

珍しいのか珍しくも無いのか俺には分からないが、その夜の釧路は霧が立ち込めていた。
幣舞橋の袂からは、向こう岸も見えない。



居酒屋のカウンター。その上で、俺の左手の甲が焼けていた。
押し付けられたタバコの火が、手の甲の肉を焦がしている。魚の焼ける匂いに混じって、なにか他の匂いが俺の鼻に入ってきた。
俺が痛そうにしない為か、タバコの火は更に捻じ込むように押し付けられる。
一瞬痛みはピークに達するが、その行為で火は消える。痛みは長続きしなくなる。俺の苦痛を望むなら、本当はそのままじっと焼け焦げる様と俺の表情を見ているべきである。
しかし、苛立った和美はそれをしなかった。
吸いかけのタバコの火の始末。それが終わると和美は、居酒屋の外へと飛び出していった。
カウンターの中の板前は、驚いたような眼差しをこちらに向けている。
俺と目が合うと、ばつが悪そうに視線を彷徨わせた。
俺は数枚の金と深い溜息をカウンターに置いて、ゆっくりと店を出た。
外は相変わらず霧がかかっている。
道路の向こう側に視線を向けると、和美がこちらを向いてたたずんでいるのがその霧を透かして見えるのだった。

落書きその2以降へ続く。
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2 YOU

2002/05/09 08:05

祝!新刊発売(じゃないって・・。)発行。

 真顔で読ませていただきます(笑)
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3 wolf

2002/05/10 00:36

祝!新台入荷。<なんか違うよーな、違ってもいないよーな。。。(笑)

シブいオープニング。
今後の展開が楽しみです。

#「幣舞橋」の読みって、道産子以外の人分かるのかな〜?
#クイズ。↑読め!(辞書無し、ネット検索無しでね)
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4 氷犬

2002/05/10 01:31

YOUさん、
下での解凍、ありがとさんです。(笑)
お陰でまた生き返ったようやで。(氷漬けの金魚みたいや。)

wolfさん、
「幣舞橋」の読み、わしは道産子やないけど読めるで〜。
(当たり前や。自分で書いとろうが!・・・・あ・・・・ぺぎらはよして・・・・)

>シブいオープニング

さんきゅ〜べりまっちょ。
けど、我ながらカッコ付けすぎのようで、ちょっと恥ずかしいわ。(笑)

で、今日は落書きお休みです。
(続きをどう書こうか迷っとるんよ。)
てなわけで、
それでは皆様、ま〜たあ〜した〜。
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5 ともちゃんだ!

2002/05/10 10:36

いや〜ん、オープニングどっかの作家みたい(違)
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6 YOU

2002/05/10 16:54

幣舞橋 読めません。
なんとなくお札が舞っているようで素敵です(爆)

で検索してみました。なるほど・・・。
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7 いろは

2002/05/10 17:44

検索なしでは無理ですよぉぉぉーー!(笑)
ぺぎら・・・聞き覚えはあるけど、どんな怪獣だっけ・・・。
また検索しなくっちゃー。=≡ヘ(* - -)ノ

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8 氷犬

2002/05/11 00:11

ともちゃん、
どっかの作家て誰?誰?

YOUさん、
>なんとなくお札が舞っているよう

そやな。(笑)
バブリーな感じやで。
幣舞橋は、それこそ「君の名は」で有名になったんと違った?
眠たいんで、ちょっと曖昧。

いろはさん、
わしもさっきぺぎら検索してみた。
本物(の縫い包み・・・ややこしい表現や。)の写真は見つからんかったけど、人形の写真はようけ見つかったで。
しかし、世の中マニアックな人が多いんやな。つくづく思うたで。

さて、今日も落書きはお休みです。
訳ありで、ひじょ〜〜に眠たいんよ。今から寝ます。おやすみ〜〜〜!
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9 氷犬

2002/05/12 21:12

あ〜寝たねた。(嘘つけ!何時まで寝とるねとるんじゃい!(笑))

ほんまは、昨日ちょっとだけPC開いたんやけど、今回の落書きは、なんやら筆が進まんくてな。途中で書くのを止めたんや。
けど、書かな先進まんし、書く事にするわ。

それじゃあ、早速行かしていただきますわ。

落書きその2

「激情」2

俺が和美と知り合ったのは、Rという客に連れて行かれたクラブだった。
「こんど入った和美ちゃんです。Rさん、お手柔らかにね。」
クラブのママが連れてきた女は、一見モデルかと思うほど綺麗な顔立ちをした女だった。そしてそのほっそりとした肢体を柔らかく包む黒のイブニングドレスと胸元に光るコサージュが、その女の独特の雰囲気をさらに引き立たせていた。
「よろしくお願いします。」
ゆっくりと垂れる頭を飾っていたのは立て巻きにした豊かな黒髪。
「おお、ここに座れやここに。」
Rは尻をずらし、俺との間を空けるとそのソファーをバンバンと叩いたのだった。

結局その日、俺は和美とは一言二事しか会話をしなかった。
俺の右側、つまり和美とは反対側に座ったママが、俺が一見という事と金回りが良さそうな事で気を使ったのだろう。常に話し掛けて来たのだ。
しかしそこはそれ、客慣れしているクラブのママである。俺を不快にさせる様な会話はするはずも無く、そこそこに楽しい時間を過ごした。
一見の客はしっかりとママが相手をし、目新しい新人は常連のRにあてがう。
水商売の基本であろう。
俺もそれを気付いてはいたが、無理に和美と話したい訳でもなく、ママとの会話が退屈という訳でもない為、流れに任せていたのだった。

「またおこし下さいね。本当は和美も氷犬さんとはお話したかった様ですけど、今日はRさんもいらっしゃった事ですし。」
Rをタクシーに乗せた後、ママは俺に耳打ちしてきた。見送りに出て来たビルの前である。
暗に今度は俺一人で来いという事。つまりは和美を使った手管であろう。
俺は曖昧に頷くと、次のタクシーに乗ろうとした。
その時である。
和美が俺の側へ歩み寄ると、俺の眼を覗き込んだ。
「お名刺頂けますか?」
良く教育された女だ。
その時俺の脳裏にはそんな言葉しか浮かばず、少し不快な思いを味わったのだった。
俺は和美を無視すると、タクシーに乗り込んだ。
タクシーのドアが閉まる。
ふと外を見ると、他の女達は深々とお辞儀をしている中、和美だけはタクシーの側まで来て中を覗き込んでいた。
タクシーはそんな事はお構いなしに、俺の告げた方向へ走り出す。
気まぐれだった。
ほんの少しの気まぐれ。
俺はタクシーの窓を少し開けた。
その隙間から、和紙に印刷された一枚の名刺を路上に落とした。
既にタクシーは走り出していた。
タクシーが走り出してから、踵を返していたらその名刺は見逃されるだろう。しかし、そうでなければ・・・。
ちょっとした賭け。ちょっとした悪戯。最初はそんなかるい気持ちだった。

和美から俺の事務所に電話がかかって来たのは、その翌日の事である。

落書きその2以降へ続く。

なんか短くないか?(笑)
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10 YOU

2002/05/12 21:17

みじかい・・。(ぼそっ)
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11 風花

2002/05/12 22:38

>みじかい・・。(ぼそっ)
クスクスッ!
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12 nicopapa

2002/05/13 12:34

確かに...これでは女性は悦ばせられません...(ぼそぼそ)
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13 ともちゃんだ!

2002/05/13 13:01

>一見モデルかと思うほど綺麗な顔立ちをした女
>ほっそりとした肢体を
>立て巻きにした豊かな黒髪
あらま!ともにそっくり!!いやん、照れるわ(自爆)
うそでぇーす!言って見たかっただけだってば!!
削除キー   

14 氷犬

2002/05/13 14:37

YOUさん、風花さん、
そない短い短いて言わんでも・・・(泣)
そやから、下ネタ大魔王になりつつ有るnicopapaさんに突っ込まれるし。
因みに、わしが短いて言うたのは、一回分の事な。
「激情」はまだまだ続くで。
一回分が短くても、回数で勝負や回数で。満足させたろやないか。
(あ・・あかん。下ネタ大魔王の影響大やで。(笑))

ともちゃん、
>ともにそっくり!!

いっぺんおじさんの毒牙にかかってみる?(懲りないやっちゃで、わしも。(笑))
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15 まりかちゃ

2002/05/13 14:42

せっかく、出だしがクールであったのに・・・
間の書き込みてですっかり・・・(以下自粛)

毒牙・・・氷犬さん、噛み付いちゃいけません(笑)
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16 ともちゃんだ!

2002/05/13 15:32

>いっぺんおじさんの毒牙にかかってみる?
かっこよくてお金持ちで、まりかちゃんに勝てるなら考えるぅ!!
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17 氷犬

2002/05/13 15:56

ともちゃん、
最初の二つだけやったらだめ?(笑)

まりかちゃさん、
>間の書き込みてですっかり・・・

な〜!な〜!!そうやでな〜〜!!言ってやってや言ってやってや!
(これぞ、まりかちゃさんに言いつけるの図。(笑))

え?なに?おのれの書き込みもそやろて?
そないな事あるかい。
そないな事・・・・
そないな・・・・
・・・・
ほんまや〜〜〜!!!
(あ、これ前にいっぺん使うたな。)
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18 風花

2002/05/13 20:55

>間の書き込みてですっかり・・・

**省略してはいけません!正しくは、
「間りかちゃ」の書き込みてですっかり・・・
 
氷犬さん、言いつける相手を間違えていますね〜♪(きゃはは)
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19 まりかちゃ

2002/05/14 14:13

間を「ま」と読まないで下さいね。。。あいだですよ、あ・い・だ(笑)

私は、そんなに邪魔してないもーん。(違う)
それで、いつから、私は氷犬さんより強くなっちゃったの??(謎)

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20 nicopapa

2002/05/14 17:20

> それで、いつから、私は氷犬さんより強くなっちゃったの??

ずっと前から...(ぼそぼそ)

いかん!、「下ネタ大魔王」なんて呼ばれた挙げ句に、気の利いた発言も出来ずに全くもって荒らしと化してしまった...とりあえずは逃げよう!(すたたた...)
削除キー   

21 まりかちゃ

2002/05/14 19:00

>ずっと前から...(ぼそぼそ)

なんか最近「ぼそぼそ大魔王」になってるような・・・
「下ネタ大魔王」というより、「じゅるじゅる大魔王」様ですよね?
にこぱぱさんのばやい。。。似たようなもんか。。。(笑)


削除キー   

22 氷犬

2002/05/15 11:07

nicopapaさん、
>「下ネタ大魔王」なんて呼ばれた挙げ句に

いや、ごめんごめん。失礼した。
エロエロ大魔王が言う事やから、気にせんといてや。(笑)
(けど、決してハクション大魔王には似てません。)

落書きは、今晩でも書こかな。
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23 toma_

2002/05/15 18:45

げ。




削除キー   

24 toma_

2002/05/15 19:03

あ、失礼。
そういえば本カテゴリーって
今、どうしてるかしら〜って来てみたの。
って、今日は暇だけれど仕事中です。

あー、びっくりした〜。


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25 YOU

2002/05/15 20:57

いつの間にか、大魔王たちの巣窟と化している・・。

氷犬VSまりかちゃ
私はどっちかというと、ホットドックとコーヒーが
いい・・。(ぼそぼそ。。。)

toma_さん こんにちは。


削除キー   

26 YOU

2002/05/15 21:01

 PS. ↑ もちろん食べるなら、ということで・・。

削除キー   

27 氷犬

2002/05/16 00:39

おおっと、toma_さん、
ひっさしっぶり〜〜〜!!!
元気にしてた?
ご覧の通り、実はここでひっそりと復活してたんよ。
(「ここでひっそりと」て書いたら管理人さんに怒られるな。(笑))
まあ、たまに顔出したってな。
(そやけど、「げ」一文字はないやろ。(爆))

YOUさん、
>ホットドックとコーヒー

うまい!上方の捻りはこうやないと。(笑)

さて、それでは落書きでも行かせてもらいますわ。

落書きその3

「激情」3

「社長、3番に冴木さんて人からです。」
雉が受話器を置きながら俺に言う。独特の笑みを浮かべたその唇の右端が、相手は女性だという事を物語っていた。
冴木。俺はその名前に心当たりは無い。
「はい、氷犬。」
俺は無愛想に言った。
「あ、今日は。」
受話器を取ると、その向こうからは案の定女性の声が聞こえてきた。馴染んだ声ではない。
俺は無言で受話器を握って居た。
「和美です。突然お電話して、申し訳ありません。」
記憶の闇を漂う。思い出せない。
「実は、昨夜の不躾をお詫びしたくてお電話しました。」
昨夜の、という言葉で俺は、和美というクラブの女の事をようやく思い出した。
「ああ、お前か。」
電話の向こうで安堵のため息を漏らす気配がした。
その安堵のため息を聞いた俺は、少し意地悪い気持ちになっていた。
「昨夜の事より、今の事や。昼間会社に電話してきて、店の名も告げんとはどういう了見や。」
「・・・え?」
「個人名やなく、店の名を出すのが礼儀やろ。」
「え・・・でも逆に店の名前を出したらご迷惑かなと・・・」
「会社に個人名でかかってくる電話てのはな、知り合い以外は大概、興信所か金融の信用調査や。」
「は・・・はあ。」
和美はまだ俺の言う事が理解出来ないようである。
「わしの名刺、手元にあるやろ。肩書きはなんて書いとる?」
手元の名刺を見る時間的余裕を少しだけ与えた。
「そのわしとこに、聞き慣れない個人名の電話が有ってみいや。従業員は、社長が町金融に手ぇ出したんやろか、興信所に調査されとるんやろか、て勘ぐるかもしれんやろ。それが元で従業員が逃げたら、どないしてくれるんや!」
それを背中で聞いていた雉は、俺の方を振り向くと、ニヤリと笑った。そして俺が飲み屋の女をからかっている事を知ると、興味を失った様に手元の雑誌に目を落とした。
「も・・・申し訳有りません!!」
和美はすかさず謝った。そして思いも寄らない事を言い出した。
「・・・今の人をもう一度電話口に出して頂けますか?」
「あ?出してどないするちゅうねん。」
「私の口から、店の名を言って誤解を解かせていただきます。」
すっかり真に受けている。俺は吹き出しそうになった。
「い・・・いや、もう外出した様やから・・・・遅いわ。」
今度は落胆の溜息を漏らす気配が伝わってくる。
「で?用件はなんやった?」
「はい。先ほども言いましたが、昨夜お名刺を頂きたいと突然言い出した不躾をお詫びしたいと思いまして・・・。」
「で?店に来いてか。」
俺はいきなり核心を突いた。当然動揺した声で「いいえ、そんな事は有りません。ご挨拶だけでもと思いまして。」などと続くだろうと予想していたのだ。
クラブからかかってくる電話などは、大抵そう。建前である。本音は「来店して欲しい」と言う事なのだが、必ずと言っていい程建前で体裁を取り繕う。
むしろ場末のスナックの方がそういった意味ではいさぎがいい。何とかの一つ覚えの様ではあるが、「最近お見限りだけど、今日はお暇?」と甘えた声で聞いて来るのだ。その時俺は決まって「暇ならお前の所へ行く金稼げんやろが。」と煙に巻く事に決めているが。
プライベートで飲みに行く所くらい、自分の意志で決めたいのだ。
しかし和美の答えは、俺の予想に反した。
「ええ。来て欲しいんです。」
少し意表を突かれた俺は、次にこう聞いていた。
「なんでわしの名刺なんか欲しがったんや。」
意地の悪い質問である。
どうせ「もう一度会いたかったから。」等と言う見え透いた事を言うだろうと思っていた俺は、再び予想を裏切られた。
「ママに言いつけられましたので。」
はすっ端な言い方や投げやりな言い方なら、開き直ったのだろうとも思う。しかし和美の言い方は実に誠実そうな言い方だった。
和美は続けた。
「ママは氷犬さんを、お金離れの良さそうなお客だと見た様です。ですから私に名刺を貰って、私のお客にしてしまいなさいと言ってくれたんです。
でも、私は思ったんです。それまで満足にお話もしていなかったくせに、帰り際に突然お名刺を下さいなどと、それもお金離れの良さそうなお客だからという理由で・・・とても不躾な事だと思います。ですから、それのお詫びをさせて頂きたいのです。
けれど私共は、押しかけてお詫びをする事は出来ません。ですが、来て頂いたお客様には精一杯のおもてなしで、お詫びをする事が出来ます。どうかそのチャンスを頂きたいのです。」
俺はそれを聞いて、思った。この女、実に面白い。ストレートなのか複雑なのか、得体の知れない所が有る、と。
つまり、偶然ではあろうが、屁理屈を言うのも聞くのも好きな俺のツボを、上手い具合に突いて来たのだ。
「つまり、お前はわしに、お前の客になれ、ちゅうとる訳やな。」
和美は間髪入れずに言った。
「はい。そうです。」

俺はその電話で、その夜に飲みに行く事を快諾したのだった。

落書きその4以降へ続く。

いやあ、今回はあかん。あかんわ。酔って書いとるんで、回りくどうてしゃあないわ。
けど、現実のやり取りもこんなもんやったんよ。
(古い話やのに、上手く咀嚼できずに半生の状態で書いとると思うてほしいわ。)
削除キー   

28 toma_

2002/05/16 01:42

YOUさん、こんにちは。
(突然他の人に挨拶かいっ、と思わないように)

氷犬さん、お久しぶり。
皆さんもお元気そうね。ふふふ。

素面で書いたのをアップしているんじゃなくて、
酔っている状態でこれだけの量、書くの?
私は「あいうえお かきくけと」と書いちゃったことあるよ〜。手書きで。


削除キー   

29 ともちゃんだ!

2002/05/16 12:19

前回は「短い」と言われたよね!?今回は「早い」かな???
クスッ・・・

あ!そこ!深読みしない!!(笑)
#次はなんでしょ???
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30 氷犬

2002/05/16 12:34

ともちゃん、
>次はなんでしょ???

多分「ぜんぜん満足しない!」やと、わしは思う。(爆)

toma_さん、
>私は「あいうえお かきくけと」と書いちゃったことあるよ〜。

わしも以前、瀕死の状態で訳わからん言い訳(今日は書けませんてな内容やったと思う。)書いた事あるけど、次の日、BBS覗いた時には書いた事すっかり忘れとって、「わしの名前語った偽もんか?」て一瞬思うたわ。(笑)
削除キー   

31 氷犬

2002/05/17 00:35

今日、初めての体験をしてしもうた。
おずおずと入れさしてもろたら、すぐに激しいのんが始まってな。
もうその最中は、何がなにやら訳分からん様になってもうたわ。
結局すぐに出てもうたで、わし。
けど、いや〜、良かったわ。
お相手してくれた経験豊富なおねえさんに、感謝や。

いや、本好き連のチャットの話やけどな。(笑)

けど、一つ失敗したわ。書くの遅いわしが、リロード15秒に設定してしもてな。
書いてる内にどんどん話題が進んで行って、あ、こう来たらこう書こか、あらら、こっちゃに答えるとなると・・・え?さっきの書き込みは何処いった?え〜〜〜?こんな行はさまっとったんかいな!あ!名前間違えとるがな〜〜!!

・・・・・・・・・結局、何書いたんやろ、わし。(笑)

今度書き込む時は、リロード30秒に設定するわ。
削除キー   

32 YOU

2002/05/17 07:58

あ、朝からなんと・・・と思いつつ、
氷犬さんのことやから、きっとおちがあると待ってる昨今(笑)

小さん師匠に合掌。(なんのこっちゃ・・・)
削除キー   

33 まりかちゃ

2002/05/17 15:17

氷犬さん、昨夜は失礼しました。初チャットだったんですねぇ。
初めてのときはそんなもんです。ついでに言うと、リロードを遅くするとますます会話についていけなくなります。
15秒ぐらいがベストではないかと・・・あとは慣れです(笑)
初めはどきどきでもそのうち気持ち良くなりますよん♪
(言い方がやらしいな)(笑)
人が多いと話がわからなくなりますが、誰か一人に目標を定めてしゃべった方が楽かもしれないです。大勢いた方が手は抜ける(笑)

wolfさん捕まえただけでもラッキーだったのに、氷犬さんとお話できて楽しかったですよ。また話しましょうね。懲りずに(笑)
しかし、昨日のタイミングは絶妙でした。。。
いぢめようと思ったのに。。。うるちゃん(笑)
削除キー   

34 wolf

2002/05/18 23:42

助けを呼ぶと、飛んで来てくれる氷犬さん。
ありがとーございました。
危うく大御所sに寄ってたかって、あーんな事やこーんな事をされる所でした。(笑)

ええ、美人のお姉さま方に囲まれて、そりゃー楽しかったですよー。<やけ。(笑)

>誰か一人に目標を定めてしゃべった方が楽
標的の雨さんに、みんなして集中砲火を浴びせよう!とゆー意味でしょーか?(笑)

また、よろしくお願いしますー。
削除キー   

35 氷犬

2002/05/18 23:47

昨日、落書きする前にちょっと覗こかなと思うてチャットルーム覗いたのが間違いやった。
懲りずに(笑)すっかり嵌り込んでもうて、気付いたらなんと3時半。
落書き出来ずじまいやったわ。
何事も二回目は、最初と違うて少しは余裕出来るんやろな。あたふたせんと、何とか会話の端っこにはついて行けたと思う。

で、今日こそは落書き書こと思うてたんやけど、なにせ今日早朝からゴルフの約束有ってな。2時間位しか寝てへんのよ。で、ついさっきアフターゴルフのお付き合い(江戸の敵は長崎でとばかりに、麻雀させられてしもたわ。)から帰ってきたんで、頭朦朧。とっても書ける状態やないわ。
明日かこ〜っと。
削除キー   

36 氷犬

2002/05/18 23:51

お。wolfさんとかぶってしもた。
>みんなして集中砲火を浴びせよう!とゆー意味でしょーか?

さあ、果たしておとり作戦は成功するか!?(笑)
削除キー   

37 YOU

2002/05/19 21:06

氷犬さま 
お座布団とお茶、和紙と筆を用意しておきました。
早速のカキコを・・。(礼)
削除キー   

38 氷犬

2002/05/20 00:30

YOUさん、
ついでに酒と肴と、更についでにマッサージ嬢も付けてくれると有り難いんやけど・・・・調子乗りすぎ?(笑)

それでは、さっさと落書き行かせてもらいますわ。

落書きその4

「激情」4

店の入っているビルを見上げ、俺はシガリロに百円ライターで火をつけた。

ライターに金をかけるのは田舎者である。
時計や靴、洋服などの装飾品には、高い物ほどそれなりにプレミアがある。機能が正確だったり、作りがしっかりしていたりするのだ。
しかしライターに限っては、わが国が誇る使い捨てライターに勝る機能を高価なライターは保有していない。
軽さ。プラスティック製のボディはその機能において、他の追随を許さない。
手軽さ。例えば、どこかに置き忘れた時でも、コンビニエンスストアなどで手軽に手に入るのだ。
火を付ける機能。どれも同じである。
であれば、高価なライターを所持する意味はおのずと限られる。
くだらない見栄か、或いは金に困った時の質草か借金のかた。
つまりは、高価なライターを持っている者は、自分は見栄っ張りか、いつ金に困るか分からない成金でございと言いふらしているようなものなのだ。

加えて飲みに行けば自分で火を付ける事などしないものである。余程ライターを見せびらかしたいので無ければ。

その当時の俺は、金に困る事など全く心配はなかった。
見栄の為に、俺は自分のポケットを重くしたくも無い。
必然的に、飲みに行く時に持ち歩くのは、わざと百円ライターだったのだ。
もしかしたら、逆の意味での俺の見栄だったのかもしれない。

しかし、吸うタバコは違った。ちょっとしたこだわりが有ったのだ。
中学生が便所で吸う様な和モクはごめんである。かと言って洋モクなど、チンピラでも有るまいし気恥ずかしくて吸えた物ではない。更にシガーは、腹の出た頃に取って置く物だ。
だからシガリロ。
その頃の俺の側には、シガリロが常にいたものだ。

俺は煙を一息吐いた。
「来て下さいて言われて、はいそうですかて、のこのこ来るちゅうのもなんかな・・・」
今更ながら、自分の行動を反省してはみるが、ここまで来てしまったものはしょうがない。約束もしてしまった。水商売の女との約束くらいそらっとぼける事など造作も無いのだが、俺にはその気は無かったのだろう。
それから1〜2分後、俺は店のドアを押し開けたのだった。

ママが出迎える。
昨日来たばかりの俺の来店に、ママはわざとらしく驚いて見せた。
席に案内されると、俺は照れ隠しのため多少おどけた口調でママに言った。
「今日はな、わしがご指名されたんや。そやから、指名料取ったらあかんで。」
ママはその若作りの紅をのせた口に、手をかざして笑った。
「まさか、指名料なんて頂きませんよ。」
その笑いは、どこかぎこちない様に感じる。
「今日、和美が電話かけてきてな。来いて言うんや。」
俺がそう言うと、ママの表情は笑い顔のまま一瞬固まった気がした。そして、微妙な間をあける。
嫌な予感が俺の背中を駆け抜けた。
「呼んでくれや。」
俺が言うと、ママは笑顔を張り付かせたままその目線を彷徨わせた。
「どないしたん。」
「いえ、それが・・・今日和美ちゃんお休みしてまして・・・」
「え?何言うてるん?」
俺はママの顔を覗き込む。
ままと一緒に俺の席に付いた女の子も、身を硬くしているのが分かった。
「ですから・・・夕方電話が有りまして・・・・あ、もし氷犬さんが来た時には、大変申し訳有りませんと・・・・。」
「なんやその、あ、て。取って付けた様な事言うてからに。」
「そんなぁ。本当に言ってたんですよぉ。それより、和美なんていなくても、楽しく飲みましょうよ。」
甘える様な声を出して、ママは取り繕うばかりだった。
俺は夕方から事務所を出て、そのまま帰らなかった。もしママの話が本当だとしたら、俺に連絡を取れなかったのは仕方の無い事である。
しかしそれにしても、約束をしたその舌の根も乾かぬ内にスッポかしたのは、曲げ様の無い事実である。それも自分から呼び出しておいての事なのだ。余程の事情が無い限り、流す事など出来ない。ましてや納得などできるはずも、有耶無耶にして飲み始めるつもりもない。
そしてその理由というものが、一切ママの口から発せられないのだ。
俺は苛立った。
それでも、こんな所でいきなりごねるのも憚られる。俺は極力穏やかに言った。
「何で休んだか、言うたってええやろ。」
「それがねぇ、分からないんですよ。突然休まれて、こっちも困っちゃって。あ、それより、もう一人女の子空きましたんで、今呼んで来ますね。」
わざとらしく奥の方へ視線を彷徨わせると、ママは席を立とうとした。
「ちょっと待てや。」
自分で口調が荒くなるのが分かった。
「わしゃ、ここにだだ飲みに来たんとちゃうんやで。呼び出し喰ろうたから来たんや。その張本人がおらんで、楽しく飲めてか。」
ママは浮かしかけた腰を元に戻すと、俺に向き直り、にこりと笑顔を作って言った。
「じゃあ、どうしましょ。困りましたね。」
開き直りとも取れるママのその態度で、俺は自分の箍を外した。
「どうもこうもあるかい!スッポかした訳はっきりさせぇ言うとるんじゃ!!仮にもわれはこの店の責任者やろがい!客に迷惑かけた理由聞かれて知りませんで通る思うとるんか!!お!?」
我ながら、水商売の女にスッポかされたなどという事でこんなにむきになるのは滑稽でさえあった。しかし、事ここに至っては俺の怒りはそればかりでは無かったのだ。
適当に誤魔化してその場を取り繕おうとしたこのママの態度が、俺の怒りを倍化させたのである。
更に俺は続けた。
「分からんのやったら分かる様に努力する姿勢を見せるんが当たり前やろ!それもせんと、他の女あてごうて、わしが喜ぶとでも思うとるんかい!女なら誰でもええ下らん男に、見られたもんやのう!わしもよ!!」
その怒声に驚いたボーイが歩み寄る。
「いかが致しました?」
慇懃な態度は崩さずに、警戒の色を醸し出す。
そのボーイに、ママは何事も無かった様に言った。
「なんでもないの。ねえ、お電話持ってきて頂戴。それと、和美ちゃんの自宅の電話番号ね。分かるでしょ?」
さすがはススキノのクラブでママをしているだけの事は有る。こういう場面でうろたえる事も無く、更に素早い対応をも心得ている。
ボーイは頷くと、店の奥へと消えていった。

もしかしたらボーイへのママの言葉には、ローズが含まれている可能性もある。
ローズとは、通しとも言い、一種の暗号である。店の中で酔っ払いが暴れた時、ある種の暗号を伝えると、その伝えられた者はその店の守(もり)をしている組へと連絡をする。するとすぐに組のトラブル処理係が駆けつけるという寸法である。
その時の俺の立場は、その店の守をしている組の連中が来れば少々面倒な事になるような状況であった。
俺は少し身を硬くしかけたが、怒りのためか、なかば開き直っていた。
来るなら来いや。丁度むしゃくしゃしとる所や。鬱憤晴らしには丁度ええわ。
俺はそんな事を思いながら、次に店側の動きが有るのはいつの事かと、憮然とした表情でソファーの背にもたれかかったのだった。

落書きその5以降へ続く。

注意書き。
今回のシガリロの件なんやけど、これはあくまで若かりし頃のこだわり。
今はしっかり便所の和モク吸うとるわ。(笑)
手軽に手に入るんが、一番やからな。(歳を考えて軽めにしとる訳やないで〜!(笑))
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39 まりかちゃ

2002/05/20 01:47

>(歳を考えて軽めにしとる訳やないで〜!(笑))

言わなきゃいいのに(笑)
そこまで突っ込まないのに〜。
というよりも、墓穴を掘ってるのかなぁ。。。あ、自爆か。。。
地雷の踏みすぎ?(笑)


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40 氷犬

2002/05/20 15:45

まりかちゃさん、
>地雷の踏みすぎ?

そ。癖になってな。いずれ踏みすぎて消滅してまうわ。(笑)
落書きに「満足できない!」て言われん様に、囮として書いておいたて説も有るけど。(まさに自爆!)
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41 まりかちゃ

2002/05/21 19:53

この度のは、もてる氷犬さんなのかなぁ。。。それともこれから何か起こるのかなぁ。。。??

起りそうな伏線はあるよね?(笑)
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42 氷犬

2002/05/22 01:36

まりかちゃさん、
>この度のは、もてる氷犬さんなのかなぁ。。。

それは、何時もの事やから、わざわざ書かんでもええわ。
(あ〜〜〜、またぺぎら出る?(笑))
まあ、どんなもんになるんかは、読んでからのお楽しみちゅう事で。
(読んだ後で「楽しくなんて無かった!!」て突っ込まれたらどないしよ。(笑))
けど、あくまでも「落書き」やから。(妙に弱腰?(笑))

さあ、それでは落書きといきましょか。

落書きその5

「激情」5

やがて、ボーイがコードレスフォンを持ってきた。
ボーイが目の前でダイヤルを押し、その電話をママに手渡す。
少しの沈黙。
「あ、和美ちゃんね。」
電話が繋がったらしい。
「今、氷犬さんがお見えになっていらっしゃるの。貴方のからもお詫びをして。」
ママがちらりと俺を見る。笑顔をその顔に張り付かせたまま。
「それじゃ、代わるから、ね。」
俺はママから電話を受け取った。
『もしもし・・・・』
受話器の向こうから聞こえてきたのは、消え入りそうな声だった。
「代わったで。」
『氷犬さんですね。』
そのかすれた声が本当に和美なのか、俺は判断に迷っていた。まさか別人を和美と偽る訳は無いとは思いながらも、俺は探るような受け答えをしていた。
「ああ。」
『折角来て頂いたのに・・・・・本当にごめんなさい。』
「連絡、出来んかったんか。」
『夕方会社の方に電話したんですけど、ご不在で・・・・伝言はしたんですが、伝わらなかったんですね。ごめんなさい。』
そこまで聞いて俺は、電話口の向こうに居るのが和美だと言う事に初めて確信を得た。
しかし、聞き飽きたお詫びを聞くのはもう沢山である。
嘘か誠か分からない言い訳を聞く気も失せていた。
「わかった。もうええわ。切るで。」
俺はコードレスフォンの「切」という文字を探した。
その時である。悲痛な叫びが受話器を震わせたのだ。
『切らないで!!』
受話器を耳から放していた俺は、その声を手からの振動として聞いた様に思った。
「どないしたん。」
俺は不審に思って聞き返した。
普通は、自宅まで電話させる様なしつこい客への言い訳を、うまく回避できたと喜ぶはずなのである。
『言い訳、聞きたくないんですね。』
俺は黙っていた。
『事情を説明したいです。でも、今更どう言っても信じてもらえないでしょうから・・・・』
「もうどうでもええわ。」
『良くありません。私だって、意地が有ります。』
「お前のその意地ちゅうやつに、付き合えてか。」
『お見せします。』
「なに?」
『言っても信じてもらえないのでしたら、私が氷犬さんとの約束を破った理由をお見せします。その上で、信じる信じないを決めて下さい。』
決して強い口調ではない和美の声が、俺には妙に重く感じられた。
おもろいわ。どうせ載りかけた船や。こうなったら、今日はとことん付き合うのもおもろそうや。
「また肩透かし食わされるんとちゃうやろな。」
『今日はお車ですか?』
まぜっかえした俺の言葉を無視するかのように、和美はそう続けた。
「ああ、そや。」
『それでは、ご足労ですが、今から言う所へ来て下さい。』
和美は待ち合わせの場所を指定した。
「すっぽかされた仕返しをわしがしたらどないする?」
『それで納得されるならそうして下さい。それは仕方ありませんから。』
そうしろと言われて、はいそうですかとそうする男は少ないはずである。
狡賢い受け答えだ。
或いは本当にそう思っているのか。
どちらにしろ、俺は行く事を決めていた。仕返しという小賢しい行為よりも、和美が見せるというその理由に、はるかに魅力を感じていたのだ。

俺は数枚の札をテーブルに投げ出すと、その店を出た。
慌ててママが見送りに後を追って来る。
すると、廊下で二人の男達と出くわした。見知った男達である。
すれ違いざま、俺は二人の兄貴分の方の肩を叩いた。
「店の守も、ご苦労なこっちゃな。」
俺の後ろでママが息を飲む気配がした。
その男達は、そのクラブを守している組の若い者なのである。しかし男たちには殺気だった気配はない。おそらく、ボーイは緊急の連絡ではなく、「念のために様子を見に着て欲しい。」と伝えたのだろう。まして、その騒動の元凶が俺だとは思っていないのだ。
「ママ、見送りはここまででええわ。また来る。」
心にもない事を口にして、俺はその店の有るビルを出たのだった。

落書きその6以降へ続く。
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43 氷犬

2002/05/25 01:02

最近、飲んで書く事が多いせいか、矢鱈と誤字、脱字が多いわ。
全く恥ずかしい限りや。

>「今、氷犬さんがお見えになっていらっしゃるの。貴方のからもお詫びをして。」

「貴方の方からも・・・」と書こうとしたんか、「貴方からも・・・」と書こうとしたんか、わし自身不明や。(笑)
流れからして、後者なんやろうけどの。

酔うて書くのは、こういった誤字、脱字が増えるて弊害と、もひとつ。
話がくどいてのが有るわ。
「雰囲気を書こうとしてる様やけど、もう少し簡潔に書けんもんやろか。なあ、氷犬君よ。それに、酔うてるて事、言い訳にしとるんやない?あ?どや?氷犬君よ。」
と、酔うていた数日前の氷犬に、もう少し酔うてる今日の氷犬が絡みそうや。(笑)
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44 まりかちゃ

2002/05/25 02:49

酔わないと書けない話なのでしょうか?(笑)

氷犬君が氷犬君に絡んでる図。。。南極のタロとジロ??(笑)

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45 madocyk

2002/05/25 16:06

ローズってどこから出てきたんでしょうね。
「ローズバット(薔薇の蕾)」はアソコの事でしたよね。
(すたたたたた・・・・・じゅるじゅる大魔王ショバ荒らししてすみません・・・・・)
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46 氷犬

2002/05/25 22:55

センセ、
ローズ・・・・そやな、語源はどこからなんやろ。
口ローズ、指ローズ、目ローズ、色々有るけど、主に口(くち)ローズてのが一般的や。
センセの解説やと、口ローズてのは更にやらしい意味になりそうやけど。(笑)

まりかちゃさん、
あかんわ。酔うてしか書かれへん様になってしもたわ。最近。
(実際、この2行上の「まりかちゃさん、」てのも、最初「まりかちょさん、」て書いてしもてたわ。送信前に気付いて良かった。(笑)チャットで「かりかちゃさん」てのも有ったしな。それも、かおさんに指摘されたんは、どっちがどっちか、微妙やで。(笑))

さ、酔うてる内に、落書きらくがき。

落書きその6

「激情」6

和美が指定したのは、国道12号線沿いのコンビニの前だった。
コンビ二の前とは、中高生の約束の様でいかにも安っぽい待ち合わせの場所ではあるが、自宅がその近くで、他に目印になるような建物も無いというなら仕方が無い。

北一条大橋を右折し暫く走ると、やがて約束のコンビニが見えてきた。
遠くに見えるそのコンビ二の明かりを、俺はまるで夜行性の昆虫の如く目指し、アクセルを踏み、そしてブレーキを踏んだ。
コンビニの前には人影が一つだけ。大きな帽子をかぶって黒っぽいファーを纏っている。
国産乗用車を乗っている俺は、助手席のスモークガラスを下げ、そこからその女を覗き込む。
女は無言で助手席へ滑り込む様に乗り込んできた。
「ごめんなさい。人気のない所へ、やっていただけますか?」
大きな帽子のその下の大きなサングラスを光らせて、和美は俺に言ったのだった。

落書きその7以降へ続く。

みじか!!!(笑)
いや、今日はいつに無く酔うててな。それに輪をかけてへこんでて。みじかくてもこれで勘弁してちょ〜だい。
ちゅうのも、今日約束しとった女の子が、「お腹痛いから帰る。」て帰ってもうてな。
殆ど自棄酒状態で酒煽って、さっき帰って来た所なんや。
いつになっても、男ちゅうもんは、突く矛先をもてあますもんやな。(笑)
俺の週末を帰せ〜〜〜〜!!!!
(万難を排して全部のお誘い断った、わしがアホやった。くっそ〜〜〜!!!今頃は、ああしてこうして・・・・・・その為に時間空けたのに、いまさら頭ポリポリ掻いて出て行けるかい!!(笑))
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47 桐生未月

2002/05/26 00:32

あーあ。残念でしたね>氷犬さん。

…一つくらい命綱を用意しておくにこしたことないですよ。。。
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48 nicopapa

2002/05/26 08:51

> 一つくらい命綱を用意しておくにこしたことないですよ

んだんだ...(ずずず〜〜〜っ)...(しかし「くらい」って...苦笑)
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49 madoc

2002/05/26 10:23

落書き8(リハビリ)

さて、兄貴は落書きを書き終えるまで、生き延びる事ができるか。
多分、活字中毒者の毒牙にかかったのなら、指はダイジョウブやで〜〜、兄貴ぃぃぃいい、達者になぁあああ。

落書き9以降に続く。


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50 まりかちゃ

2002/05/26 14:20

↑活字中毒者の毒牙・・・おめーのことか??(笑)
毒多だもんなぁ。。。ひっひっひ

ということで、氷犬さんお大事に(笑)
不貞寝したのかなぁ。。。昨夜は。。。
私の名前間違うのは「わざと」じゃないですよね?(笑)
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51 nicopapa

2002/05/26 20:34

> 落書きを書き終えるまで、生き延びる事ができるか...指はダイジョウブやで〜〜

その昔観た、「死霊のしたたり2」と言うB級ホラーを思い出してしまいした。人間を蘇生する薬品を開発した主人公が面白半分にちょん切れた手首だけにその薬品を投与すると、手が自分の判断で動き回ると言う滑稽なものでしたが...

氷犬さんの手首だけが生き残って落書きを書きつづけていたら...バーチャならばれませんよね(もう結構そうだったりして...笑)
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52 madoc

2002/05/27 09:09

>nicopapaさま
さすがじゅるじゅる大魔王、女性の心理を見抜いてござるわぁ。

>「死霊のしたたり2」

シリーズは映画好きのワタクシめが最も好きとするものの一つですわぁ。主役のハーバード・ウエストのマッドサイエンティストぶりといいトンデモな展開の仕方といい、とても格調高いH・P・ラブクラフトの原作が思いつかないB級ぶりが素晴らしいですよね。
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53 nicopapa

2002/05/27 12:35

新タイトル決まり!

「負け犬」シリーズはこのお話が完結次第完了とし、新シリーズは「氷犬のしたたり」...(どひゃあ!、逃げろ...すたたた...)
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54 nicopapa

2002/05/27 12:45

しかし、ドクター詳しいですねえ。私はそのシリーズのテーマ曲がヒッチコックの「サイコ」と同じだったくらいしか覚えていませんでしたが...(笑)。それにしても原題は単に「復活(Re-animation)」なのに、何で「死霊の...」になってしまうのでしょうか(笑)

これでも若い頃は「ゾンビ」シリーズを三本「Night of the living dead」、「Dawn of the dead」、「Day of the dead」とも観たりしたんですけど、今はもうホラーは受け付けなくなってしまいました。年ですかねえ...(ぼそぼそ)
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55 madoc

2002/05/27 13:05

そりゃぁあ、「死霊の・・」が流行っていたスプラッター全盛期でしたものねぇ(遠い目)。
さすがに巨匠ロメロの三部作はリアルタイムじゃ観れませんでしたよぅ(ほらほら年がっ。)!!
そういうnicopapa様が飛んで喜ぶ本は「死霊達の饗宴上・下」でしょう。全編アレなゾンビ物づくしで読むとアレですわ。
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56 nicopapa

2002/05/27 13:43

さすがの私も「ゾンビ」シリーズはリアルタイムで観ていた訳ではなくてビデオです(笑)。でも「Night of the living dead」のリメイクは新宿で観ました。主人公の女性が時代を反映して力強くなっているのを除いたらオリジナルと全く同じストーリーでしたが、分かっていてもあのエンディングはもの悲しいですねえ(笑)。興味半分で最近のゾンビ映画も借りてみましたが、C級にも達しない駄作で、最初の三分間で観るのを止めてしまいました。

最近で唯一観たホラーは、「ブレアウィッチプロジェクト」でしょうか。一昔前の「食人族」を真似た作りではあるものの話題になりましたね。
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57 apapocin

2002/05/27 13:45

おっと、幕間のコントのつもりでトピをすっかり荒らしてしまった...で、覆面、覆面っと...(逃げろ!...すたたた...)
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58 nicopapa

2002/05/27 13:52

そう言えば、「死霊のはらわた」シリーズなんてのもありましたねぇ...(えっ?、しつこい?...笑)

日比谷のラジオシティでナンパした、ゴクミをグラマーにしたようなじゅるじゅる美形の女の子の恵比寿のマンションに上がり込んで観せてもらいましたっけ...(もう十五年くらい前だなあ...遠い目)

美味しい思いはこちらがダメになってしまって出来なかったのですが...(苦笑)
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59 madoc

2002/05/27 19:39

飲み過ぎちゃったんですか?
だめですよ、泥酔しても落書きだけは忘れない兄貴を見習わないと(って、落書きって兄貴のナニなのか・・・・すたたたたたたたたたっ・・・・・・久しぶりにポロッ)。
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60 nicopapa

2002/05/27 21:40

うんにゃ、口八丁、手八丁で口説いたのですが、今一つ彼女のノリが悪かったのでこちらもノレなくなってしまったんです...(苦笑)
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61 氷犬

2002/05/28 01:49

お!
久々のセンセの落書きや。
>落書き9以降に続く。

よっしゃ、次は9やな・・・・て、7が抜けとるやないかい!(意外と細かいなわし。(笑))
けど、お次は9から行くで〜。(やっぱりいい加減や。(笑))

女王さん、
>命綱

そやなぁ。昔はその点マメやったけど、最近はその辺どうも面倒やわ。
枯れるにはまだ早いんやけど・・・・(笑)

まりかちゃさん、(今日はちゃんと打ててるで。(笑))
不貞寝?ああしたとも。(笑)
けど、そのフォローがちゃんと有ったんで、良しとするわ。(謎)

nicopapaさん、
>「氷犬のしたたり」

ホラー的に聞こえるか、いやらしく聞こえるか、どっちかやろな。(笑)

>彼女のノリが悪かったのでこちらもノレなくなってしまったんです

乗れなくなった、て事?(笑)


最近ちょっと忙しめなんで、落書き滞りがちや。
けど、こうしてわしが書き込まんでも自由に使ってくれておっけ〜やで。
ぽこちんさん登場させんかて大丈夫や。(笑)
どんどん荒らしたってや。
わしからして、話の流れに関係なく唐突に落書きしたりして、見様によっては荒らしの様なもんやし。(あ〜今日も、何言うてるのか分からんわ。(笑))

明日あたりは、続き書けるかな。分からんけど。
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62 madoc

2002/05/28 07:36

落書きその9(リハビリその2)
おおっと、また、肩すかしを食らった本好き連。
書かない作者をどう追いつめていくのかぁっ!!
乞うご期待

落書きその10以降に続く
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63 氷犬

2002/05/28 11:18

>不貞寝?ああしたとも。(笑)
>けど、そのフォローがちゃんと有ったんで、良しとするわ。(謎)

なんかこう書くと、わしとまりかちゃさんが何かあった様にも見えるわな。(誰も思わんやろけど。(笑))
「そのフォロー」てのは、件の女の子からのフォローの事。書き方悪かったわ。

センセ、
わしを追い詰めるんは、結構至難の技やで。
試してみる?(笑)
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64 かなめ

2002/05/28 16:03

>わしを追い詰めるんは、結構至難の技やで。

まりかちゃんの睨みと〜、おねえちゃんの色仕掛けと〜、「さぶい」の一言と〜
あとは何があるかな、追いつめる材料?(笑)
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65 wolf

2002/05/28 17:02

女王様のピンヒール。(笑)
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66 wolf

2002/05/28 17:06

白衣着たドクターと、チャイナ着たかなめさんと、ピンヒール履いた女王様と、鎧兜に身を固めた大御所で、四方から囲めば簡単に。。。。。(笑)
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67 YOU

2002/05/28 20:30

一応、土行孫とスパイダーマンとで天地の押さえを。。
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68 いろは

2002/05/28 21:52

ぺぎらもいかがですかー?(笑)
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69 氷犬

2002/05/29 12:21

わかった!
書く。書くわ。今晩書く。

そやから、そんな強力メンバーそろえんといて。(笑)
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70 氷犬

2002/05/30 02:14

氷犬包囲網が出来上がらん内に、落書き落書きっと。
(な〜んも至難の業や無かったちゅうわけやね。(笑))


落書きその10

「激情」7

俺は、和美の言う通り車を走らせた。
大きな駐車場。街灯もまばら。和美の言う人気のない所というのにお誂えむきの所が、ほどなく見つかった。
俺はその駐車場に車を滑り込ませると、シフトをパーキングに入れ、和美の顔を覗き込む。
「で?」
俺が言うと、和美はこちらに向き直った。そしてその大きな帽子を取る。それと同時に豊かな黒髪がほどけ、ほのかなシャンプーの香りが車内に漂った。
「お店に出たくても、出られなかったんです。こんな状態じゃ。」
言うと和美は、その大きなサングラスを取り去った。
その下には生々しく腫れあがった左眼。
その腫れを見る俺の視線を、和美の視線が絡め取る。
「驚いたでしょ。」
「ああ。少しはな。」
「こんな面相の女と、こんな薄暗い所で面と向かうんですものね。」
和美は自嘲気味に笑った。
「いや、そやない。予想が当たった事に驚いてるんや。」
「予想?」
「ああ。急に店休むて言うんは、大概、男に殴られて目ぇ腫らしとるか、鼻曲がっとるか、そんなもんやろて思うてたんや。あんまり陳腐な予想が大当たりしたんで、驚いてたちゅう訳や。」
「そうですか。・・・けど、逆にそれだけ陳腐な理由だからこそ、こうして見せる事で納得してもらえましたよね。電話だけでこの事を言ったとしても、所詮うそ臭い言い訳にしか聞こえなかったでしょ?」
「ヒモか?」
俺は和美の質問には答えず、話の方向を変えた。
和美は苦笑いしながら頭を振った。
「まさか、そんなのに引っかかったりはしませんよ。」
「禿げか。」
和美は頷いた。
禿げとはパトロンの事である。実際禿げているかどうかは問題ではない。禿げていても不思議はない位の年齢の男性、つまりは経済力が備わっている男という程の意味合いから、パトロンの隠語として用いられる言葉である。
ヒモであれ禿げであれ、どちらにしろ男である事に変わりは無いのだが、金を毟られるか貢がせるかで、女のプライドには大きな違いが有るのであろう。
「素人やな。」
「え?」
吐き捨てた俺の言葉に、和美は虚を突かれたかのように聞き返した。
「玄人やったら、客の前では男の影はひた隠すもんや。例えその腫れを見せる時でも、ドアにぶつけたとかなんとか、見え透いた嘘をつくもんや。それでも、腫れてたから休んだて事だけは事実やからな。相手にその点だけ納得させればええんとちゃうか?」
和美は黙って俺を見つめている。聞いたのはあなたでしょ、とでも思っていたのだろう。
「その素人臭さが、計算されたもんやったらさすがなんやろうけどな。」
「どういう意味ですか?」
「計算されたもんやなさそうな所が、おもろいなて思うてな。その素人臭さが気に入ったちゅうこっちゃ。」
そう言うと、俺はふいに和美の唇を奪った。
今思えば、素直に気に入っていたのか、和美を試したのかは定かではない。
その唇は、適度な厚みを帯びた柔らかいものだった。
俺のその行動に、和美は抵抗しなかった。いや、抵抗するどころか、俺の舌先を求めるように自らその舌先を差し入れてきたのだ。
その触手に絡めとられるように、俺の舌先は和美の中に導かれた。
そして、ふいに痛みが走る。
俺は和美から身体を離した。
口中に広がる鉄の味。
舌先が麻痺したように痺れている。
舌先の皮を、噛み千切られていた。
「安く見ないで。」
そしてほんの少しの沈黙。
その陳腐すぎる台詞に、俺は思わず吹き出していた。
しかしその笑いもすぐに引っ込めると、俺は少し低いトーンで言う。
「安く見る女に手ぇ出すほど、わしも安くは無いつもりやけどな。」
その言葉に、和美は言葉を失っているようだった。
俺は車を出した。
最初に和美を拾ったコンビニまで行く数分間の無言。俺にはさほど苦痛ではなかった。
コンビニの前に着くと、俺は再び口を開く。
「お前、おもろいわ。禿げとけり付けたら、また連絡寄越せや。けど、わしは物忘れ激しくてな。一月後には、言った事忘れとるかも知れんで。まあ、その時は勘弁な。」

再び和美から事務所に電話がかかってきたのは、それから3日後だった。

落書きその11以降へ続く。
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71 YOU

2002/05/30 19:59

包囲網をかいくぐって執筆の氷犬さまの健闘を称えお酒と
肴を届けときました。
マッサージ嬢は自分で見つけてください。(笑)

氷犬さんの登場人物の名前はどこからつけるんですか。
なんとなく? それとも根拠あり? 
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72 ともちゃんだ!

2002/05/31 10:37

>氷犬さんの登場人物の名前はどこからつけるんですか。
えっ!?それって、氷犬さんがかっこよくないって意味!?

どうしてココまで飛躍したか分かる方います?(笑)
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73 YOU

2002/05/31 20:26

ともちゃーん。わからへん???
なんやの、それ。。。おせーて!

>えっ!?それって、氷犬さんがかっこよくないって意味!?
もしかして、逃げたほうがええんやろか?(笑)

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74 madoc

2002/06/02 12:33

わちきもわかんないけど、氷犬兄貴は絶対格好いいと信じている!
格好いいよね、そーだよね、めっちゃハンサムだよね、そーだよね、ね、ね、兄貴嘘でもいいからそーと言って。
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75 まりかちゃ

2002/06/02 14:06

氷犬さんのイメージがね。。。

伊藤四朗とわんここんびさんとあいまって。。。不明になりつつあります(笑)
その上、ペぎらだしなぁ。。。ますます謎。
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76 wolf

2002/06/02 21:33

「こんび」て。。。。。
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77 かなめ

2002/06/03 00:39

格好良くなかったら、ここまでぽろぽろぽろぽろ蚊取り線香にやられた蚊の様に女性が落ちるわけがない・・・
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78 氷犬

2002/06/03 20:12

おおっと。
ちょっと留守してたら、なんやえらい流れになっとるがな。

かなめさん、
>わけがない

て言い切ってもろて・・・・もの凄〜くプレッシャー感じるんやけど。(笑)
「まあ、そんなところや。」て書いたら反感買いそうやし、(笑)
「そんな事ないわ。」て謙遜(!)して書くと、間に受けられた時になんか損した気分やし。(爆)

けど、

センセ、
>嘘でもいいから

とは、どゆこっちゃ!(笑)
カッコええに決まっとろうに。(あ〜あ。結局反感買う運命や・・・・)

まりかちゃさん、
伊東四郎とダブらせたらあっか〜〜〜ん!!
どうせなら石橋凌とダブらせてや!
実は今まで黙っとったけど、良く言われるんよ。ふふん。(言うたもん勝ち・・・)

wolfさん、
>「こんび」て。。。。。

・・・・・・・嫌なんか?・・・・・(笑)

なんや、言いたい放題コーナーになっとるで。

ところで、
YOUさん、
登場人物の名前は、やっぱり実名に因んで付ける事が多いな。
イニシャルで書かれてる名前は正にそうや。
Gさんとか、Kとかな。
あと、実名をもじったりして。
ただ、「誰々似の女」て書いた時はその似てる女の名前を使う事もよう有るけど。
例えば、「マグロ女」の「ひろ子」は、「篠ひろ子似の女」やからやし。
その方がイメージしやすいやろしな。
あ、そういう意味からすると、わしのHNも石橋凌てした方が・・・・
(ええ加減にせんと、皆に袋叩きにあいそうや・・・・(笑))

ともちゃん、
>どうしてココまで飛躍したか

分からんわ。どう考えてもその飛躍の軌跡が読めんのよ。
教えてちょ〜だい。

てなわけで、ここらで落書き・・・・と行きたい所やけど、残念ながらこれからお出かけ。
「また肩透かし!!」て言われそうやから、今日は夜中に帰ってきたら書く事にするわ。
それまで、「言いたい事言いやがって!!」なんぞと、あまり憤怒の書き込みはせんように。皆さん。(笑)
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79 YOU

2002/06/03 21:30

もう遅いかも知れんけど、凌兄さん(笑)飲み過ぎんように!
>今日は夜中に帰ってきたら書く事にするわ。
朝帰り&外泊したらあかんよ。今、ゆうても遅いけど・・・。
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80 氷犬

2002/06/04 01:15

YOUさん、
わしが悪かった!!勘弁して〜〜〜!!!
自分で言う分には何とも無いけど、人に言われると、もの凄い恥ずかしいわ。(笑)

さ、それでは、恥ずかしさを誤魔化しつつ、落書きらくがきっと。

落書きその11

「激情」8

「今日から店に出ます。」
和美からの電話は、午後一番だった。
「ほう、そうか。」
俺がぶっきらぼうにそう言うと、和美は黙ってしまった。
俺もそのまま黙って、和美の言葉を待つ。
電話での無言劇。
そのおかしなやり取りは、数十秒ではきかなかっただろう。
耐え切れずに口を開いたのは和美だった。
「聞かないんですか?」
俺は、何を?とも聞かなかった。
「ああ、聞かへんわ。」
「どうして・・・・」
「アホか。けり付けたら連絡寄越せ言うた後に連絡有ったんやから、けり付けたに決まっとるからやろが。」
受話器の向こうで、安堵の溜息とも薄笑いとも取れる息遣いが聞こえた。
和美が聞かないのかと俺に聞いたのは、禿げとの事だった。和美は当然、自分が電話を掛けると一番先に聞かれのが、禿げとの事だろうと思っていたのだ。
「なら、話は早いわね。」
和美の口調が急に砕けた物へと変わった。
「今日、お店に来てくれるでしょ?」
「何でわしがあの店にいかなならんのや。」
「私のお客になってくれる約束でしょ。」
「約束を最初に反故にしたんはどっちや?」
俺は和美の口調の変化に、一種の腹立たしさを感じた。そのせいか、つい意地の悪い受け答えになってしまう。
「・・・・ごめんなさい。・・・・・」
和美は素直にあやまった。助け舟を出す頃合である。
「けど、しゃあないわな。お前にあの腫れた顔見せられたんや。行かん訳にはいかんやろ。ほんま言うと、わし、あのママ嫌いやから、店には行きたないんやけどな。」
和美はくすりと笑った。
「実は私も。」
和美の本音に、俺も思わず笑いを漏らした。
「じゃあ、お店引けてからじゃ駄目かな。」
「それやったら、客になるて事にはならんやろ。」
「仕方無いわ。ママが嫌いだったらね。けど、お寿司ぐらい奢ってくれてもいいでしょ?」
商売ッ気の塊の様なあの店のママを、どうしても好きになれなかったのは事実である。だから俺にとっては、あのママと顔を合わせなくて済むというのは好条件であった。
「ええやろ。それやったら問題無しや。」
「そのかわり、ママの悪口でも聞いてもらおうっと。」

その日の夜、俺は和美と飯を食う事となる。
しかし和美の口からママの悪口を聞くことはなかった。

翌朝、俺を目覚めさせたのは激しいチャイムの音だった。
目を開けると、いつもの寝室ではない。一瞬自分が何処にいるのか分からなかった。
しかし次の瞬間、俺の腕の中で身を硬くする和美を見て思い出した。
和美の部屋である。
覚醒していく俺に追い討ちを掛ける様に、激しいチャイムの音が鳴り続ける。
その音に追い立てられるように、和美は俺にしがみ付いてきた。
俺の肋骨辺りに押し付けられてひしゃげる乳房の感触と、鳴り続けるチャイムの音。
この不釣合いな二つの感覚が、妙に俺を苛立たせたのだった。

落書きその12以降へ続く。
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81 nicopapa

2002/06/05 12:06

> 肋骨辺りに押し付けられてひしゃげる乳房の感触

ブラをしていない状態で結構なサイズのものの体温までが、この一文から伝わってきますね(じゅるじゅる...笑)
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82 いろは

2002/06/05 12:44

石橋凌似ですかー。タイプやわぁ。
そして、色っぽいシーンに(*・・*)ポッ
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83 madoc

2002/06/05 20:11

出てくるると思ったじゅるじゅる大魔王!






これが言いたかっただけ。(すたたたたた・・・・)
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84 YOU

2002/06/05 21:07

まさに!

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85 氷犬

2002/06/08 00:05

大魔王、
>この一文から伝わってきますね(じゅるじゅる...笑)

経験の無いもんはなかなか伝わり難いもんや。
ましてや体温まで・・・・どんな記憶を呼び覚ましたんやろか。(笑)

いろはさん、
いや、そやから、勝手に言うとるだけやて。(←石橋凌)
どんなタイプか端的に伝える手段として、芸能人の誰々に似とるていうのが手っ取り早いけど、えてして芸能人てええイメージが強いもんや。
佐藤蛾次郎やとか武田哲也やとか個性的な俳優を除いて、誰かに似てるて言うとそのええ部分のイメージを想像、増幅されがちや。
けど、わしの場合はそうすると、ひじょ〜〜に危険やから。(笑)

センセ、YOUさん、
もっとエロエロにしたらもっと出て来てくれるかな、大魔王。(笑)

なら、・・・・・落書きいかしてもらいますわ。

落書きその12

「激情」9

「けり付けたんと違うんか。」
鳴り止まないドアチャイムに、俺はいらついていた。
「つけたよ。」
俺の肩に頭を乗せたまま、和美は言った。その甘えた声が、ささくれた俺の気分を少し和らげる。
「付けたから、鍵返して貰ったし・・・だから入って来れないんだし・・・・」
「なるほどな。そしたらあれは、ふられても何時までもしつこくするオヤジちゅう事か。」
和美が頷いたのを、俺は肩口に乗せられた頭の動きで知った。
「追っぱらったろか。」
その一言で、和美は頭を持ち上げた。そして俺の顔をまじまじと見つめる。
「本気?」
俺はその和美の瞳の意味する物を掴みかねていた。
ほんの少しの沈黙。
そして先に口を開いたのは和美だった。
「貴方に借りを作りたくないわ。私の事は私が後始末する。」
乾いた口調だった。
肌を重ねたばかりのそのベッドで、この様に乾いた物言いをできる女は少ないだろう。
そして俺は、その希少価値の有る女を抱きすくめた。
「気に入ったわ。お前の好きなようにせえ。」
そして体勢を入れ替えると、その華奢な体を押しつぶさないように肘で自分の体重を支える。
唇を重ねた。いつかの夜の様に、和美の舌が俺を誘う。しかし今日は噛まれはしない。
火の中に投じられたヘビの様に、お互いの舌が絡み合う。
そして俺は、唇をうなじへ。そして胸元へ。そして乳首へ。そして臍の中へと舌先を差し入れる。
火の中のヘビは、和美にのりうつっていた。
俺はといえば、臍の中に差し入れた舌を、更に下へと這わす。
その間も、ドアチャイムは鳴り続ける。
大きく円を書くように、俺の舌はある場所を迂回して、腰から太腿へと這い降りる。
そして両膝の間へ入ろうとしたその時、和美は俺の肩口をそっと掴んだ。
「明るいから・・・」
柔らかな拒絶。
しかし俺はそれを無視した。
膝の内側を辿り、俺の舌は内腿の柔らかい部分へと這い進んでいった。
拒絶は吐息にかき消されてく。
柔らかい部分の付け根近くへと俺の舌が這い進む。
そしてその時、俺は見たくない物を見てしまった。
右足の、抜けるような白い内腿の、その深い部分に、唐突に付けられた刻印。
おそらく、今鳴り響いているドアチャイムを鳴らしている男が付けたであろう、赤い内出血。
けりは、やはりまだ付けられてはいないのだ。
少なくとも、あの男の中と、この体の表面では。
この女の心の中はどうだろう。
体の中は。

俺は衝動的に和美の中に突き進んでいた。
そして激しく動く。
動く。
動く。
動く。
・・・・・・・・・

動いている内に、何時しかチャイムの音は鳴り止んでいたのだった。

落書きその13以降へ続く。
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86 nicopapa

2002/06/08 11:16

最近、時折濡れ場を盛り込んで読者の関心を途切れさせない技術を会得したような...プロデビューも近い?...(笑)
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87 YOU

2002/06/08 20:33

nicopapaさん カキコはそれだけ?(笑)


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88 nicopapa

2002/06/08 21:19

悔しいからそれだけ...(笑)
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89 氷犬

2002/06/08 22:51

nicopapaさん、
プロデビュー・・・冗談キツイで。(笑)
本物の作家のどれ程すごい事か。
ゴルフ好きのオッサンがプロツアーに参戦しよと思う事よりも無謀な話やで。(笑)

以前な、nicopapaさんも知っとるかもしれんけど、本好き連の方に本物の作家さんが書き込んでくれてた時期が有ったんよ。
あまり深い話、濃い話はせんかったけど、それにしてもその文章は読みやすく、内容も引き付けるもんが有ったわ。
その時、わしはまざまざと思い知らされた。
ほんの雑談の様なやり取りでさえ、やっぱり本物は違うな、て。
わしみたいなツッコミ所満載の、素人芸丸出しの駄文とは比べようも無いわ。
そやから、幾ら厚顔なわしでも「負け犬読んでくれ」とは言えんかった。
それだけ歴然と「プロと素人の違い」ていう厚くて高い壁は、存在するんやな。
恐ろしいもんやで。(笑)

YOUさん、
やっぱり、「じゅるじゅる」が無いと・・・・なあ。(笑)
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90 まりかちゃ

2002/06/09 00:19

あの〜、氷犬さん。
今までの作品をまとめて見たんですけど。。。
作品倉庫に入れてもいいでしょうか?(お伺い)
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91 氷犬

2002/06/09 22:58

まりかちゃさん、
わしとしてはOKやけど、ただ1つ。どんな形で乗せるんやろか。
できれば、他の人のレスもひっくるめて、全部そのまま載せてもらいたいな。
負け犬シリーズて、やっぱり皆のレス有ってのもんやて思うてるし。
皆に書かせてもろてる部分て、かなり有るんや。
まさかとは思うけど、わしの落書きだけ1つにつなげて、ちゅうのは、ちとキツイで。
多分おもろないやろと思うし、ぶつ切りで書いたの繋げても、表現の揺れみたいなもんが鼻につくやろしな。(笑)
(そもそも、他の人のレスの方がおもろいし。(笑))

まあ、なんやかんや言うても、そこらへんの判断はお任せしますわ。
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92 nicopapa

2002/06/09 23:50

> 歴然と「プロと素人の違い」ていう厚くて高い壁は、存在するんやな

そう言うものなんですか...(にこぱぱ、読書量の乏しさをここで露呈...笑)。でもそうでないと寂しい気もしますよね。小説の類にお金を払うのが...

> やっぱり、「じゅるじゅる」が無いと・・・・なあ

いや、書こうかなと思ったんですけどね、片方で実際に「ひしゃげた乳房」を経験した人が居て、こちらはそれを想像しながらじゅるじゅる言っているのが、何か突然物凄く哀しくなってしまってしまいました(苦笑)
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93 氷犬

2002/06/10 14:42

nicopapaさん、
またまた。想像だけなんて誤魔化してからに。
何某かの経験が反芻可能やからこそ、生々しく響いたとわしは見たで。(笑)

読書量・・・・ここらの人達に比べたら,わしなんかはものすごく貧読やで。今は月に1〜2冊、読むか読まんかやし。
もう少しようけ読んだら、もっとましな文章書けるのに・・・(泣)
そやから、読書量は関係あらへんわ。
性格やな。
いちゃもん体質のわしやから、自分の文書読んでもついいちゃもんつけたなるんや。
(例えば,言い回しのくどさや分かりづらさ,細かいところでは誤字脱字なんかもやな。けど、さすがに自分の文章に付けたいいちゃもん全部は、よう書かんわ。(笑))
そんな、いちゃもんを付ける事が出来るような文章やから、やっぱりわしの文章は素人なんやろな、て思うのよ。
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94 まりかちゃ

2002/06/13 13:26

思うに、読書量と文章力は関係ないと思います。

物を書くということは、伝えたい何かがあるとか、、、
なんか知らないけど、書きたいって思うから書けるのであって。

氷犬さんの文章が上手とか下手とかわかんないけど。
面白いからそれでいいんじゃないかなぁ。。。
これはファンとしての意見で(笑)
書き続けるのは氷犬さんの努力のみかなぁ(笑)
解りづらいとは思わないんですけど。。。
誤字脱字はある面仕方ないんですよね。。。
本だって本になるまでにかなり校了入ってるはずなのに
まだ本の中で見つけることがあるんだもん(笑)

#長い文章を書けない者としては、氷犬さんてば「すごい」!!と
いつも思っております。
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95 氷犬

2002/06/13 23:52

そこまでおだてられたら、書かん訳にはいかんやろ。(笑)
ちょっとまったりとしとったら、何時の間にやら前書いてからもう5日も経ってしもたわ。光陰矢の如し、淫行やな竿師。(なんのこっちゃ。)

それでは、落書き行かせてもらいます。

落書きその13

「激情」10

二人が流した汗が、匂いたつ様な寝室。
厚手のカーテンの間から漏れる朝の光が、その暑苦しさを増幅していた。
「諦めて帰った様やな。」
まだ耳にこびり付いている、鳴り止んだはずのチャイムを振り払う様に俺は言った。
すると、けだるそうな声が俺の脇のあたりから漏れてくる。
「しつこいのよね。あの男。」
唇の動きに合わせて吐き出される息と、声の振動が妙にくすぐったかった。
「意外と冷たいんやな。」
「優しくして欲しい?あの男に。」
俺のほんの少しの嫉妬心を、機敏に察知したのだろう。上手い切り替えしだった。
俺は鼻で笑った。
「・・・濃い女は、情が深いて言うけどな。」
「何が?」
「毛。」
少しの沈黙。
「ばか。」

その姿勢のまま、俺は少しまどろんだ。
けだるい朝寝は、心地良いものだった。

落書きその14以降へつづく。

みじか!!
けど、きりのええ所で切ると、こうなります。(言い訳(笑))
この続きは、明日。
細かいジャブやな。(えぐり込むように、打つべし!!)
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96 nicopapa

2002/06/14 00:06

> 濃い女は、情が深い

そうなんだぁ...(メモメモ...じゅるじゅる...笑)。
そう言われれば、あの子もこの子も確かに...(笑)
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97 まりかちゃ

2002/06/14 13:50

なんか、おじさんのつぶやきが。。。(笑)
忠告。。。そんな話ばっかりしてると若い女の子が引きまっせ。。。
おふたかた(笑)
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98 YOU

2002/06/14 18:45

不覚にもW杯に時間をとられてる・・。

氷犬・にこぱぱ両氏はじゅるじゅるのN(日本)杯。

>細かいジャブやな。(えぐり込むように、打つべし!!)
ジョーも読まなあかん!! 忙しいわあああ!
(単行本でどっかにあるはずなのに、つい買ってしまってる)

みじかっ!・・あつ、自分ですでに言ってはる・・。(笑)
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99 氷犬

2002/06/14 18:46

う・・・・そこまでは考えてへんかった・・・・どないしよ・・・・
ほんまは受け狙いのエロと違うんやけどな。話の筋には必要な部分なんや。けど、引かれるんやったら・・・ああどないしよ。

そや!nicopapaさんに言われる前に、わしが先に「じゅるじゅる」言うてしもたらええんや。そしたら、オヤジ二人の猥談調にならんやろ!ぐっどあいであ〜〜〜!!

(ニッポン快勝!決勝進出で、少々頭わいてます。(笑))
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100 氷犬

2002/06/14 18:49

あ、YOUさんとかぶってもうた。
W杯観戦も。(って、これは結構大勢か。(笑))
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101 氷犬

2002/06/15 17:32

あいや〜〜〜、昨日書こうと思うてたら、ニッポン快勝の祝杯で飲み過ぎて、早々と寝てもうたわ。(笑)失敬失敬。
(9時前に寝たのて、ひっさしぶりや。)
今日こそは、かくで〜。(ジャブにもならんわ。)
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102 まりかちゃ

2002/06/15 19:35

祝杯、、、なんでも飲む理由になるらしい(笑)
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103 氷犬

2002/06/15 22:51

まりかちゃさん、
おしい。飲む理由やなく、飲んでしもた理由やで。
飲む時には理由なんて考えんと勢いで飲んでしもて、後から理由つけるんが常や。言い訳とも言う。(笑)

さ、言い訳の御託はいい加減にして、落書きらくがきっと。

落書きその14

「激情」11

俺は和美の新しいパトロンとなった。
初め、和美は俺から金を受け取るのを拒んだ。金だけの付き合いにしたくは無いと言う。
「それやったら、付き合うのは無理かもしれん。」
「どうして?」
「わし、マメやないし、結構仕事も時間不定期で忙しいし、相手してやれん時間がようけ有る。」
「それでもいいよ。」
「いや、わしが嫌なんや。金で縛るていう訳や無いけど、その位の繋がりがなかったら、どこで何しようと自由やろ。そんな事に気ぃ煩わせて、仕事おろそかにもしたくないし。つまりは、お前が他で悪させん為の保険や。そう思えや。」
「なにそれ。」
和美は膨れっ面をして、しぶしぶ金を受け取った。
金を渡した理由は無論それだけではない。
今まで、パトロンが居てそれなりの金を貰い、それなりの生活をしてきた女である。それは暮らしているマンションを見れば分かる。いくら独身のホステスとはいえ、分不相応な暮らしなのだ。
その様な暮らしをしてきた女に、いまさら金に不自由はさせたくなかった。貧すれば鈍す、とまでは言わないが、やはりこの女にはそれなりの格好をさせてやりたい。
正に、パトロンオヤジの考えそうな理論では有るが、その時俺は本気でそう思っていたのだ。

そうして、和美との付き合いは始まった。
しかし皮肉な事に、ちょうどその時期から俺の仕事は忙しくなった。最初に言っていた通りの展開である。
和美とは月に3〜4回逢えるか逢えないかの状態。
しかし、たまにしか行かない俺に対して和美は、いつも俺の好きな酒と料理を用意して待っている。
和美は例の店も辞めていた。それは、俺が嫌っていたからに他ならない。

「毎日作っとるのか?」
例によって突然和美の部屋を訪れたある日、俺は出された作り立ての料理を見て思わず言った。
「お妾さんの勤めでしょ。」
和美は冗談交じりに言う。
「なんやそれ。わしが何時お前を妾て言うた?それにわしは、れっきとした独身や。妾ちゅうのはな、本妻が居て初めて成り立つ商売や。よう覚えとけ。」
言った俺の瞳を、和美は見詰め返す。なんや、とばかりに俺も眼に力を込めた。
視線が火花を散らしたかに思えたその瞬間、和美が突然吹き出した。
「そう、それならよかった。なら、これ、受け取らない理由は無いわね。」
そう言うと、和美は小さな包みを差し出した。
「なんやこれ。」
「プレゼント。お妾さんなら、身の回りの品を相手にあげたりしちゃいけないって聞いた事あるけど、そうじゃないなら、受け取るわよね。」
「なんや、その為のひっかけかい。回りくどい事してからに。」
「いいから、受け取りなさいよ。」
和美は言いながら、その包みを俺の目の前に置いた。
俺は仕方無しにその包みを手にとった。
「受け取ったからには、使いなさいね。」
俺はその包みを耳元で振ってみた。
「なんや?」
「開けてみてよ。」
促されるままに、俺はその包みを開ける。
中から出て来たのは、ダンヒルのライターだった。
「いい加減、百円ライターばかりじゃ格好付かないよ。変なこだわりはよして、観念して、それ使え。いいな。」
威張ったような真似をして、和美は両手を腰にあてる。
俺は手の中でそのライターを弄ぶ。その適度な重量感は、すぐに手に馴染んだ。一度火を点けてみる。小気味いい音と共に、炎が揺らめいた。
「ま、1つくらい持つのも、ええやろ。使こてやるわ。」
俺がそう言うと、和美は両手でガッツポーズをした。
「ぃよしっ!これで、氷犬のこだわりを1つクリアー!」
「なんやそれ。そう言うと、まるでわしがこだわりだらけの偏屈な男みたいやろ。」
俺の文句に、和美は屈託の無い笑顔を返す。
「けど、まんまと嵌められたわ。ずっるいのお。ぼさっとしとったら、寝首でもかかれるわ。気をつけなならんで。」
冗談を言い、俺たちは心地良い笑いを上げていた。

やがて、本当に寝首をかかれる思いを味わうとは、その時は露ほどにも思わないで。

落書きその15以降へ続く。
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104 まりかちゃ

2002/06/16 13:26

主眼は「飲む」ことですね?(笑)
肝臓に悪いわよとか。。。お腹が出てくるわよ。。。とか
効きます??(笑)もう遅いかな?
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105 nicopapa

2002/06/17 12:53

> 威張ったような真似をして、和美は両手を腰にあてる。
> 俺がそう言うと、和美は両手でガッツポーズをした。
> 俺の文句に、和美は屈託の無い笑顔を返す。

綺麗でちょっと生意気系ながら、男に惚れ込んでいる時の女性の可愛らしさが滲み出てきていますよね...でも、

> やがて、本当に寝首をかかれる思いを味わうとは

やっぱり女の人は怖いものなのですね...(笑)
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106 氷犬

2002/06/18 00:03

nicopapaさん、
>やっぱり女の人は怖いものなのですね

ああ、そらもう・・・・試しに本好き連のチャット場覗いて見たら?
そらもう、男性陣が可愛そうな事・・・・いや、嘘ウソ。(笑)

やば。

早速落書きかこ〜〜〜っと。(ここではさすがにわし「すたたたた・・・・」て書けんわ。(笑))

落書きその15

「激情」12

和美と付き合い始めて3週間ほどたったる日の事。
「あ、わしやけど、これから行くわ。」
俺は、和美の部屋へ行く時には必ず電話する事に決めていた。
『え・・・今日はちょっと・・・ごめんなさい。』
断りを入れられるのは初めての事であった。
「なんや?都合悪いんか。」
『ええ。』
理由を聞こうとしたが、和美はなかなか要領を得ない受け答えに終始していた。
「なんや、男でもそこに居るんやないやろな。」
俺は冗談のように言ったが、心のどこかで前の男と完全に切れていない和美の姿を想像していたのかも知れない。
すると、ふいに和美は笑い出した。
『・・・・あははは!何だ、やきもち焼いてくれてるの?』
「あほか。誰が焼くかいそんなもん。」
『誰もいないよ。その証拠に・・・・』
和美は声のトーンを少し上げる。
『大好きだよ〜〜〜!氷犬!好き好き好き!愛してる〜〜〜!』
そして声を元に戻すと続けた。
『どう?誰か居たら、こんな事言えないでしょ。』
俺は唖然として言葉を失っていた。
『明日、訳を話してあげる。だから、今日は、ごめんね。』

次の日、和美の部屋へ行った俺は、彼女の姿に驚かされた。
大きなバンソウコウを目の上に貼っているのだ。
「どうしたんやそれ。」
「へへ・・・ドアにぶつけちゃって・・・ドジだよね。」
「昨日の逢えん理由て、それかい。」
和美は恥ずかしそうに頷いた。
そのバンソウコウを見た俺は、嫌な感覚に襲われた。以前、男に殴られたと俺に見せた所と同じ場所なのだ。
「あ。何か変な想像してるでしょ。」
俺の心を見透かした様に和美は言った。
「違うからね、前の傷とは。本当にぶつけちゃったんだから。自分で開けたドアに。」
「なら、なんで昨日そう言わんかったんや。」
「言ったら氷犬来ちゃうでしょ。昨日はこれ以上に腫れてたんだよ。そんな顔見せたくないよ。」
「けど前は・・・」
「前は前。まだ付き合う前でしょ。」
そう言うと、和美は下を向いた。
「好きな男には、見せたくないんだよ。あんな顔・・・・」
これが演技なら、この女相当の玉やな。そんな考えが俺の頭に、ふとよぎる。
しかしそこは惚れた男の弱みである。その考えを、俺は根こそぎ頭の中からたたき出してしまったのだった。

それからは、いつもの様な食事。
いつもの様な酒。
そしていつもの様なベッド。
しかし俺は、そのベッドの中で、見たくない物を目にするのだった。

落書きその16以降へ続く。

そろそろ引越し時期かなあ。100超えたし。
次回あたり考えよ。
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107 氷犬

2002/06/18 00:06

まりかちゃさん、
>肝臓に悪いわよとか。。。お腹が出てくるわよ。。。

もうちょっと早く言うてくれてたら・・・・・(泣)
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108 ともちゃんだ!

2002/06/18 10:45

○氷犬さま(お久しぶりです)
>ああ、そらもう・・・・試しに本好き連のチャット場覗いて見たら?
>そらもう、男性陣が可愛そうな事・・・・いや、嘘ウソ。(笑)
あら?そんな女性ココにいましたっけ???みんな奥ゆかしく、男性を立てる素敵な女性ばっかのはずですけど。。。

>>肝臓に悪いわよとか。。。お腹が出てくるわよ。。。
>もうちょっと早く言うてくれてたら・・・・・(泣)
そっかぁ。。。氷犬さんは、肝臓が悪くて、お腹が出てる。。。
_φ(。。)ちゃんと覚えておこうっと。。。
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109 nicopapa

2002/06/19 12:24

> 肝臓が悪くて、お腹が出てる

さあ、明日と言わず今日からウォーキングをしましょう。一日5kmでOKです。私はこれで4ヶ月で15kg痩せました。お腹もへこみ、脂肪肝、肝機能障害も完治しましたよ(笑)
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110 まりかちゃ

2002/06/19 13:11

ここのチャット場、いつも和やかにお話していると思ってましたけど?
何か違いましたか?(笑)
誰が誰をいぢめているのでしょうか?
・・・・・・・・・いつもいぢめられといるのは、私・・・(笑)

そのチャット場での会話
「お腹でますよ」・・・まりかちゃ
「もう出てますよ」・・・氷犬

遅かったのね(笑)
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111 ともちゃんだ!

2002/06/19 19:39

ぜんぜん関係ない話題なんですけど、ムカついたので・・・
http://members.tripod.co.jp/lets_go_korea/
コメントは控えます。。。

>いつもいぢめられといるのは、私
まりかちゃさまをいぢめる勇気のある・・いや、悪いやつは誰?ひどいヤツねぇ。。。こ〜んなにいい人なのにぃ!
削除キー   

112 氷犬

2002/06/20 00:31

ともちゃん、
久しぶりやね。どうしとった?

>みんな奥ゆかしく、男性を立てる素敵な女性ばっかのはずですけど

うん!そう!
ほんまにそうやで!!!(さすがにわが身が可愛いし。(笑))

nicopapaさん、
玉追っかける以外で、5kmも歩けへんわ。(笑)
そのかわり、玉追っかけとったら、5kmが7kmでも(正確には8,000ヤード以上でも、(笑))歩けるで。
たまにたっぷりと冷や汗もかくし、新陳代謝にはええかもしれん。けど、心臓にはええんか悪いんか分からんわ。(今のところ懐にはええみたいや。(笑))

まりかちゃさん、
くそ!!チャットでの発言は言質やないて、言うとった人いたんやけど・・・・。わしが甘かった!(笑)

氷犬、でっぷりビール腹説が浮上中やな。
ついでにチビで禿げも付けとこや。(笑)
氷犬、中年三重苦説やで。(爆)

またまたともちゃん、
何をそんなにムカついたん?
韓国に?それともこんな記事書いた人達に?
わしのワールドカップは、18日の夕方で終わったから、あまりムカつきもせんわ。抜け殻とも言う。(笑)

>こ〜んなにいい人なのにぃ!

掲示板で世渡り覚えたようやな。(笑)

さて、わし、明日早朝から、ちょっと野暮用で札幌離れます。(青森方面)
帰ってくるのは、週明けやな。
それまで、落書きはお休みや。
それでは、行ってきます。
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113 まりかちゃ

2002/06/22 16:25

お留守だと、だぁれも書きこまないのよね、ここ(笑)

ログはありませんが、私の記憶には刷り込まれます(笑)
結構記憶力は良い方なので、時々泣きを見る方もいるようです(大笑い)
誰かは知らない。。。(ととぼけて見る)

留守の時は書き放題だと思うんだけど。。。
やっぱ、氷犬さんが帰ってきたときにここを見るのが怖いのかしらね?
というよりも、まだW杯が続いてるのよ〜〜〜(笑)

>氷犬、中年三重苦説やで。(爆)
うははは、ウケまくり(笑)
氷犬さんと浅田次郎氏がオーバーラップしたりして。。。




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114 YOU

2002/06/23 21:11

>留守の時は書き放題だと思うんだけど。。。

そうやね。サッカーもお休みやし、

氷犬さん 三重苦なんや・・。
三十八じゃあ・・・

ぼそぼそ・・

見たくないものを目にする・・寝首をかかれる・・
なんやろ・・

次号を待つ!


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115 氷犬

2002/06/28 00:04

一週間のご無沙汰でした。
ほんまは今週初めに帰って来る予定が、少々延びて今日帰って来た。

まりかちゃさん、
>氷犬さんと浅田次郎氏がオーバーラップしたりして。。。

わしはあんなチャビンとちゃうで!(笑)
わしならあれだけ禿げてしもたら、往生際悪く生やしておく様な真似はせん。横と後ろも剃ってまうで。
まあ、すだれ状にせんだけ、まだ良しとしとこか。(笑)
(わしど〜しても、あのすだれ状にしてる人の気持ちが分からへんのよ。地肌を何とかして隠したいのやろけど、横から持ってきてるの、他の人が分からんとでも思うてるんやろか。摩訶不思議。)

YOUさん、
>氷犬さん 三重苦なんや・・。
>三十八じゃあ・・・

上手い!けど、三重鉢やなく、三重苦やで。
今年で四十、知っとるケのケ♪(←ここら辺が年を感じるな。(笑))

さて、「待つ」て言うて頂いてる次号やけど、今日は書く元気が有りません。
明日書くんで、御勘弁を。
それと、ここ100突破してるんで、そろそろ『新・負け犬の遠吠え4』でも、立ち上げようと思うとりますんで、新装開店の際は、そちらの方にもお立ちより下さい。

それでは、また、明日の深夜にお会いしましょう。
(あ、今は亡き譲達也のジェットストリーム思い出したわ。フレーズは全然違うけど。)
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116 赤ペン先生

2002/06/28 03:55

城達也...(すたたた...)
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117 YOU

2002/06/28 07:58

先、越された。。。(笑)
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118 氷犬

2002/06/29 02:47

ナイス突っ込み!!赤ペンぱぱさん。
そうそう、城達也やな。
書いてて「なんか違うで・・・・」て思うとったんで、すっきりしたで。(笑)

YOUさん、
先越されんようにするには、朝3時頃の書き込みやないとあかんわ。
4時前の書き込みに対抗するにはな。(笑)

さて、それでは100も、もうとっくに突破しとる様やし、「4」にお引越しや〜〜〜〜!!
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