ＰＯＢ本好き連。 - ♪♪春色日記♪♪

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8 蓉子	2002/04/23 21:52

＞言葉掛けるとそれが崩れそうでな。
それはある。
あんまり、人の思惑など気にせず書くことにします。

＞うわー、偶然！私も明日、友人とUSJにいくっちゃ。
どこかですれ違うかも知れませんね。
団体客がくるみたいよ。今朝、５時ごろに夫がUSJサイト見て
叫んでました。
夫「凄いぞこれ」
私（何が凄いんじゃ。朝から、うるさい）
ボロボロになって、弁当作ってたら、
夫「どうしたん？まだ、目が覚めてないん」
ご機嫌取りにおっぱい触ってきました。
弁当作って、コーヒー入れて、また寝たけど。
最近、阪神も強いので、ご機嫌みたいよ。
こっちは胃が痛いのに・・・でも、いっしょに住むなら
ノー天気がいいなあ。偉そうに言われるの嫌いやし。

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12 蓉子

2002/04/25 07:13

４月２５日
　夕方、ユニバーサルスタジオのベンチでボーっと人の波を眺めていると、いろんな人がいることに気づく。わたしって、普通なのだと実感する。どんなに言葉で取り繕おうと、田舎の普通のおばさんなのだと思った。
　おもしろいカップルがいた。女性の年は私と同じくらい、柔らかな素材の柄の入ったスカートから綺麗な脚がのぞいていた。足首がキュッと締まり、足元はヒールのないカジュアルな靴。タイトなスカートの上からは中年女性にありがちなぽってりしたお腹の膨らみも想像できない。ベージュ色の趣味のいいジャケットを羽織り、メイクも自然な薄化粧、身長は１６０以上あった。男性は背が低く、右肩を落として癖のある歩きかたをする黒っぽいスーツを来たさえない人だった。夫婦なのか、友達なのかわからないけど、
（夫が起きてきましたから、今日はこの辺で・・・）

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13 蓉子

2002/04/25 10:10

　家事をしながら、いろいろ考えていたんだけど、あのカップルは夫婦じゃないなあ。俗にいう不倫の関係でもない。たぶん、身体の関係もない。男はかしずくように、その女性に飲み物を手渡していた。結婚していない女性（ひと)かも知れない。
　一番印象に残ったのは、パレードの時、事前に順路を下見に来た背の低い男性だった。武豊に似ていた。背筋をぴんと伸ばし、マイクで指示をしながら、注意深く周辺を見回していた。
「間もなく、パレードが始まります」
客に注意を促す係員に近付いて、何やら耳打ちしていく。パレード直前に道路へ飛び出そうとする客をすばやく手で制して、何事もなかったように元来た方向へ消えていった。３０前後だがパレードの出演者や沿道に集まる人とは、どこか風格のちがう人だった。

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20 蓉子

2002/04/27 16:47

ABEさんは博士号取得のため、某大学の大学院に社会人入学（って言うんですか）している。この前、だいぶ酔って正体がなくなりかけてから、
「偏見みたいんなやけどな。高○とか、岡○とかの地方の大学の論文読んどったら、難しい言葉使うて、ややこしい実験しとんよ。けど、京大とか九州大学みたいな・・・・」
「旧帝大？」
「そうそう、その辺のレベルの大学の博士論文って、簡単な言葉しか使うてないんじょ。あんまり高度なことも書いてないし」
「ふ～～ん、肩の力抜いて書いとんちがう？」
普段、そういう差別的な発言は決してしない人だが、酔いが回ってきたから、本音が出たのかなと考えていたが。今日、掃除機をかけながら、フッと思った。あの日本でも有名な斉藤一族とか、某国立大学の教授を退職してエッセイストだかなんだかやってる人の文章は、とてもわかりやすい。単純明快、ユーモアがあって、人に不快感を与えることがない。ABEさんの文章もそうだ。素直に感情表現していて、潔い。私の同級生のムッちゃんなんか、某女子大の修士論文を書き上げるだけで、２ヶ月篭りっきりだったというのに、呑気にマラソンなんかやっている。飄々としていて、自分のペースを崩さない。頭のいい人というのは、やりたいこと、やらなきゃいけないことの優先順位がきっちり整理されている。でも、付き合うっていうか、ただのお友達だと思うんだけど、憎めない変なキャラ。森瑤子が生前「男と女は４回逢って、何もなければただのお友達」と言ったとか言わなかったとか、元彼女の編集さんが書いてたけど。もう、決して何も起こらないような気がする。
（森瑤子・・・好きじゃないですから、最も「それがどうしたん」って感じでしょうが）

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22 蓉子

2002/04/28 08:43

　ABEさんがなんで手を出さないか。それは奥様を愛しているからである。というか、自分の家庭を大切にいたいと思っているからである。口ではいろいろ言っているが、保険の仕事を始めて自分のペースに合わせてくれなくなったので寂しいみたい。それをあれこれ理屈をつけて、なんだかんだ言ってるわけ。（だから、人の言ってる事鵜呑みにしてはいけない）・・・賢い人だから、頭の片隅でちゃんと考えているような気がする。
　県でも有名な小栗佳代子さんという手芸家が
「夫がいいのはわたしがいいからよ」
と。なるほど。ABEさんの奥様はたぶん、女子大か短大を出ている綺麗なご婦人なんだろう。独身時代は同志社女子大の女の子とばっかり付き合ってたみたいだから。
　まあ、わたしのことも一筋縄ではいかないと思ってるかもしれない。
「県ではシイタケの栽培で僕の右に出るものはおらんと思うんよな。退職したら、それをみんなに教えるっていうか」
「還元？」
「そうそう、還元できるような仕事をしたいんよ。そのために、学位は必要やけんなあ」
ふむ。ABEさんなりの悩みというものが見え隠れする。問題点というのかな？シイタケの栽培はこれからの世の中で必要とされるのか？運というか、時代の流れもあるだろうなあ。公務員であるABEさんは時代を読むことには疎かったりする。キノコの中には人体にとって有用な物質が含まれているが、それが果たして市中の人にも受け入れられるほど有効な物質であるかどうか？論文の中に彼の独自性を表現できるかどうか？今のままでは難しい。５時や６時に仕事を終えて帰ってるそうだから。「まわりがそうだから」って、言ってたけど。部下の管理や関連企業との付き合いで、研究が一向に前へ進まないようではある。何だかんだ言ってお気楽公務員なの。まわりにいる人間に比べて、頭がよすぎるというのもある意味寂しいものかも知れない。いい人ではある。でも、人のものなのです。（笑）

　時代を読む目はウチのパパさんのほうが優れているかも知れない。物事をいろんな角度から見る姿勢や各々違うデーターを関連付けてみるとか。
「お母さんや希望はこれができん」
と言われた。パパさんの言うことはわかるようでわからない。違う情報を関連づける？二年ぐらい足ってから、ずしんと腹に響いてくることが多々ある。妻のよく目というやつかも知れませんが、彼のことはある意味尊敬しているわけです。無意識のうちに（頭の中では計算してるのかも知れません。寡黙な人ですから、わかんないけど）仕事の中で「和」というものが大事だということを悟っているようではあります。

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25 蓉子

2002/05/04 17:38

氷犬さま。
ありがとうね。
書いててわたしって、バカって思ってきて、何だか続けられなくなったんだけど、また、書く気がわいてきました。
　↑↑
（ラブラブ光線）
絶妙のタイミングで書かせてくれますね。

＞ええのやない？それで。
＞読む限りにおいては、旦那さんの方がずっと賢い様やし。
あはっ、そう思わなきゃいっしょに暮らしてられないでしょ。
ウチの殿は今、いびきかいて寝ております。
いつもモンチッチみたいに胸のところで
手を握り締めて眠ります。

＞＞真面目な奴って面白くない

＞これは、ほんまは賢くないて事なんやないかな。
＞ある方面で特化してはいるけど、人間として幅が狭いもんが多い＞で。このタイプは。
＞自分の狭い世界で精一杯なんやなかろか。
わたしもその一人なんですが・・・
まあ、自分に甘くなきゃ生きていけませんからね。

＞知った風な事書いたか？
いえいえ、ごもっともでございます。
その通りだから、何も言えない。
発言に隙がない。

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26 蓉子

2002/05/05 08:35

夫からはいろんなモノを得ました。音楽やスポーツ、レジャーを楽しむなんてのは、無縁の生活してましたから。学生時代は別にして、実家での生活では。
仕事のことでも「引き受けた仕事は相手の要求どうり仕上げるのではなく、相手の要求にプラスαを加味しろ」とか「新聞を読め」「組織の中で動く時はまわりとのバランスを考えろ」とかね。まあ、でも、今にして思えば、（じゃあ、お前できてるのか）って思いますが。
で、こちらからも言うわけです。「部下に振り回されるのではなく、上手く使え」とか「顧客管理がまずい」「社長の言いなりでストレス溜まるなら、頭を使ってやんわり自分を主張しろ」とかね。「これからは人材も大事なんじゃない。言うなりになる社員より自分で考えて提案してくるくらいじゃないと。わたしなんか、会社で働いた経験ほとんどないけど、一度買いに来た客の好みぐらいはメモなりアンケートなりで、きっちり把握するぐらいのことはやるわ」なんてね。「しんどい」って言ってました。「どんなに頑張っても僕の精一杯が、蓉子の普通に到達しないんだ」って。しかし、これも夫の作戦かも。
夫の母親は都合悪くなると「わたしなんか学校行ってなくて、小さい時から苦労ばっかりしてきたから」と、うつむくわけです。一瞬たじろいだところへ自分の主張を押し付けてきて、言うなりに操られるというわけ。落ち着いたら、「何が苦労じゃ、何でもかんでも自分の思い通りにしてるくせに」なんて、考えてももうアッチのペース。したたかでっせ、おばあさん。でも、わたしより生きる智恵は持ってます。イライラするので近付かないようないようにはしてます。
夫婦なんて、狐と狸の騙しあい。どちらかが余所見をすれば、慌てるけど、何もなければありがたみもなく、退屈に過ぎて行く人生の風景と化しているというところです。（連休、きついっす。どっか行けば人いっぱいだし、家にいればいたでほとんど家政婦状態。口を開けて寝ている夫を見るときらいになりそう）
では、では。今日は天気が良さそうなので、家事と連休明けの仕事の準備に勤しみます。

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