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タイトル : ひとり言。

1 蓉子

2002/05/04 17:59

慶子さんのこと、父のこと、祖母のこと、娘たちのこと。書きたいこと、書かなきゃいけないことはいっぱいある。書いてるうちに、書きたい気持ちがフツフツとわいてくる。毎日少しずつ書いてるうちに、自分の中にそういう気持ちがわいてきた。書かずにはいられない人なのだ。きっと。
昔、ほんの小さな子どもだったのに、いつも孤独だった私の楽しみは読むことと、書くこと、見知らぬ小道を冒険することだった。
書くことは見知らぬ小道を探索することに似ている。書いてるうちに別の自分が見えてくる。
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2 蓉子

2002/05/04 18:26

風月花さん、ゴメンネ。リスト見て気付いたんですが、タイトルかぶってますね。

テレビに小柳ゆきが出ている。去年の夏、松田聖子とユーミン、小柳ゆきのコンサートへ行ったことを思い出した。やはり若い人の成長は早い。歌も上手くなったけど、去年はトークがまったくできなかったの。でも、しっかりしゃべってる。自信が出てきたのかな。
それから、ユーミンの「一人でいると孤独で、消えてしまいたいくらい辛い時もあります」って言葉が1年経ってじんわりと心の中に沁みてきた。40代後半の女性の哀しみをあのユーミンでさえ感じている。それでも、彼女は走り続けなければならない。
若さに対する嫉妬のような、恐れのような気持ちは私にもある。希望は去年高1で学校に慣れるのに精一杯だった。通うだけで疲れすぎてよく泣いていた。毎朝、6時前に起きて、帰るのは6時過ぎだから当然といえば当然なのだが、(かわいそうなことをいてしまった)と後悔したりもした。今、HPを開設して、なにやら怪しい小説を書いている。「子どもは親の背中を見て育つ」希望が小学生から、中学の間ずっと書く仕事をしていて、机の前に座る背中ばかりを見せてきたのだから、当たり前のだが。心配だったり、寂しかったりする気持ちもある。あの子はきっと私を超えていく。でも私も指をくわえてみていない。
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3 蓉子

2002/05/06 03:09

 今日は午後から実家へ行った。高速の両側の緑がもえ立つように茂っていた。父の様子を見に帰ったのに、居間にいる母に捕まってなかなか父の寝室まで行けない。相変わらず、近所の年寄りの話と自分の里の話、自分の体調のことetc.
「わたし、お父さんより先に逝ってしまうかもわからん」
一昨年、父が脳梗塞で倒れた時もそんなこと言って自分のことばかり心配してた。寝室で眠る父は抗がん剤で頭髪がなくなり、仙人のように凛としてそこにいた。2週間に1回の病院通いも妹が付き添って行ってるらしい。小さな子どもがいて、フルタイムの仕事を持っているのに。長い間、半同居状態だった妹は、
「お母さんのことは、当てにしたら腹が立つ」と諦めていた。
 妻として病気と戦っている夫のために、何かしてあげたい、そんな気持ちは起こらないのだろうか。
「わたしって、何もできんけん。からだ弱いし」
 そんな言葉でごまかして、母はもう何十年も居間のテレビの前とそれに続く自分の寝室との狭い空間で、自分の心配だけをしている。わたしも母のようになってしまうのだろうか。女が年をとるということは、こんなにも自己愛を表面化させるものなのだろうか。
「健ちゃんがな。調子が悪いんやって。お酒飲んどったけん、調子悪いけど薬がきかんらしい」
 健ちゃんというのはわたしの従兄弟だ。母の実家の跡取りで、小さなときから私のことを妹のように大事にしてくれた。若い頃は嫁姑のバトルを勢いで押さえていたが、去年痔が悪化して大きな手術をしてから、気弱になったようだった。今年49になるはずだ。
 その前の年、わたしが病後に落ち込んで母の薄情さと夫の気がつかなさに、腹立たしいやら情けないやらの気持ちをもてあまして会いに行ったら、
「また、いつでも連絡してこいよ」と池田の駅の前で、ずっと車を見送ってくれた。何も聞かないし、わたしも何も言わない。ただ、いっしょにご飯を食べて別れただけだった。でも、健ちゃんの奥さんのオデコさんはわたしが行くと機嫌が悪かったりする。
 あのときも、母は何もしてくれなかった。今、死を目の前にしている父が身の回りのことは全部自分でしているように、わたしも自分で立ち上がるしかなかった。
「この間、新聞読んどったら、49って大病する年齢らいいよ。気つけとかな」
「うん、でも、珠樹に聞いたら、50過ぎるまでは大丈夫やって」
「ふ〜〜ん、心配しとんだったら、わたしや珠樹に相談せんと、なんぞ菓子折りでも持って行って、元気だしなよって言うたげたほうが健ちゃんは嬉しいんちがうん。お父さんも眠とるし、ちょっと行ってくるで」
 行って態度で示さなきゃわからない。病気で辛い時は顔を見せて「どんなん。調子はどう」って言って欲しいものなのだ。点滴や尿管で繋がれているときは、動けないのだから家で心配してくれるよりは、着替えさせてくれたり、洗濯してくれたほうが助かる。ずいぶん長い間、母がわたしにしたように気持ちだけ心配したつもりになって、夫の世話を何もしてあげたことなかったことに、このごろになってようやく気が付いた。夫が娘たちに接する態度を見ていると、姑がどんなに夫のことを大切にしていたかがわかる。気持ちが弱っているときには、柔らかい口調で「大丈夫か」それだけでいいのに。そういうことに気付かせてくれたのは、夫の忍耐力であるし、姑の賢明さでもあったりする。家を離れてみないと、その家の不自然さというのは見えてこない。
 でも、夫婦のことはわからない。夫婦にしかわからない。父がいま何を思って眠っているのか、心の中でどういう葛藤があるのか。70余年生きてきて、母を手放さずに生きてきた父は、それでもやはり父なりに母のことを愛しているのかもしれない。祖父がおばあさまを愛していたように。そして、母にも母なりの理由があってそうしているのだろう。70にならないと、それはわからないことだ。わたしにできるのは時々行って、父の様子を見ることだけだ。見ているうちに、また、何かがちがって見えてくる。
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4 蓉子

2002/05/06 07:57

 慶子さんはわたしと同い年。この間、3月の中ごろに大腸がんで亡くなった。お葬式に来ていた慶子さんの家族は、いまNHKの大河ドラマの主人公前田利家の城下、加賀の国から来ていて、どこか品があってゆったりとした話し方をする人たちだった。友だちも家族もみんな慶子さんの死を悼み、いい人から先に亡くなっていくというのは本当だと思った。
 慶子さん旦那さんの志朗さんは、わたしがタウン誌の仕事をしていた時のカメラマンで、もう10年ほどの付き合いになる。当時、大阪から帰って来たばかりの志朗さんは、こちらで仕事を広げるのに意欲的で取材に同行した時など、その気迫に圧倒されてビクビクしたものだった。ちょうど今頃の時期、「伊作」という料亭で夏の会席料理の撮影をしているときに、史郎さんが忘れ物に気が付いた。小さなレンズか何かだったと思うが、そのとき忘れた道具をとだけに来たのが慶子さんだった。モデルのようにきれいな人だと思った。
(長くなりそうなので、また、今度)
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5 蓉子

2002/05/09 17:37

『掲示板で自分を表現することの功罪』
オフの世界でも自分を主張しすぎたり、物事を深読みしすぎたり、斜交いにモノを言ったりして、対面してる相手に不快感を与えてしまう。過ぎたるは及ばざるが如し?でしたっけ。慌てずに、じっくり構えて、「辛抱しながら書いて行く」(by 玄月)ほうがいいようです。今日は大失敗。PC開くのは、今まで通り、週1か、週2にしよう。毎日書いてたら本も読めないし。
書き続けてると、自分の未熟さが見えてくるという利点もありますが、「これでは読まされてるほうはたまらない」と誰か??に言われたことあります。
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6 氷犬

2002/05/10 02:00

>「これでは読まされてるほうはたまらない」

いや、全然。(笑)
ぼちぼちでも、書きつづけたってや。
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7 蓉子

2002/05/11 11:39

>いや、全然。(笑)
>ぼちぼちでも、書きつづけたってや。

いつも、ありがとうね。

>>「これでは読まされてるほうはたまらない」

とっても、好きだった人に言われたわけ。
だから、心に残ってる。

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8 蓉子

2002/05/14 08:58

「夫婦、男女、家族の類のことを延々と書き連ね、そこに普遍性を見出せないものを読めされるのも辛い」そんな批評をくれたチューターがいた。あのときはわからなかったけれど、ここまで書いてきて、わたしの書いたものもまさしくその類なのだと思える。ただ、今の自分の世界はこれだけなのだ。いや、国会議員のインタービューをしたり、N君いうところのエセ芸術家たちとワイワイ集まって仕事をしていたときでさえ、わたしの目線は家族と自分の内面に向いていた。それなら、これからどういう方向へ書き進めていけばいいのか。内面を掘り下げることもきついし、自分の関心を無理矢理他へ向けるのも難しい。まあ、書いてるうちにわかってくることもある。時間がたって腑に落ちることがたくさんあった。
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9 蓉子

2002/05/14 09:10

今朝、夫と話をしていて、『自分は砂上の楼閣』の上に立っているのだと怖くなる。「僕は遊軍やけん」ってことは、取り組みによっては、居ても居なくてもいい立場であるということに夫は気付いているんだろうか。子どもたちだって、今は心配ないけれど、いつ事故にあうか、病気になるかわからない。順調に行ってるように見える塾だって、気を抜けばあっという間に生徒は減って行くだろう。「順調な時こそ、危機感持って、気ぃ引き締めてやっていかなあかんねん」T君が言ってたっけ。ひとつ崩れたら、あっけなく壊れるささやかな幸せ。だからこそ、守らなきゃいけない。
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10 蓉子

2002/05/18 07:20

中3のO君の実力テストの成績が前より30点以上上がったらしい。去年の暮れに入会したときは、20点ぐらいしかとれなかったのだ。今度の中間テストは80点を目指して頑張ってるらしい。中学、高校生の伸びる力っていうのはすごいと思う。マネージャーのNさんの言ってた「預かった責任とか、導くとか考えずに、子どもから力を貰っていっしょに伸びていけばいいんです」確か、そんなことを言っていた。1年経って、ようやく腑に落ちる。
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11 蓉子

2002/05/18 12:02

体力がないものだから、8時ごろになると、もうそろそろ心の中では(今日の授業はこの辺でまとめに入って・・・)とか思って、
「O君、これ1枚やったら終わりにしようか?それとも、教科書のまとめもやってみる?」
と聞くと、決まって
「両方」と、くるわけ。ぐちゃぐちゃ気持ちが煮詰まりそうな日も、体力なくてヘロヘロの日も、O君に引きずられるようにして前へ進んできた。子どもっていいなと思う。仕事って面白いと思う。やればやるだけ結果になって返って来る。
ただ、どうなんだろう。塾の指導者の世界というのは、自分の家と塾と生徒と学校の様子、指導者仲間しかなくて、思ったより狭い世界だったりする。社会から取り残された昔勉強がよくできたプライドの高いおばさんの集団である。去年の暮れにあった塾生の表彰式のとき、(訓練されていない、子供だましの集団だ)と思ったりもした。自分がその中にどっぷり浸かってしまうことが怖くて、経理の仕事もやめられないでいる。どちらかに決めなきゃ、身動きとれない状態にきているのに・・・・
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12 蓉子

2002/05/21 09:19

あの人と暮らしていると、あの人の思考がわたしの中へ入り込んできて、自分が野太く仕事ばっかりの人間になっていくような気がしてくる。仕事して、セックスして、眠って・・・人の気持ちとか、自分の内面とか、ぐちゃぐちゃ考えてる自分がバカに見えてくる。良識とか節度というのは、いったい何なんだろうか。それにしばられて、したいことができないのは、わたしの中の規範だけど。それって大事なものなんだろうか。
ほんとは鳥篭の中で縮こまっていたり、暖かい毛皮の中にすっぱり入ってだ〜らだ〜らするのが好きなのに。

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13 蓉子

2002/12/16 16:51

お久しぶりでございます。
7ヶ月間何してたかって???
篭って大作の一つでもできていればいいのですが、ただただ走っておりました。例のABEさんの影響です。走って、走って、ホノルルまで行って来ました。ホノルルマラソンを完走して、先週末に帰ってきたところです。受験生の母なのに・・・塾の仕事もホッポリ出して・・・でも、楽しかった。こっちがその気になってきたら、ABEさんはつれなかったりするわけです。
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14 蓉子

2002/12/16 20:53

半年間で42キロ走れる体力をつけたものですから、もう〜〜めっちゃ元気。家では鉄人と呼ばれ始めました。身体がなまってきたから、これから10キロくらい走ってこようかなと言っても誰も反対しない。。。。。アンニュイな文章が書けなくなってしまったかも知れない。
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15 蓉子

2002/12/17 10:37

どういうんだろう?人の心の中はよくわからん。
そんな風に思い出したら、本気度指数が高いんだろうなぁ。
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16 蓉子

2003/01/10 23:15

金曜日はDVDdayです。「ウォーターボーイ」見てます。若いっていいなぁ。
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