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タイトル : スミレ花咲け地を割って 今読んでる本読んだ本´6

1 mamath

2004/04/11 18:30

春ですね。
昨日今日のぽかぽか陽気。
あの寒さはなんだったんだ〜?!と思いつつ、油断するとぶり返すのかともおもいつつ。(笑)

空を見上げれば花曇り。
遠く見やれば、山も桜と新緑でなにやらぼさぼさしています。
ちょうど、これから見られる巣立ったばかりの子ツバメの羽根のようで、
その姿がすっきりとしてきりりと飛び交うのを見るのが楽しみです。
そして、下を見れば、スミレがそこここに咲いています。
手を入れ目をかけられて咲きそろう花壇より、アスファルトや石垣の隙間を割って咲いてくるこの強い花の可憐な姿がいとおしい。

秋には秋の
冬には冬の
春には春の、
本を読む私達がいる。

さて全国の本好きのみなさん(大きく出てみました。笑)
なんか面白い本読んだ〜〜〜?!

語って見ましょう。今読んでる本、読んだ本。
年齢性別国籍問わず(表記は日本語でお願いね。)
非人間型であるか否かも問いません。
基本は1つ、本が好き!
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2 fool

2004/04/11 20:55

お引越しご苦労様です!

「きみとぼくの壊れた世界」西尾維新 読了
前半の印象とは裏腹に、最後まで読むととても優しいお話でした。満足。
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3 みんと

2004/04/11 21:38

基本は1つ、本が好き!
っていうことで、私もまた参加させていただきます♪

前の方にも書きましたが今は北村薫の覆面作家シリーズを読み始めたところです!
覆面作家シリーズはもう買ったので、あとは読むのみっ
一冊目の覆面作家は二人いるから読み始めましたよ〜
いきなり面白い感じなんで、これはドンドン読み進められる予感・・・
あの、覆面作家のお嬢様のキャラが面白いですねェ〜
やっぱりココですすめられただけはある本です!
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4 風雲

2004/04/12 14:00

原田宗理「見たことも聞いたこともない」を読み終わったところです。
図書館でエッセイの棚にはいってたので、エッセイだと思って読んでたのですが……エッセイのふりをした小説かもしれません。
しかし前に架空の商品をでっちあげる「貴方には買えないもの図鑑」なんかを書いててそれも一応エッセイだったわけなので分類として間違ってないのか……と思ったり。
半分はものすごく本当(すごい言葉だな我ながら)
作者が躁鬱が激しいとか息子のN弥君(他のエッセイでは伏字ではないのだが……)の話とか岡山時代の友人とか
本当の部分がファンには違和感ないものだから「いつものエッセイね」と読んでいるとなんだかヘンなことになってくるのである。
クール床屋? 酢酸バー? 好漢堂? 男性用ブラジャー?
うーむ、あやしい。
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5 風雲

2004/04/12 14:06

しまった。忘れてた。
みて太さん、お買いになったのですね。例のもの。
だらだらとヘンな汗が出てしまいました(-_-;)
やはり昼休みにあっちをぱらぱらこっちをぱらぱらしてると見落としてしまいますね……必要なところだけメモったのもよろしくなかった。(ご覧になればわかりますが版形が大きくて私の鞄には入らなかったのですよね……)
けどまぁ、みて太さんの記憶に残った上に、お店で出会うことができたというのは僥倖です。
終わりよければ全てよし、ということにここはひとつm(__)m
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6 kinoko

2004/04/12 21:24

 お久し振りです。随分と間があいてしまいました。
色々と忙しくなってしまって・・・。でも本は読んでいますよ!

 この前「クラバート」を読み終わりました。不思議な雰囲気のお話でしたよ。けれど、「一体あの水車場は何だったのだろう」と疑問も残りますが。宮崎さん(ジブリの)が推薦していたので読んだ本です。
 今は「バーティミアス」を読んでいます。もう少しで読み終わるところですが。そして、「ム−ミン谷の11月」も同時進行で読んでいます。明日は休みなので、ゆっくりと読書が出来そうで嬉しい限りですよ。天気も良さそうですし、日の当たる部屋でのんびりと…。あ〜、幸せですね〜。
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7 ウイング

2004/04/12 22:44

「グイン・サーガ48 美しき虜囚」栗本 薫 読了。
舞台はパロ。何やらアルド・ナリスの身辺がきな臭くなってきました。しかし何事にも動じないナリスは、やっぱりかっこいいですね。何を考えているかはわかりませんが。
間で奔走するヴァレリウスが、何やら可愛く見えます。

次は、「夢幻戦記12 総司乱菊抄(下)」栗本 薫です。

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8 風雲

2004/04/13 21:32

あああ、やっぱりまた間違えてるし!
原田宗理じゃなくて原田宗典です。
どうも宗の字を見ると宗田理を連想してしまうらしく。

昨日の晩は神林長平の「小指の先の天使」を読みました。
現実と夢幻、肉体と精神……ネット世界で自分のデータが生存できるとしたら、世界はどう変わるのか……
著者が20年前から手を変え品を変え繰り返し使ってきたモチーフの短編集です。
先月見た映画「イノセンス」にも通じるような(^_^;)(ということはマトリックスにだって通じるな)
きっとまだまだ人類は答えをみつけられないのでしょう。
でも漠たる不安があるから読んだり見たりするんだわ。

机の上には高田崇文「麿の酩酊事件簿 花に舞」向井万起男「ハードボイルドに生きるのだ」森岡浩之「神様はしらんぷり。」
明日は遅番のため行き帰りに本が読めるしお供は「花に舞」だな。
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9 みんと

2004/04/13 21:59

今、 覆面作家は二人いる が、もうラストに差し掛かっている所です♪面白いA!早く次の 覆面作家の愛の歌 が読みたいです!
デ、ちょっと欲張って恩田陸に走っています(笑)
 不安な童話 を読み始めたところです。
まだちょっとしか読んでないんでなんともいえないんですが、先が読めませんねぇ〜!楽しみです(わくわく
朝読書でどっちを読もうか迷っています。覆面作家シリーズが無難だろうか?覆面作家シリーズは明るくて読んでいて気持ち良いですね〜

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10 fool

2004/04/13 23:31

「終わりのクロニクル3<上>」川上稔 読了。

相変わらずの馬鹿テンションで、ときおり良い台詞なんかがあっていい感じです。各章の最初に書かれている言葉も物語の雰囲気が出ていてお気に入り。


次は・・・
「凍るタナトス」柄刀一
「猫の建築家」森博嗣
「機械仕掛けの蛇奇使い」上遠野浩平
あたりかなあ・・・(悩)
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11 てんころ

2004/04/13 23:32

エンジェルエンジェルエンジェル 梨木香歩 読了。
良かったです。
みんなの顔が狐のようになった時が、息が詰まりそうで怖かったです。いろいろ考え込んでしまうお話でした。
情景とかが凄く綺麗に浮かんできます。
冒頭、最初は小学生くらいの子だと思ってたので、読み薦めて吃驚。現代の押込められた生活を思い知らされた感じでした。
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12 みて太

2004/04/14 00:59

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『ダークホルムの闇の君』(創元推理文庫)
やっと読了。
読み始めの60ページは面白そうな予感がした。
40年間チェズニー氏に牛耳られてきた魔法世界で、最も似つかわしくない魔術師ダークが今年の「闇の君」に選ばれた・・・ああ、物語の王道だな、ダークがチェズニーをやっつけるんだと思ってそういう展開を期待しながら読み進む。
・・・けれど、それから250ページあたりまでまどろっこしいと言うか退屈でなかなか捗らない。こんなペースだと読みおわるまでに「ローダン」二冊ぐらい挟まなくちゃならないかなと思った。錚錚たるファンタジー読みの面々が挙って絶賛してるのにこんなはずでは・・・でも考えてみると絶賛してるのは女性陣ばかりみたいだし作者も女性なのでひょっとして私には面白くない本なのかも知れないなあと本気で悩み始めた。
悩み始めたあたりでダークが復活。よかった! やっと物語が動き出したと思ったのも束の間、その後も同じような展開。
セッカチなオジサンは早くチェズニーをギャフンと言わせるシーンを読みたいのにチンタラチンタラ・・・女性陣にはグリフィンがチョコマカするのが「カッワイ〜!」のかも知れないけれど。
さすがに最後の60ページは面白かった。
始めの60ページから終わりの60ページへ瞬間移動すればよかったけれど残念ながら私は魔術師じゃ無かった。
私の救いは龍のウロコでした、いいなあドラゴン最高です。
ストーリーは面白いと思うんだけれど何故か読みにくかった・・・違うドラゴンに気をとられていた所為かな、今日は巨人にサヨナラ負け。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ・・・古書店の100円棚で見かければ間違いなく買う作家ですが、多分そのまま積みっ放しになる可能性が高い。
やっぱり『わたしが幽霊だった時』から読めばよかったのかなあ?

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13 kinoko

2004/04/14 18:42

「バーティミアス」読み終わりました。
 最後の方が面白かったですが全体的にのめり込むほどではないですね。人物像の描写が少ないからなのでしょうか。
そしてナサニエル坊やは最後まであまり好きにはなれませんでした。「ナサニエル何やってんだ!」と何度も突っ込みましたよ。

 今は何年もの間、本箱の肥やしになっていた「モモ」を読んでいます。読んでいてほっとする文章ですね。落ち着きます。
のらりくらりと読んでいきたいと思っている次第です。
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14 ウイング妻

2004/04/14 20:56

kinokoさん、「バーティミアス」読まれたのですね。
私もナサニエルはいまひとつ好きにはなれなかったのですが、
バーティミアスは、悪魔さんだけれども惹かれました。

次は「モモ」なのですね。
好きな本の1冊です。
ゆっくりよんでね。
ちなみに、映画も見たことがあります。
良かったよ。
ビデオがあれば1回見てみて。
時間泥棒のシーンは、なんか真に迫っていました。

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15 風雲

2004/04/14 21:25

予告どおり「花に舞」読了。
久々に北村薫の覆面作家シリーズの主人公新妻千秋さんを思い出しました。
(おやちょうどみんとちゃんが読んでますね〜)
二重人格モノですよ。
「花に舞」の主人公はお酒にめっぽう弱くてす〜ぐろれつが怪しくなり、ごいんっと音を立てて倒れたとたんきりっと性格が変わってしまうのですよ。
お酒も強いの頼んだりして、女性がひきずっている過去を解き明かしてあげちゃうのです。
しかし本人は翌朝な〜んも覚えちゃいない。
たいがいお相手の女性に一目ぼれしているのですが、女性のほうは悩みすっきり心晴れ晴れ「ありがとう、このご恩は一生忘れません!」といって新天地に旅立ってしまう。
お約束展開で軽〜く読める一品でした。
ついついもう一杯、のカクテルみたいな作品?

みて太さん……また展開を期待してしまったんですね(^_^;)
私もウロコは大好きです。
しかしその後「グリフィンの年」を読んであんまりにもグリフィンが可愛かったものだから(「ダーク〜」とはちょっと違った学園ものでもあるので)印象がふっとんだ感があります。
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16 みて太

2004/04/14 21:58

芦原すなお『山桃寺まえみち』(河出文庫)読了。
『青春デンデケデケデケ』しか読んだことなかったけれど、あれはなかなか好印象。映画も(テレビで)観たけれど結構面白かった、ほとんど歳が違わないんで懐かしい気がした。
これは女子大生のミラが一年間休学して、身体をこわしたおばあさんのやってた居酒屋のママになって、そこに出入する人々との交流を綴った物語・・・なかなか素敵です。

実はこの本、今は工事中で内容は確認できないけれど、鈴木(仮名)さんの読書日記で見かけていつか読みたいと思っていたのです。
カチョーありがとう、早く復活してまた面白い本紹介してください。

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17 ウイング

2004/04/15 21:58

「夢幻戦記12 総司乱菊抄(下)」栗本 薫 読了。

今日・明日と大阪出張なので、電車の中は読書タイムです。
明日からは、「王女グリンダ」茅田砂胡。


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18 ウイング妻

2004/04/15 23:16

「グインサーガ 40」読了。
久々にグインちゃんが登場しました。
グインサーガなのに、グインちゃんがでてこない・・・、
という巻が続きました。
これからどうなるのでしょうね。
グインちゃんは。


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19 mamath

2004/04/16 00:03

妻さん
最新刊では、”宇宙船に乗るブッシュマン”になってます。
これ以上書けないのが辛いわ。(笑)
でもどこにいてもグインはグイン♪
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20 鈴木(仮名)

2004/04/17 15:48

こんにちは。ご無沙汰しております。近頃は横山光輝氏がお亡くなりになってしまってがっかりな鈴木です。
めっきり読書から遠ざかっておりましたが、こちらの書き込みを読んでいて、色々とまた読みたくなってきました。
とりあえず「バビル二世」読むか。あ、こりゃあ漫画だった。
>みてたさん
いやどうもどうも。もうなんだか恐縮です。
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21 みて太

2004/04/17 17:21

鈴木(仮名)さん! どんな具合ですか?
懲りずに「また自転車乗りたい!」なんてコメントも見かけましたが、どこかで救出された方のコメントとダブってしまいました。
危険はどこにでも転がっています。やっぱり家でコーヒーでも飲みながら本読んでるのが一番ですよ・・・と言いつつ、外へ出るには絶好の季節になってくるし、無精なオジサンと違って若いんだから気持ちも分かります。
いつ頃出かけられるようになるのか知りませんが、くれぐれも気をつけてください。
出かける前に「読書日記」の工事を完了させるように。

『ローダン<271>』読了(271/299)15冊目、順調順調。

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22 みて太

2004/04/18 16:06

山藤章二『まあ、そこへお坐り』(岩波書店)読了。
これ、聞いたことありませんがTBSラジオ「荒川強啓のデイキャッチ」で「ずれずれ草」として放送された辛口コラム75話。
いまさらだけれど和田誠と山藤章二は憎い・・・絵も字も図抜けて魅力的なのに文章も面白い。
あっ、お断りしておきますがこれはラジオコラムなので山藤の「戯れ絵」はひとつも載ってません。それで文庫化されるまで待とうかなとちょっと躊躇したんですがね、実は・・・結局待てませんでした。
なかなか辛辣なことや笑える話がいくつもあるんでいくつか紹介しようかとも思ったんだけれど、結構唸っちゃう駄洒落なんかもあるんで一度に紹介するのは勿体無い。そこで忘れた頃に自分で思いついたような振りをして小出しにしていこうとメモメモ。結局このままメモしたことを忘れちゃうんだろうけれど、そんな姑息な企みがあるので皆さんはけっして読まないように・・・とても面白いんだけれど。

昔は高橋義孝とか山口瞳、山本夏彦あたり、最近は林望、藤原正彦、山藤章二と言ったところか。小言幸兵衛みたいなオヤジの説教が好きなんだなあ、私。昔は「なるほど、左様でございますか」と感心して聞く一方だったのに最近は「そうそう、全く仰る通り」とすっかりオヤジ側・・・ああ。

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23 kinoko

2004/04/18 16:43

「モモ」読み終わりました。
とても素敵なお話でした。好きな本の仲間入りです。
訳者あとがきを読んで初めて知ったのですが、挿し絵はエンデが描いているのですね。表紙の線画が綺麗で好きです。
ウイング妻さんが薦めていらしたので、ぜひビデオを借りてきてみようと思っています。

次は「ホビット ゆきてかえりし物語」を読む予定。こちらも長い間本箱の肥やしになっていたのですが。楽しみです。
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24 mamath

2004/04/18 18:25

い?!ひょっとしてあたし、一週間ぶりかえ?!ここ。(笑)

いや〜、このところロムラー気分なトピ主でした(笑)が、
またぞろよろしうお願いいたしまする!

この一週間何してたかっていうと、
どとーの年度末年度始めも、もーこのへんで良い加減にして!と
思いつつ9時だ10時だに帰って来たりすると、
子供ズがPCを占領してたりしまして…。(爆)

んでもって、本日は、「若沖と琳派」の絵を見に行きながら、
ついでに嫁いで25年ひたすら箪笥を肥やし続けた着物(爆)2着を売り払い、
さらについでに、「サンジョルディの日」のチャリティー本のセールになんぞ走ってちゃッタリしてるんですね。(笑)
昨日は起きれない〜、腰が痛い〜、目が開かない〜って言ってた人がなにをしてるんだか…。(爆)
さて質問、今日の本命はなんだったんでしょう?(笑)

チャリティーの本、昨日と2日なんだそうですが(今朝新聞を見て知ったんです。)、今日の4時半が最終だそうで、2時もすぎればもう早くも終わりたい体制がちょい見えたりしまして、
立てカンは「定価の1割以上」になってるのに、売り子さんの口上は
「一冊百円、5冊までは全部で100円〜。(単価20円?!爆)」
コーナーごとに清算してたら、とあるコーナーにて。
「『出版大崩壊』『ブックオフと出版業界』?出版関係の人ですか?」なんて言われてしまいまして、いえいえただの本好きですと答えたら、
「業界本ならここにも」と『男たちの出版社』なんてのも袋に入れられてしまった。(笑)
いらんって!いつ読むのよ!!(爆)
と思いつつ貰ってきてしまうこの根性が情けない…。

いや〜。
「クライシス2050」ジョーギャノン
「怪奇博物館」赤川次郎
「ヒトはなぜ助平になったか」戸川幸夫
「哀しき追跡者」フィリップ・ケリガン
「奥津城」ローリー・R・キング
「ムーサよ、語れ」ー古代ギリシア文学への招待ー
「深海底からみた地球」−しんかい6500がさぐる世界ー
「センチュリアン」ジョゼフ・ウォンボー
サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞の「土壇場でハリー・ライム」(作者名漢字出せない〜。笑)
「職員会議に出た犬クロ」(これ、多分、この間見損ねた映画の原作と思う…)

以上のどれかが読了、ってカキコに上がったら褒めてね。(笑)

「ムジナ探偵局 闇に消えた男」富安陽子は帰りの電車で半分読んだけど…。
今はこういう小学生向きの本も密室なのね〜って読んでます。(笑)
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25 mamath

2004/04/18 19:30

おおっと?
長々カキコしているうちにKINOKOさんとニアミス。
ハロー。(笑)
モモ読まれたのですね〜。
そしてトールキンへ?うふ、いらっしゃいまし〜ん、なんてつい言ってしまいそう…。(笑)
指輪物語の壮大な世界も、すべては、田舎でのんびりと暮らしていたホビット、ビルボのもとに
ある日風の如く魔法使いガンダルフたちがやってきて、さあ冒険にと出かけるこの本から始まったのですねえ。(遠い目)

いかん、本論に入らねば。

菅浩江「不屈の女神」読了
プロローグで登場した勇者が本編始まっていきなり亡くなってるんですね〜。(爆)
おい〜と思ってると、ヒロインが一人戦うんです。ずーっと。
そして、「貴族(おひーさんだもん)はかしずかれて当然」と、
のたまっていたものが少しずつ変化していく…。
最初笑いマクっていたのですが、途中から、これは…と。
(いや〜、ヒロインにほれた兵士の亡霊が「きっぱり怒る女王様ってステキ〜。もっと怒って〜。」なんて台詞の(このままではありません。笑)ところは、某今は資格試験の受験勉強中の御方と、
やられキャラを自ら買って出てる某御方を思わず当て嵌めてしまって笑えたり…。済みませぬ。はい。)
この物語が書かれたときには未発表のゲームの元ストーリーというのに、
激しく納得(笑)のラノベでしたが、
このヒロインの成長しっぷりが良くて☆3つでした。
菅浩江がガイナックスのゲームストーリー作りしてたなんて知らなかったなあ…。

グインサーガ94巻「永遠への飛翔」読了。
一時読者評をひどく気にしていたくりもっつぁんも、
ギネス申請の準備がほとんど整ったそうで、なにやら自信と落ち着きを取り戻しています。
(が、かあいそーなゼノンたちをほっといて、ほーろーしてんじゃねえ!グイン!!
忠犬ハチ公みたいなゼノンたちを見捨てたらあんたヒーローの資格なくなんだかんね!!)
そう、批評なんて取り入れて作品を変えていくか、無視するかどっちかしかないんだからくよくよするだけは損って気付いたら
さくさく先に進めて欲しい。なんて読者はいつも我儘です。
なんてったって私の生きてるうちにラストまで行って欲しいんだ!!
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26 mamath

2004/04/18 20:00

「鍵」乃南アサ 詳細後日。
のすでにほとんど忘れてしまった詳細を…。(笑)
この前に読んだのがラノベ。(だよね?スニーカーだから。)
で、このままラノベにつっぱしろーかと思っていたところ
”痛そうだな〜”ってついつい先延ばしにしていたこれに目が止まる。(なぜ買う?私…笑)
表紙の心細そうなセーラー服に、読みかけて…そのままはまってしまった。
お薦めです。でも、まりかちゃさんは2年後ウイング妻さんは3年後以降にと条件を付けたいです。
なにしろのっけから葬儀の帰りから始まるんです。
乃南は描写が上手い。上手いだけに痛い…まだ私でいまでも。
畳み掛ける謎とサスペンス。そして緩やかな成長ストーリー。
(途中ある登場人物をどれほどののしったか…成長してくれてよかった。ほっ。
もう一人の行動はもーはらはらして…おい〜、危ないって!
警察届けろって〜〜〜〜!!と。すっかり感情移入。笑)
ラストあたりに「うっわ〜青春してますねっていいたいけど、
古くない〜?」のシーンもありました。(笑)
作者もっと若いと思ってたけど、さして私と変わらないってことが
「コレが青春だ!」(これ分かる人、少数だと思う…)のノリで
納得させられました。
でも、甘甘なの好きだし〜。(笑)

で次に読んだのが「ダブルブリッド」。
意外でした。フーちゃんのお薦めということで名古屋オフの時に買ったのですが
実をいうと、イラストにちょっとひいてました。(笑)
この系列のイラストは好みじゃないのです。
どっちかっていうと「トリブラ」の華麗なイラストのほうが好み。
だって、このイラストって美系とそうでないヒトの区別がつかないんだもの…。(おい!)
で、読んでみて驚きました。
正確な描写で私でも戦闘シーンが想像できる。(空手なんだけど)
単純明快なヒーロー(ゼノンタイプ。好きなんだな…)と、突き刺さるような孤独を持つヒロイン、そしてそこはかとなく漂うラブロマンス(?)と
いかにも怪しげな人物。
(ちょっとー、食べたかったってそれ…と、
読んだ人だけに分かるようなことかいちゃだめか…。
いや〜、ぶっそーなやつが出てくるんです。で、こいつがどーなるのか見たいがために続きを追っかけることになる。
あと、張り紙しか出てこない人物達にも会いたいような…。)
なぜか「彼方から」と「EDGE」を思い浮かべながら読みました。
けっこー血みどろなシーンが出てくるのですが、有り得る血みどろは読めてしまうのですね。
大型の蜥蜴を生で捕まえようってのは、そりゃーシッポではたかれリャ血が出るわな〜、などと。
有り得ないフィクションを有り得るものと納得させられれば、
グインが宇宙船に乗ろうが、耳がちぎれて吹っ飛ぼうが
読めてしまうものなのですね、ヘタレ読者も…。(笑)

電車往復で2/3を、家に帰ってからトイレで内緒で残りを。おかげで眠い。(笑)
詳細後日。

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27 mamath

2004/04/18 20:03

ありゃ?コピペの残りが。
手を抜いて作品名コピーしたのまるわかりだわ〜〜〜〜!!
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28 いろは

2004/04/18 21:24

うーん、ここんとこテレビばっかり見てて、本を読んでないので
ここに参加できずにおりました(爆)
今月読んだのは、中島らも「変!!」だけでする〜。
菅 浩江の「博物館惑星」・・みて太さんも同じの読んではるーとか思いつつ止まってるし
(面白いなーと思ってるのに、何故か・・)
赤川次郎の「沈める鐘の殺人」もちょこっと読んでは止まってる。
↑ゲーム「月の光」の原作なので買った・・。
他にも古本市で「コドネームは鬼」豊田有恒
「孫ニモ負ケズ」北 杜夫
「着想の技術」筒井 康隆
「どんぐり民話館」星 新一
・・・と買うのはイロイロ(笑)
まぁ、ぼちぼち読んでいくつもりです。
(この分じゃぁ積読が無くなる日は永遠に来ないなぁ(^-^;))

削除キー   

29 fool

2004/04/18 21:29

mamathさん
「ダブルブリッド」気に入っていただけました?そう、描写がわかりやすいんですよ!あまり飾らない文章ですが、それがうまく活きています。この物語の主人公たちの性格にもうまく文章が合っていると思います。

張り紙しか出てこない人たちは、2巻以降に徐々に登場しますよ〜。

イラストの藤倉和音さんはすでにお亡くなりになられ、3巻以降はたけひとさんがイラストを務められてます。個人的には藤倉さんのイラストは嫌いじゃなかったです。

・・・・で、「彼方から」と「EDGE」ってなんですか?(釣られてどうする・・・)



どうも最近集中力がダウン。特に平日には本が読めない・・・。今日からやっと「凍るタナトス」読み始めました。いい感じです。
削除キー   

30 fool

2004/04/18 21:31

いろはさんとニアミス〜。
赤川次郎の「沈める鐘の殺人」は中学生の頃(だったと思う)に読みました!
削除キー   

31 kinoko

2004/04/19 20:52

「ム−ミン谷の十一月」読み終わりました。
やっぱりム−ミンは素晴らしいです。本当に人生の書にしたいくらいでして…。
そして自然で素朴な比喩表現が大好きです。思わず「あ〜、うんうん、そんな感じ」としみじみと納得してしまいます。何度でも読み返したい本ですよ。
次の文庫本は「だれも猫には気づかない」(アン・マキャフリー)を読もうかなと思っています。
削除キー   

32 mamath

2004/04/19 22:17

foolさん
あれ?イラストレーター違うの?同じに見えたんだけど。
(なぜか3巻は手元にあったり。)

え〜とですね。
「彼方から」はひかわきょうこの漫画です。
花とゆめコミックスで10巻以上出てます。
ある日高校生のノリコが友達と下校中に爆発事故に巻き込まれ
異世界に入り込む。
そこでイザークという(ロン毛でちょーカッコいいんです!)
青年と知り合い、実はその青年が…。
イザークがそれこそダブルブリッドのような変身を遂げた時
ノリコがどうしたかってシーンが…。(ちょっと糸を引いてみたり。
でも、ふーちゃんにはちょっと甘いかもです。)

「EDGE」のほうが、世界的にはダブルに近いような…。
天才的な頭脳と殺人技術を持った心理分析官のヒロインと、
ヒロインを慕う元刑事(事故に巻き込まれて頭脳が退行。
一巻では幼稚園児並みの頭脳と感情。なのに超能力者。ガタイはでかい)が一巻ごとに違う犯人と対決…なんだけど、
犯人たちが一様に可哀想で、ヒーローヒロインが可哀想で、
くそ、目が離せねえ。(お下品)
なのに、3巻でとまってやがんだああああ。のお話です。(笑)
そらちゃんに、可哀想だあああって詰られたりしてます。(笑)
オフで会ったら差し上げます。
ヒロインの男装が美美しくてねえ…。(笑)

「さらば愛しき鉤爪」読んでます。
まりか〜、これ文庫なのね。(笑)
削除キー   

33 西子

2004/04/20 14:17

こんにちは。
いしいしんじ「麦ふみクーツェ」読了しました。

舞台は架空の港町。主人公は、体が大きすぎるせいでクラスで存在を無視されている男の子、「ねこ」。
ある時ねこは、彼のお祖父さんがティンパニー奏者をしている町の吹奏楽団に加わる事になります。楽器は彼自身。彼が担当するのは”猫の鳴きまね”なのです。

なんとも変なお話でした。でもすごく気持ちいい!
いしいしんじの他の本も読んでみたくなりました。(「トリツカレ男」なんてタイトルからして気になります。 笑)

次はDWジョーンズ「魔法がいっぱい」を…と思いつつ、吉川英治「三国志」を読み始めてしまいました。
読み途中の本のジャンルがバラバラすぎてちょっと混乱…(笑)

mamathさん
きゃー!イザーク!格好良いですよね!大好きですー!(興奮しすぎ)
友人に「お約束すぎる」と言われましたが、その「お約束」な所が好きです。

横レス失礼しました。m(_ _)m
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34 まりかちゃ

2004/04/20 14:30

「死への祈り」ローレンス・ブロック、読了。

きゃあ、久しぶりのマット・スカダーだわっvってわけで(笑)
面白かったです〜。しかし、これ犯人が・・・
いや、渋いわ、かっこよいわ〜って思ってたマット・スカダーも64歳なんですって。。。
じいさんじゃん。。。てかすっかり落ち着いてるじゃん。。。
コンサート通いしてるじゃん。。。
まぁ、良いのだけれども。
今回は、ニューヨークの暮らしぶりとマットの執念深さでもって、強盗殺人と思われていた事件が実はそうではなく、用意周到に計画された計画殺人であると見抜くところが面白い。
犯人がまた不気味でもある。謎解きにもインターネットが活用され、この犯人は掲示板の書き込みを熱心に眺めているあたり気持ち悪いっす。
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35 fool

2004/04/20 23:36

mamathさん

花とゆめコミックスですか・・・・・・無理です。
イラスト変わったの気づきませんでしたか。たけひとさんはまだ新人らしく巻ごとにイラストの雰囲気が変わります。9巻のカバーイラストは結構気に入ってます。(けっしてそこまで読んでくれ!!と言う意味ではありませんよ?ええ、違いますとも・・・)

西子さん
吉川英治「三国志」
何度読み直したことか・・・・(涙)
漢の生き様に惚れましたよ。張遼とか、龐統とか好きだったなあ・・・。
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36 fool

2004/04/20 23:36

ありゃ、「ほうとう」が文字化けしている。
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37 みて太

2004/04/21 00:11

ヘレーン・ハンフ編著『チャリング・クロス街84番地−本を愛する人のための本−』(リーダースダイジェスト)
これ随分昔に読んだ本。物置から出してきた本の奥付は1972年4月15日初版、高校生の頃かと思っていたがもう少し後だったなあ。
書簡集というのはそれまで(この後も)読んだこと無くて、戯曲が読めない私はちょっと躊躇ったが、ニューヨークの本好きの女性作家とロンドンの古書店との遣り取りというのに惹かれて読んだんだが随分感動した覚えがある。
四五日前「本の雑誌」の最新号をみていたら突然このタイトルが目にはいった。野田知佑が偶然観たこの映画を絶賛していたのだ。
懐かしさとなんというか崇高な(?)気持ちが湧いてきて、矢も楯も堪らずDVDを注文してしまった・・・一週間ぐらいかかるらしい。

DVDを待つ間に、引っ張り出してきた本をちょっと覗くつもりがヘレーン・ハンフからマークス書店宛ての最初の手紙を読んだら止められなくなって結局読み通してしまった。感動を新たにしたのだが、映画を観るのが不安になってきた・・・これをどう映画にするんだろう?
「こんな本を探して欲しい」「それならありますよ。他にもこんな本はいかが?」なんて客と古書店が文通してるだけの話なんだから。

読んでてなんだか「本好き連」を思いました、なんでだろう。
本を通して知り合っただけの会ったことも無い人たちが、いつしか本だけでなく食料を送ったり(1950年代の始め頃、ハンフの住むアメリカは豊かでもマークス社のあるイギリスは卵や肉などの食料もなかなか手に入らなかったらしい)クリスマスプレゼントを交換したり、友情と信頼を育んだ二十年・・・いいんです。

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38 そらた

2004/04/21 11:05

小野不由美「屍鬼」を読んでます。
すごいよ、止まらないよ。何かに憑かれたような勢いで読んでます。
読み終わったら憂鬱になるのが分かっているので、今から次になにを読もうか考え中です(笑)
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39 かなめ

2004/04/21 14:17

貫井徳郎「慟哭」読了
まますさんから来た段ボール箱に入ってた奴じゃなかったかな?
一月くらい?途中でほったらかしてたのを、昨夜一息にラストまで。

むむーん。そうだなぁ、犯人が宗教に希望を見出す辺りまで面白かった。喪失感を「穴」と表現するのも上手い。
しかし必要とはいえ、警察の捜査部分がつまんない。佐伯とその恋人(名前忘れた)の会話なんかいらない。
てゆか、この女、途中まではサバサバしていていい感じなんだけど、最後の辺りが俗っぽくて腹立つ。話自体もそこから性急になりすぎてしまって、ラストまで謎解きのためのページに成り下がっている。
ラストは予想ついてたからそんなに驚かなかったんだけど、その性急さがなければもっと良い仕上がりだったかも。
改訂された文庫版はどうなっているんだろう。
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40 ウイング

2004/04/21 21:16

「王女グリンダ」茅田砂胡 読了。
「デルフィニア戦記」の前に書いた作品ということで、
どんなんかなーという感じで読み始めました。
僕の好きなシェラが登場する話とリィの縁談の話。
全然、違和感なく入れました。
おもしろかった。

次は、宮部みゆき「堪忍箱」。
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41 めでぃ

2004/04/21 22:08

『遊星よりの昆虫軍X』 ジョン・スラデック

B級SF映画みたいなタイトルなので、そーゆー(しょぼい昆虫宇宙人がでてきたりするよーな)本だと思ったんだけど、違った。「つぎつぎにくりだすギャグの奔流によって一種の”めまい”を呼び起こす」ワイドスクリーンコミックだったのだ。しかし、次々にギャグをくりだされても、無知な僕には、本ネタがわからないわけでありまして…。カットアップつかってあっても、全然気づかず、なんやこれみょーな文章じゃのうっとしか思わなかったわけで、ああっバロウズ本を読んだのになぁ。
でも最後まで読めたし、それなりに面白いです。なまりの強い美人の会話とか読んでいて楽しいし「うぢにおいでなさい。ゔぁだし、すごくぢかくに死んでるから。休んだほうがいいゔぁ」って。

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42 mamath

2004/04/21 22:09

かなめさん
女なんか出てたっけ?
つーたら殺されるかな…全然覚えてない〜。(おい)
子供が誘拐されるやつだったよね?
奥さん殺しちゃって一日行方不明になるやつだっけ?
は〜。この記憶力、何読んだって無駄って気がしてきた…。(溜め息)

さて次の感想も覚えていられるかどうか…。

「ボプラの秋」湯本香樹実 新潮文庫 読了。
いや〜、参りました。
週の始めだと言うのに、ナイトシフトだからってついつい寄った黄色い看板。(笑)
「…鉤爪」を読んでいる最中だというのに、「細胞紳士録」岩波新書も注文したのを忘れていたのが届いたというのに、
(今日なんかミステリーズC一ヶ月遅れで届くのよ、その本屋。
げげって思うじゃない?ピンバッジ集めてるのに、締め切り過ぎてたらその首絞めてやる!って思っちゃったもんね。笑。
今度はサスペンスの拳銃マークなんだから。)
目に留まってしまった、日本人作家のコーナー。
つい最近みんなの話題にあった亡くなったエッセイスト(じゃないような…)の本と一緒に、これも何かの縁と手にとって…。

参りました。凄いです。
こういう出会いがあるから本ってやめられない。
突然の交通事故で父であり夫である一家の主を失った母子。
かなりヤバイ心境になってしまって、毎日毎日あてどもなく町を放浪してふと見つけたポプラの木があるボロアパート。
すでに大きくなってそのアパートを出ていた、主人公(母子の子のほう)の回想で物語は進んでいくのですか。
小説は書き出しが一番難しいという、その最初の一行から驚かされました。
うは、こういう形もありか。
感情移入とかそんなレベルではなく、主人公になりきるわけでなく
傍観者としてみているはずなのに、集中して読まされてしまいました。
(いや〜、危なかったっす。電車。…どこ走ってるかわかんなくなっちまった…単なるボケ?笑)
回想のモノローグなんだから、当然の帰結になるはずが、
え?!というどんでん返しが大小2回。
そのどんでん返しでさらに世界を奥深く、見えないドラマを広げさせる凄さ。
なって欲しい結末をほのかに示しながらも、閉じないでさまざまな方向への余韻を残しながらのエンディング。
スッゴイ〜。
宮部の「火車」、小野の「十二国記」(2度目のほう。一度目はコケてたから。笑)に匹敵する驚きでした。
しばらく”お気に”だな〜。

”もういい加減、まやかしは止めなくてはならない。
見知らぬ国の、混み合った長距離列車の切符売り場にひとり取り残されてしまったみたいに、私は不安で、おまけに焦っている。
早く、早く行き先を決めなければ…でもいったいどこに行けばいいのだろう?
けれど、ふと顔をあげると、ポプラの木は今も紛れもなくそこに立っていた。
午後の陽射しを浴びながら、金色の葉をかすかに鳴らして。
それは過去でも未来でも夢でもまやかしでもなく、
あまりにもくっきりと現実そのものだったので、
私は瞬間、頭の中が真っ白になってしまう。
ポプラの木は、行き場がないなんてことは考えない。
今いるところにいるだけだ。
そして私も、今。ここにいる。”

この文体が苦手な人には薦めません。
でも、ちょっとでも関心持ったひとは、絶対読んで!!(笑)
(といいつつ、2・3ヶ月たつと薦めた当人がストーリー忘れてたりしたら目も当てられんなあ…くすん。)
ここでクライマックスか、って思ったのにこのあとどんでん返しだもんね〜。く〜、やっておくれだ湯本さん!ってとこ。(笑)
まぎれもなく今年のベスト10の1つ。イエイ!

みてたさん
「チャリングクロス…」は本好きの永遠のバイブルでもありますのよ〜。(雨ちゃん、読んだ?←押し付け中。笑。
その前に「彼方から1・2」読んだ?←貸し出し中。
次はフーちゃんに貸そうかな?笑)
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43 mamath

2004/04/21 22:12

あ、カキコの間にウイングさんとメディさんとニアミス〜。
お二人さん(メディさんはお久だね〜。元気そうで安心しました♪)はろ〜!!
…やはりカキコは短くしなきゃ。(笑)
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44 みんと

2004/04/21 22:13

ここにカキコは久しぶりです♪♪
恩田陸の「不安な童話」読み終わりました!
なかなか面白いストーリーでしたねぇ。
結構他の作品に比べて理解しやすかったです、これは。

今、覆面作家シリーズ三部作の第三部目!!
北村薫の「覆面作家の夢の家」三章中の二章目です!
さすが北村さんっ読んでいてすごく楽しいですっ
覆面作家の新妻千秋さんのファンになっちゃいますよ♪
羨ましいですねぇ〜!呼んでいてホントに世界に入り込めます。


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45 みんと

2004/04/21 22:16

最後の行…お分かりでしょうけど読んでいてデス。
だれをいったい呼んでいるんだ?!
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46 鱈子

2004/04/21 22:40

宮部みゆき「魔術はささやく」読了♪

面白かったです♪
犯人はだれかなぁ・・・・って色々探りながら読んでいたんですが・・・結局意外なところから犯人さん(魔術師)出てきました(爆
いつものように、犯人さん最後までわからず・・・・(笑
しかし、宮部さんって本当に登場人物の描写上手いですよね・・・。
主人公の守以外にも一人一人隙無くしっかりと書かれていますし。
あと、社会問題を扱っているのにお堅くならないのはやっぱり文章構成とか進み方が上手いんでしょうねぇ・・・。
ちょっと難を言うと、やっぱり登場人物のエピソードをしっかり端から端まで書いてしまって、もうちょっとしぼって綺麗にまとめれたかな・・・?とかも思いました。
でも、この間までまったく読めてなかったのに、昨日一気に読んでしまいましたよ(爆
おかけで今日の授業は・・・(省略
あぁ・・・それにしても、いじめっこって本当にむかつく(笑
この話にもお約束通りでてくるんだけど、やっぱり腹が立ちましたよ(笑
最後、そんないじめにへこたれない守がぎゃふんと言わせてたけど(爆笑
守とお母さんの強さにはとても感動しました♪
まますさん、面白かったです〜〜ありがとうございます♪


さぁ〜つぎは天才芸術家鳥山響一が出てくる、恩田陸のひさしぶりのホラー「禁じられた楽園」です♪
買っちゃいました(爆
期待してるんですが・・・。
・・・・まぁ・・・祈ります(笑
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47 鱈子

2004/04/21 22:49

>まますさん

おぉぉ!「ポプラの秋」私も積んだままです(爆
確か、「夏の庭」を読んでから古本屋さんでこの本見つけて、考えも無しにぱっと購入(笑
しかし・・・案の定積んだまま・・(爆
ですが・・・・良かったみたいですねぇ♪
そんなにどんでん返しがあるような話だったんですか・・・。
せっかくだから私も恩田さんが終わったら読んでみようかな♪(笑
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48 かなめ

2004/04/21 23:36

>まますさん
子供が誘拐される奴です<「慟哭」
女は話のメインとはハズレ気味だから、覚えていなくても仕方ないかと(笑)
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49 みて太

2004/04/22 00:28

「本好き連」で『チャリングクロス』を薦めたのは「釈迦に説法」でしたね。懐かしくて、読み返したらやっぱり良くて、つい・・・恥ずかしい。
DVD、今日届きましたが、例によってロスタイムで追着かれたサッカー見てたんで今日はパス。金曜の夜かな、観るのは・・・楽しみです。

オジサンオバサンは皆さん読まれてるでしょうが、いくら「連」でも未読の若い方はみえるんじゃないでしょうかと悪足掻き。
中公文庫で出てるらしい・・・といっても20年ぐらい前みたいだから手に入らないかな。

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50 そらた

2004/04/22 11:10

「ポプラの秋」
職場の更衣室においてあって、ちょこちょこ読んでたんですけど、気付くと読みかけのまま消えていた…。
そうか、面白いのか。買うか借りるかして読みます。
「屍鬼」のお口直しにちょうど良いでしょうか。
ちなみに「夏の庭」は積んであります(苦笑)
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51 鈴木(仮名)

2004/04/22 20:25

みてたさん
『チャリング・クロス街84番地』ぼくも昔読みました。中公文庫で。
オジサンってことでしょうか。
古本を手に入れた時の著者が「この本の中でいちばん楽しい個所が何箇所か、パラッと自然に開く」と喜んでいる下りがあって、好感が持てました。よい本ですね。

mamathさん
湯本香樹実って『夏の庭』を書いた人ですか。アレしか読んだことがなかったのですが。そうかー、ポプラの秋か。お、鱈子さんも買ってるのか。そらたさんもつまみ食いしているのか。面白そうだから僕も読んでみようかなー。

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52 みて太

2004/04/22 20:50

>オジサンってことでしょうか。>
鈴木(仮名)さん、あなたはりっぱなオジサンです。

『日本のスイッチ』じゃないけれど、すっかり忘れ去られてる「別冊本好き連」で<本好きのバイブル『チャリングクロス街84番地』>を「読んだ」or「読んでない」でアンケートとってみるのも面白そうだなあ。
でもここは、オジサンオバサンに抵抗があって読んでても「読んでない」を選ぶ嘘つきが多そうだから成立しないな。

今のところオジサンはカチョーと私。
オバサンはmamathさん。

『夏の庭』はテレビで映画を観たことをここで話したら、オジサン(カチョーのことです)に「本の方が良いよ」と言われて買って積んであるのですが・・・。

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53 mamath

2004/04/22 22:04

みんとさん
呼ばれたのは私かも。(笑)
覆面作家シリーズ面白いですよね。
宮部みゆきはほとんど放出してしまった(2冊ぐらいしか残ってない。でも喜んでもらえるからいいんだ。笑)のに
何ゆえか北村薫は円紫シリーズと覆面作家シリーズと
リセット待ちの「スキップ」「ターン」と本棚に並んでます。
…困った。減らない。(笑)

鱈子さん
面白かったようでよかったです。「魔術はささやく」
で、「ポプラの秋」積読なんて勿体無い!!
ぜひぜひ。
生きているっていうことが、とても愛おしくなる…
(途中心配しまくるとも思いますが…)
そんな本でした。
先日BOで
♪くだらない世の中の、くだらない人たち…♪という
歌詞の歌が流れてきて、頭に血が昇っていたりしたんですが
(ばっかやろー、何も知ろうともせんでくだらないってきめつけるなああ!!などと…こほん。
そんなところで吠えるわけにもいかないもんねえ。笑)、
この本は、くだらない人なんていない!って静かに宣言してくれる本なんです。
(登場人物は実に地味ですが。起きる事件も外からみればとっても地味です。)
あ〜、また語りだすと長くなりそうなので、続きはタラちゃんの感想に任せて…と。(笑)

かなめさん
よかった。重要なシーンじゃなくて。(笑)
でもそもそも女性が出てきたイメージが全然無いの。(笑)
警察官と元警察官と犯人と子供。
やっぱハッピーエンドが良いよ〜。
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54 しん

2004/04/22 22:07

「ストレイトジャケット6 ラクエンのサダメ」読了
個人的にこのシリーズは好きなので内容に関しては面白かったです。
いつもに較べたら気持ちテンション低いかなと思ったぐらいですね。
このシリーズもそろそろ佳境に入ってきてあと数巻で終わるらしいですが、一巻のあとがきで五巻ぐらいのシリーズを想定してると述べられてた記憶が・・・まあ、いいか。

つぎは、少し意外な物を予定してます。
知ってる方がおられれば、んなもんここにわざわざ書き込みすんなよってものかもしれませんが(笑)
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55 mamath

2004/04/22 22:53

みてたさん
ちがーう!(笑)
もっと熱く語って欲しかったんだって、チャリングクロス。(笑)
言って見れば、ただの古本屋さんとお客さんが通信販売してる(おいおい)ってだけなんだけろうけど、
本のことが心から好きな客と店主が、今度はこの本送って頂戴、あああの本はいいですねなんとか版のなんとかならありますよ、あの本はどうのこうの、この本はどーだからどーのこーの。
その、連綿と続くやり取りの中に、そのころの世情やら詩情やら私情やらが見えてきて、
そしてラストあたりでふええええんってなって、
これが実話なんだからなあ。っていうのがまたなんとも。
(未読の方のために伏せてます…正直にいうと細かいところは
ほとんど忘れてます。笑
でも、我が家の中公文庫は図書館で使うビニールカバーで
カバーリングしてあるし、雨ちゃんに押し付けたのは
それを貸す気がさらさらないので古本屋さんで買ったもの。笑。
つまり、棺おけの10には入らないものの、処分する気が全然ないやつなんですよ。)

そらたさん
「屍鬼」の口直し…。う〜〜〜〜ん。
ちょっと間に軽いもの挟んだほうが良いかも。
一部分(というかバームクーヘンみたいに層をなして)辛い表記がいろいろあります。
主人公の子供時代のところ、(そしてちらちら覗く現在進行形も)とってもとっても心配になっちゃうんです。
そらちゃんには辛いと思う。でもラストまで行くといいんです。
辛さあってこそのポプラの金色、生きることの肯定って思えるから。
(と、結局薦める…笑。うそつき〜って言われたっていいも〜ん。
私はそう思ったんだも〜ん。と逃げたりして…笑)

鈴木さん
そう、その湯本さんです。
風雲さんの児童書すれで、お薦め児童文学者生存者版(笑)に
有名らしいよと名前を挙げたものの、
私自身は「夏の庭」を原作読んだかどうか覚えが無い。(笑)
映画だけを見たのか原作も読んでるのか、
もうここらへんの人(現代日本)になると、色々混ざってしまって
そうでなくても混乱する頭がよけいに分からなくなる。(これだもんね〜。笑)
いっそ、知らない題のを読んで見るか…で、嵌りました。(笑)
池澤が暖色系ならこちらは寒色系かな〜、などとも思ったりして。
(などと糸をたらしてみたり…)

>そうかー、ポプラの秋か。お、鱈子さんも買ってるのか。そらたさんもつまみ食いしているのか。面白そうだから僕も読んでみようかなー。<
おお、鈴木節!   °°(><)°° 
もう随分持ち直してきたかな?って思えるようななんだか元気なカキコですね。
本を読む気になってきたって読んでとっても嬉しいです。
半快(笑)おめでとう!!


おまけ
みてたさん
わたしオバサンじゃないも〜ん。
おばちゃん、もしくはオバタリアンだからね!(笑)



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56 mamath

2004/04/22 22:55

おや?しんさんとニアミス。
はろ〜!!
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57 そらた

2004/04/23 10:52

>mamathさん、
「屍鬼」の口直しにはならないですか…。<「ポプラの秋」
そういえば、主人公の現在はあまり幸せそうに見えなかったな。
おとなしく「チョコレート工場の秘密」を探すことにします。
ところでmamathさんはオバサンでもおばちゃんでもオバタリアンでもないと思いますですよ〜。お話してると同年代と話してる感じがしますもの。
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58 みて太

2004/04/23 21:18

(mamathさんと同年代? そりゃ、そりゃたろうさんがオ○サンってことじゃないのかなあ・・・ねぇ、みんとちゃん。)
なんてノド元まで出かかったんだけれど・・あああ・・出ちゃった!

『ダークホルム・・・』全体の筋は面白いのになぜか印象は今ひとつ、先入観がいけなかったんだろうなあ。
でも、そらたろうオ姉サンを筆頭にこれだけの方々が魅せられているんだからDWJ面白くないはずないのでこのままじゃなんだか損しちゃうような気がしました、『十二国記』の例もあるしね。
もう一冊なにか読まなきゃなと『わたしが幽霊だった時』(創元推理文庫)読みました。
こっちの方が面白かった。どういう展開になっていくのか見当もつかない・・・先入観の入り込む余地がないのが良かったのかな。

『チョコレート工場』かあ、全然覚えてないなあ、面白かったという記憶だけで。読み返してみたいとは思うんだけれど未読本の山を先になんとかしなくちゃなあ・・・まず「ローダン」。

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59 ウイング

2004/04/23 21:34

「堪忍箱」宮部みゆき 読了。
もうひとつかな。
宮部さんだけに期待度が高すぎたのかもしれないが。
そんな中、「お墓の下まで」と「謀りごと」は、登場人物が一つの事柄に対して、いろんな思惑を秘めている。という話で、
なかなかよかったけど。

次は、「大極宮」大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき。
3人による四方山話です。


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60 みんと

2004/04/23 22:02

今日、北村薫の覆面作家シリーズ、覆面作家の夢の家を読み終わりました!
いやぁ、面白いですねぇ♪ラストが少し感動!!

次は何を読もうか迷い中。おそらく小松江理子の青の時代ですね。
SUMMERSnowは読んだんで、あとは若葉の頃が欲しいです!

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61 mamath

2004/04/24 17:14

そのうち殺すよみてたさん(爆)
まったくもう、オバサンおばさんと。
そらちゃんが同年代のような(実際はそらたさんが子供でも法律的にひっかりません…笑)と言ってくれているのは、
若い方に引っ張ってくれているんだから。(笑)

「平成サラリーマン川柳傑作選 9回裏」(9集目です)読了
「ポプラの秋」のあと、そこそこのものを読むと比べてしまっていかんだろうと「細胞紳士禄」っちゅう、一つ一つの細胞のデジタル顕微鏡の写真つきの生物学の軽いの読んでたんだけど、
これ、いいんですよね、2・3章ごとに爆睡して…。(笑)
文を読むより顕微鏡写真みてへーのほーのと言ってたほうがいいかな?と思ってたら、昨日の朝みつからなくって(片づけしてないことが一辺でわかるわね。笑)
代わりに手に取ったもの。(…長い。この表現力をなんとかせんとなあ。笑)

”この広い世界にボクの職が無い”
前半の慣用句をひっくり返す〆の言葉とか、うむむむって読んじゃいました。
サラ川を見たいがために第一生命に加入してたこともあったのですが…(笑)。

”おせじにも若いと言えず服をほめ”
とか
”ちょっとまてそれは上司の持ち歌だ”
”持ち歌もそれだけはずれりゃかくし芸”
とか
日常の一コマをシニカルコにミカルにに詠う市井の人々のしたたかさに、
笑ったりうなったり。(笑)

”仕事しろ残業するな成果出せ”で頑張って
”ハンガーに背広疲れてぶらさがる”毎日
”窓際に行くほど川柳上手くなり”なんていっていられるものはまだましで
”出世せず逮捕もされず無事定年””定年の表彰状が初受賞”までもいけず
”正論は会社出てから天に吐く”なんてやってると
”リストラがあんな言い人連れて行く”やら
”左遷地へ万歳の無い発車ベル”になったりするのも束の間、
”定年前俺より先に会社逝く”
”ささやかな乾杯をして社名消え”はあ、辛いなあ。

つい先ごろ、走っていった駅の構内、
ゴミ箱の前にしゃがんでいる中年の男性。
一瞬の間に見て取ったのは、ホームレスの人がゴミ箱の中から拾った本をついオンリーディングといった光景。
なぜか本の中味まで見えてしまって、それは岩波新潮角川あたりの古い字組の文庫。
なぜ、あなたがそこにいるのですか?
リストラ?借金でサラ金借りて失踪中?
あなた本好きなのに。
訊きもできず息を切らして乗り込む電車の車内で悲しかった。

実際単なる我儘でしかないと思いながら、本好きは好きな環境のもとで本を読んでて欲しいと思う。
で、もっと我儘ながら、だからといってでは退職してひとり分の就職口を空ける、なんてつもりはない…。
大学の授業料は高いし、総領もハードな職場でいつ退職するか分からないし(これで就職して一年になるけど、まともに昼休みとったことないって…怒!)まだまだ辞められない…。

”履歴書に趣味は書けても特技なし”で、
再就職を求めた時に不利になるのは見えてるもんね。はあ。
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62 そらた

2004/04/24 21:55

えー、でも、お話したり書き込み読んでて同年代と一緒に感じるのってmamathさんとかYOUさんとか、見事に女性陣だけなので、わたしはちゃんと年相応だと思いますよ?(笑)

「屍鬼」文庫版4巻を読んでます。
若御院に苛々します。
小野主上の風呂敷の畳み方、あまり好きじゃないだけに最後まで読めるかどうかドキドキです。 
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63 みて太

2004/04/25 00:37

『ローダン<272>』読了(272/299)。
「ローダン」は一冊に二話掲載されていて、話は継続して進行していく。
だがこの<272巻>、一話目と二話との話がつながらない。
一話目で他の星でトラブルに巻き込まれてたはずの人物が何事も無いように二話に登場してくるので訝りながら読んだのだか、この二話目にミスが多いのである。
「デッキ・ステーション」が「デッキス・テーション」
「機械から声がした」が「機会から越えずした」
「生きのこるチャンス」が「息のこるチャンス」
「不快な振動」が「深いな振動」
こんなの初めてだが巻末の注意書きで判明した。
都合により二話目は<273巻>の一話目と順序を変えて掲載してるとのこと。
永年翻訳をしてきた松谷健二亡き後、四人の訳者が交代で訳しているが誰かが落として、訳し終えてた次の話を校正もせずに急遽載せたに違いない。これは初版だけれど今はもう直ってるんだろか・・・。


川柳ですか、mamathさん。
実は私も次は『川柳うきよ鏡』(新潮新書)です。
「小説新潮」への読者投稿を選者の小沢昭一が取り上げたもの。
読むのはこれからですが
>女房の尻を輪ゴムの的にする
>客帰り関白の座に戻る妻
>妻旅行電話も人もぴたり止む
なんてのが腰巻に挙げてある。面白そうです。

そらたろうさん。
私も書き込み読んでて同年代だと感じます、mamathさんとYouさん。

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64 ウイング妻

2004/04/25 07:16

おはようございます。
「沙羅は和子の名を呼ぶ」加納朋子著、読了。
短編集なので、最初は、まあまあかな、という感じでした。
でも、後半から、引き込まれていきました。
特に、最後の表題の「沙羅・・・」は、考えさせられました。
良かったです。

次は、「今昔続百鬼」京極夏彦著、です。
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65 みて太

2004/04/25 11:19

小沢昭一『川柳うきよ鏡』(新潮新書)読了。

>徳のある坊さん経は短くし
・・・5月16日に親父の三回忌法要。坊さん、短きゃあんたにも得が。
>世の中に何でも知ってる馬鹿がいる
・・・物識りだけれど、物識りだけの人がいる。
>親に似ていくらか親子とも不満
・・・ったく親の顔が見てみたいよ。そりゃ、あんただよ!
>立ち退きは人柄順に市計画
・・・ありますね。以前勤めてた会社。転勤話も大人しい、人の良い順に声を掛けていく。そんな会社・・・潰れました。
>天衣無縫だなんて軽蔑されている
・・・これ、句よりも解説で大笑い。「お若いですねェ」も若かった時には絶対言われませんでした、って。「同世代みたい!」も同じかな?
>年金で細ぼそ暮らす鶴と亀
・・・「寝たきりも入れて今年も長寿国」だって。
>孝行をするには親が長寿すぎ
・・・これは昔ながらの「親孝行したいときには親は無し」の方が実感です。
>あの世とはよいとこらしい行ったきり
・・・あはは、私も「本好き連」から戻れなくなりました(あの世と一緒にするな、って?)。

てな具合で・・・
私も一句>挙げだせば尽きること無い面白さ
更に一句>二人して川柳並べる同世代

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66 mamath

2004/04/25 14:08

んまあ?!
川柳が年寄りだけのものと思っていませんか?みてた翁。(笑)

たまたま、3月に仕事上でいろいろあって、
忙しさとともに凹んでいたのでよけいに痛みがささるので
(と同時に本当に多かった9集目、リストラ関係が)
そっち系のものばかりならべてしまいましたが
若い人たちも詠むんですよ、川柳。

”ブランドの財布の中を風が吹く”
”コストダウンさけぶあんたがコスト高”
”恋人がいるかと聞かれ「はい いります」”
”五時からがあるから今朝も勇んでく”
”体重がK点越えるお正月”
泣いて笑って怒って、喰う寝るところに住むところ(じゅげむか…笑)
人の心の動くところ詩情のないわけがないじゃあないざんしょ?
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67 みて太

2004/04/25 16:39

>川柳が年寄りだけのものと思っていませんか?みてた翁。(笑)>
もちろんそんな風には思っていませんよ。
でもこの本、「小説新潮」への投稿作品集なので、言われてみれば年配の方の作品が多いようです(「小説新潮」の購買層が幾つぐらいなのか知りませんが)。
「サラリーマン川柳」は大好きな山藤章二も選者に名を連ねているのでそそられますが身につまされそうだし似たような句が多そうのでちょっと敬遠。
山藤の詠んだ句ならウンもスンも無くとびつくんですが。

このところ、私の一押しは「mamathさんの書き込み」です。
いやホントに、ヴァラエティーに富んでいるんだもん。
これ、一本に纏めないかなあ<まりか出版編集部>さん。
「お局生誕○○周年記念」(mamath & フジツー/共著)なんて、秋頃に。

ここ<今本スレッド>だということを思い出しました。
今、お局お薦めの「さすらいの孤児ラスムス」読み始めています。
まだ三分の一ぐらい、アヤシイオジサンと出合ったあたり・・・良さそう。


>人の心の動くところ詩情のないわけがないじゃあないざんしょ?>
わからず屋のオヤジにしっかり言い聞かせておきたい、というお気持ちは痛いほどわかりますが(人の心の動くところ詩情のないわけがないざんしょ?)でいいんじゃあないでしょうか。

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68 kinoko

2004/04/25 19:51

 「だれも猫には気づかない」読み終わりました。
あんな最後で良いのか、と思ってしまったり。終わりよければってやつなのでしょうか。王妃あっけなさ過ぎ!

 そして「ホビット」を読むと言いつつ、「喰人鬼の噴水」を読んでしまった。それと同時に図書館で「赤い月と黒の山」を借りてきてしまって…。
 うむむ。やっぱり図書館に行ってしまうと、家にある本が読めなくなってしまう。でも図書館に行くと「どれを読んでもタダなんだ。全部読んだって良いんだ。」って、とても幸せな気分になれるんですよね〜。(がめつい…)

 まぁ、読みたいと思ったものから読むとしよう。本棚の肥やしは増える一方です…。
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69 風雲

2004/04/25 20:54

>kinokoさん
私も「だれも猫にはきづかない」はちょっぴり消化不良でした。
そもそもアン・マキャフリーにまいったのはロマンチックSFの「歌う船」だったので……。
他の作品もいくつか読んだのですがやっぱり最初に読んだのが一番好きみたいで、なんだかそれも納得がいかない(^_^;)
それにしても「どれを読んでもタダなんだ。全部読んだって良いんだ。」って(^_^)なんか微妙にツボかも。
ついでに開館時間中ずっといたっていいんですよ〜♪

昨日、赤城毅「帝都探偵物語2」読了。
人狼モノです。前回がフランケンシュタインで、次回が吸血鬼モノ。
もとはこれで3部作の予定だったのが好評でなんと9巻まで出ている……。
しばらく楽しめちゃうな〜。
今は東川篤哉「完全犯罪に猫は何匹必要か」を読んでます。
これは烏賊川市シリーズ第3弾なのです。
このネーミングがたまりません。
むっか〜しのTVゲーム「消えたプリンセス」を彷彿とさせます。
ちなみにこのゲームで出てきたのは猪鹿町と某A町……
とりあえず第1弾の「密室の鍵貸します」が割りと面白かったので借りてきました。
第2弾も遅れてゲット。こっちのタイトルは「密室に向かって撃て!」だったかな。
主人公が映画好きで映像科のある大学に通っていたのでそれをもじってるんでしょうね。
しかし第3弾の元ネタは何でしょう……「電気羊はアンドロイドの夢を見るか?」(あれっ?反対かな??)……ちょっと苦しい。

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70 まりかちゃ

2004/04/26 12:44

「ジャッキー巨人を退治する」チャールズ・デ・リンド

で、良かったんだっけ?(笑)
まますさんがかなり前から強烈にプッシュしていた作品。
図書館で見つけたのでついフラフラと手が出てしまいました。
さすがに、まますさんお薦めの本だけあって面白かったです。
現代だからすんなり読めるのかもしれませんね。
ハーレーに乗った魔物とフォルクスワーゲンじゃ、相手にならないだろ?とつっこっみどころも満載なんですけどね(笑)

それともう一冊。
「人形幻戯」西澤保彦。
神麻嗣子の超脳力事件簿です。短編集。
これも面白かったです。みんとちゃんにお薦めしたいなぁ・・・このシリーズ。
超能力とは言いつつ、パズラーの謎解きとして面白く仕上がってます。
キャラクターも面白いしね。

「模倣犯」でも読もうかな。次は。
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71 ウイング妻

2004/04/26 20:00

まりかちゃさん、是非是非是非是非「模倣犯」よんでみてみて。
良かったです。
長いけどね。
映画は、これだけの長いものを2,3時間におさめているから、
ちょっと無理が出てしまいましたね。
これだけのものを映像化するには、半年か1年くらいの連続ものでないと、と思うのですが。

横レスでした。
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72 mamath

2004/04/26 21:12

あう、みてた翁に添削されてるし…(笑)
詩情のないわけがない(本文)じゃあない(間投詞に似た末尾)?ざんしょ(おまけ)。です。
などどいい足すのもなあ…。

まりかちゃさん
帰宅した時に末っ子がネットしてまして(今も後ろで2人順番待ちしてます。笑)
カキコだけお見せ!と奪ったPC画面。
「ジャッキー…」のカキコのところを読んでたら
「ふーん面白いのか」というのに振り向いたら、
「でも読まないからね!」って先制攻撃されてしまった…(笑)。
なんでも「目がきらきらして今にも本を持ってきそうだった」んだそうで…くっそー。顔を読まれたか…。(笑)
でも、面白いのよと、あらすじを話したら、「もう(今)聞いたからいいや」だって。(TT)
でもなんか読んでみようかな?に早速「南の島のティオ」を貸し出しました。やり♪

kinokoさん
「喰人鬼の噴水」面白かった?
なかなか図書館に行けない身としては羨ましい限りよ。
図書館の本はみんなの本、つまりはわしのもんじゃ〜♪っていうのがいいのよ。
転校4つ目の小学校で友達に初めて連れて行ってもらった学校の図書館、すっごくうれしかった。
これ、全部読んでいいんだ!って。
同じ地域の公立図書館が児童書が充実してて、(で、図書館員が仏頂面で、本屋さんがおっかなくてなのになぜか創元推理文庫が並んでて、笑)今の私が出来てます。(笑)
貸し漫画屋さんにも行ってたし。(笑)
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73 鈴木(仮名)

2004/04/26 21:57

■みてたさん
>>オジサンってことでしょうか。
>鈴木(仮名)さん、あなたはりっぱなオジサンです。
ほめられちゃった。えへ。

>オジサン(カチョーのことです)に「本の方が良いよ」と言われて買って積んであるのですが・・・。

僕は映画観ていませんよ。たぶん。(最近物忘れが激しくて)
それはきっと僕ではないと思います。たぶん。

■mamathさん
>池澤が暖色系ならこちらは寒色系かな〜、などとも思ったりして。
ふーんなるほど。寒色系ですか。一作しか読んでいませんが確かにそんな感じがします。なにしろ「夏」ですから。
池澤夏樹も近頃サッパリ読んでいませんが、なんか読んでみようか。
因みにエッセイは苦手なんです。理屈っぽくて。映画評論の理屈っぽさなんてそれはもうすごいですよ。

■そらたさん
そうそう、若御院にはイライラさせられるね。思い出した。そうだ、すごくイライラした。
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74 ウイング

2004/04/26 22:11

「大極宮」大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき 読了。
三人の日常が描かれていて、楽しめました。
宮部さんって、わりと規則正しい生活を送っているんですね。
睡眠もたっぷりとっているし、夜はテレビゲーム三昧だし。
昼間に集中して、執筆しているのだろうか・・・。
京極さんは一日中仕事している。趣味が仕事らしい・・・。
大沢さんはゴルフと酒の毎日だし。

次は、「レイクサイド」東野圭吾。

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75 そらた

2004/04/27 00:12

>カチョォ、
そう、若御院に苛々します。
尾崎の若先生のことを責めてますが、傍観者のアンタに責める資格はなーい! とか、直接手を汚すより傍観するほうが罪が重いだろう! とかだいぶ苛々させられます(笑)

ほかの語り手たちの心情にはそれぞれ共感できるのに若御院だけ違うのは、やはり彼が異端児だからなんでしょうか…。
5巻に入ります。彼はどうなるのでしょう。読んでのお楽しみ?(笑)
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76 みて太

2004/04/27 00:35

鈴木オジサン、失礼しました。
『夏の庭』を映画より数倍いいですよ、と仰ったのは別のオジサン、小太郎さんでした。

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77 mamath

2004/04/27 08:40

鈴木さん
>因みにエッセイは苦手なんです。理屈っぽくて。映画評論の理屈っぽさなんてそれはもうすごいですよ。<
湯本は小説ですよ?(笑)
鷺沢萌も買ったのは小説ですし。(ちょっと怖くてまだよめない)
で、私は理屈っぽいエッセイは読みません。
(そんなのエッセーじゃねえって思ってる。笑)
文学者のくせに昆虫フェチの奥本大三郎のエッセーとか
物理学者ファインマンのエッセーとか。
理系の人のエッセーって妙に軽くて面白いものがあります。
ファインマン博士なんて、あっちこっちの金庫の鍵開けて遊んでるんです。(笑)
こ難しい映画評論、よ、読みたくねエ…。(笑)
本日半分死ぬなら、生きてるほうで本読んでね。
(HP見た人だけのネタでいかんかな?笑)
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78 みて太

2004/04/27 21:15

磯田和一/絵と文『東京遊歩東京乱歩−文士の居た町を歩く』(河出書房新社)
少し前に、私と好みの似てる(?)風雲さんが『書斎曼荼羅−本と戦う人々』(東京創元社)を挙げてみえましたが、同じ著者の新刊。
前作は室内でしたが今回は町並みや風景。

江戸川乱歩、中原中也、芥川、樋口一葉、向田邦子、永井荷風等の作家が暮らした町を訪ねたイラスト・ルポ。
読んだと言うよりもページを捲りながら明智小五郎の探偵事務所らしき建物や怪人二十面相が出てきそうなレンガ塀に想いを馳せて楽しんだ一冊。
案外残っているもんだなあ、懐かしい(もちろん知らない時代であり、場所なのだが何故かそんな気持ちになる)風景・・・坂が多い印象。
ペン画に水彩で着彩した絵は、それほど個性的ではないのだけれど(写生だからなあ)、雰囲気はよく出ていて好きなタッチ。

腰巻で有栖川有栖が推薦してると思ったら、磯田と一緒に本を出してますね。
見かけた覚えはあるけれど有栖川にそれほど興味は無いし、ありふれたトリック分析本だと思って手にとりもしなかった。
買ってこよう『有栖川有栖の密室大図鑑』(新潮文庫)。

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79 ウイング

2004/04/27 23:57

「レイクサイド」東野圭吾 読了。
ある湖畔で自分の妻が、自分の愛人を殺してしまう。一緒に来ていた4組の夫婦が何故かその隠蔽工作に力を貸すという。
首をひねりながらもその工作に力を貸す夫。
子供達を巻き込みながら、その裏に隠された真相にせまるというもので、
後半はなかなかいい仕上がりで満足しました。

次は、「イリュージョン:マジシャン第U幕」松岡圭祐。
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80 mamath

2004/04/29 19:58

カラー版「細胞紳士録」岩波新書読了
(帯のあおりに引っかかったんだけど)
これ、3月の新刊なんですが、まず表紙の写真にビックリします。
うぎゃああ!って(笑)
体の中味がこんなことになってるなんて。(笑)
以前筒井康隆のショートショートに、
「あいつが俺たちを無茶苦茶こき使うから…」
「そーだそーだ仕返ししてやれ」
「ストライキだ!」って全員働くのを止めたのが
人間の臓器たちだったという皮肉なものがありましたが。
この本みるともう臓器レベルじゃないのよね、体内の生命たち。
著者たち(2人)は細胞の社会と言ってるようですが、
この見方によってはグロく(笑)美しく奇怪で印象的な細胞たちが
ホントに一つ一つ生命体っぽくて、細菌とドー違うんだ?って気にさせられます。(笑)
なかなかけなげな細胞たちの物語(?)でした。
面白い表記もあるし(折り目いっぱいついちゃった。売れないな…)、全然頭に入らない(それがほとんどだけど、笑)ものもあるけれど、さいごは結構楽しめました。
なんたって驚くのは各章の章題の上につくイラスト。
分子生物学(かな?)の博士たち、細胞図をかくなら分かるけど、
イラストの才能もあるんですか?!ってところ。
時代を先取りしてしまって、
折角の発見に他者の技術がおいつけなくって埋もれてしまった学説が、
顕微鏡の発見によって追認されたとか、
赤血球の形が最初からではなくて、赤ちゃんのときは丸いとか、
さらに大人の赤血球もその出来始めは丸いのが、「保育園」に入って成長してあのドロップ状のかたちになるとか、
なかなか面白かったです。
(よく寝させてももらえましたが。笑)
もし、手に取る機会があったら、218・219ページの下の顕微鏡写真を見てください。
音を伝える細胞のなんと整然とならんでデザイン的で美しいこと。
(こんなのが遺伝子情報なんて無味乾燥とも思えるもので作られえるなんて信じられない、しかも、これが体の中?!)
そして、それが大きな音でどうなるか…当に大地震の後の惨状。
うわ〜。
ミクロの決死圏(あれ、パクリだっつーのは定説だけど…。笑)を
このレベルで見たらどんなことになるのやら…。
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81 まりかちゃ

2004/04/29 21:56

ウィング妻さま〜

「模倣犯」読んでいます〜。面白いです〜。
けど、分厚い!重いよ〜!!5日が返却日なんだけど読めるかしらん?
根性で頑張りますねっ!

導入部だけで引き込まれる。。。
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82 そらた

2004/04/30 00:14

>まりかちゃさん、
その「模倣犯」を通勤電車で読んだわたしは一体…(笑)
立ちながら読んでましたよ〜。

「屍鬼」読了。
結局、一番自分勝手でエゴイストだったのは若御院だったのね、というのが感想です(笑)<マテ
どうもラストでのどんでん返しが癖になっちゃっているようで、想像通りのなんの捻りもないラストになーんだ、と思ってしまいました。間違ってますね(苦笑)
でも面白かったです〜。さすが主上、容赦ないなって思いましたけどね。
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83 mamath

2004/04/30 20:50

そらたさん
あの細腕のどこにそんな力が…。(笑)
模倣犯ってたしか「屍鬼」(ハードカバー)と同じくらいの大きさが…。
(児童書重いなんて言わせないぞー。笑)

「生きる読書」群ようこ 角川ワンテーマ新書 読了
これ、ダブルブリッド2を探してBOに行ったときにゲットしたもの。(なぜか4をゲット。間違ってる…笑。いっそ飛ばして読むか…)
隣に「バカの読書」って題の本があって、
”なんだとおお?!”って思った反動なのね。(笑)
バカの壁(読んでません。へそ曲がりなの。笑)なんていう本がそれこそバカ売れしたってんで、
バカの大安売り現象が起こってるらしく、ときどきバカ、バカって目にするのが腹立たしい…。
馬鹿ってーのは何にも知りませんわかりませんってーのをけなす言葉じゃなく
馬だって分かってるけど鹿と言えっつー上の人に迎合して鹿ですって言った情けない(まー、つまりは普通の人よね。笑)故事から出来てる言葉で揶揄いっぱいの言葉なのに。もーこのクソ馬鹿が。
(おいおい)
対抗して買った(前置きが長い…どこに繋いでるんだ私のシナプス?笑)この本、
当初は面白かったんだけど、
(というより本の名前がいっぱい出ていたのですわね。笑)
最後に近いところで(小説でいうと起承転結の転、クライマックスのところですわね〜。)多分これが言いたくてこの本書いたのかな?っていうところに反発を感じてしまって、
ラストで持ち直したものの、もう読めないな群ようこってなってしまった。(もともと2冊ぐらい読んでて特に好きな作家ではないのに、あら意外に近い歳の人なんだなんて見返しみたのがいけなかったのかしらね。笑)
猫ちゃんが台所の床で手足もおまたも広げて寝ちゃってるのをたしなめつつ、夏の暑い情景の中で”しろくま(カキ氷の名前)”を食べているところだけ記憶に残るといいと思ってます。ここ、いいのよね。
やっぱり好きなものを好きって言って喜んでる場面って好き♪(笑)

で、口直しに赤川次郎読んでます。ああ、なごむわ^^。
犯罪は起こるし人は何人かお亡くなりになっちゃってるけど、
それを支える感情が所謂”健全”で…。
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84 kinoko

2004/04/30 22:29

 文庫本シリーズで「フランダースの犬」読み終わりました。
電車の中で読んでいたのですが、思わず泣きそうになってしまって焦りました(笑)寸でのところで引っ込めましたよ。ふう〜っ。危ない、危ない!

 次の文庫本は何にしよう。また暇な時にでも図書館に行こうか。・・・・いつ暇になるのだろう(笑)

>mamathさん
 「喰人鬼の噴水」はなんだかちょっぴり物足りないような気がしないでもないような…。最後の終わり方がなんとなく。物悲しい話は好きなのですけれども、もう少し何か欲しかったという感じです。でも綺麗なお話でしたよ。
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85 fool

2004/04/30 22:51

mamathさん
>これ、ダブルブリッド2を探してBOに行ったときにゲットしたもの。(なぜか4をゲット。間違ってる…笑。いっそ飛ばして読むか…)

そ、それはやってはいけません!!これから登場するキャラクターたちと山崎との第一印象やら、優樹とのやり取りを順に読んでいかないと面白みは確実に減ってしまいますよ!!


どうもこの時期バタバタしないはずの仕事がバタバタして、本が読めません。一日中脳に睡魔が張り付いているみたいに、集中力なし(笑)
「凍るタナトス」未だ途中。整然としているというか、乱れがない文章はかなり好印象。もっと余裕のある時に読み始めればよかった。GW中には読むぞ!!
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86 mamath

2004/05/01 20:49

でもふーちゃん、2を探しに行く度に3とか4とかゲットして、
おまけに他の本もついてくるんだよ?!(笑、擬人化してどーする?)
このペースで行くと、2の無いまま全巻揃っちゃったとか、
2階の床が抜けるとか、悲惨な事になるのは目に見えてるじゃない?(爆)
もともと通しで読めるかどうか2冊目まで読んで決めようって思ってたのに。(笑)

昨日今日と食事するたびにポンポン痛くなっちゃうので、
出かけてやる〜!との予定を変更して読書。(笑)

「怪奇博物館」赤川次郎 双葉文庫読了
(いや、あのね、カオちゃん、怖いの好きじゃないのよ。)
ただね、赤川はね、よーっぽどでなきゃ悪夢見るほど怖くないの。
「銀狼」とかテレビはね、話は怖くないんだけどね、手首がいきなりボトって切られて落ちたりするシーンがね、無意識のうちにこびりついちゃうのよ…。
などなどいい訳がましい(はっきり言っていい訳よね〜。笑)ことを書くのは、これがホラーファンタジー短編集って名打っているから。30代半ばのきっぱり元気系の大学の助教授(女性)と、7つだか年下の尻に敷かれた(知りに叱れた助手って何?フジツー?笑)その助手(男性)が、助教授の怪奇ファンぶりにつきあって怪奇事件を解決するのと、吸血鬼・ゾンビ等々の出てくるちょっとジンと来る系のホラー話と交互に語られていました。
解説に新井素子曰く
”赤川さんの作品ってー
これはご本人の人間性なんでしょうが、どんなに陰惨な事件を扱ったものでも、不思議と読後感が不快なものだとか、読み終えた後で
気分が暗くなるようなものってないんですよね。
たとえば、(中略)なんかだと、怖い話ではあっても読み終わったあとに頭に残るイメージって、主人公親子の微笑ましいたくましさと明るさ、ゆるぎない日常感覚への安心感だし、(中略)、
ホラーの癖に実になんていうか、読み終えてほのぼのしちゃうでしょう。
こういうのって、天気のいいぽかぽかした日は気分がそれだけでよかったり、
いい人に逢っちゃうとそれだけでなんだか嬉しくなっちゃうように、
妙に気分が良くて嬉しいことじゃありません?(後略)”
同感同感。新井さん。(笑)
ホラー読んで元気でて、休日にミステリまで読んでしまった。(笑)
(この本の欠点は汚〜いこと。買うときに気付かなかったけど
アラレの破片…であることを祈る…のようなもので何ページかくっついていたり、敗れてたりしてること…BO、古くてもきれいが売りじゃなかったのか?!
これを売りに行くことは道義上出来ないし、手元にも置けないし、
本を捨てるなんて出来ないし…
…図書館の持ち出し自由コーナーに並べて、手に取った人の判断に任せようか?う〜む。)

てなわけで、第5回サントリーミステリー大賞受賞(読者賞もダブル)
「土壇場でハリーライムを」典廐五郎 文芸春秋 読了
三流新聞社の社屋から派手なパラソルを持って、
靴を左右逆に履いた中年男が落ちてくる。
警察は自殺と断定したが、落ちた男(その新聞社の部長)の部下
(主人公)は疑問を持つ。
「そんな人じゃない」
なんとまあまあ、ゾルゲ事件まで遡り、事件の真相への旅は続くのです。
主人公行きつけの喫茶店に流れる音楽は今やレトロなビートルズに
(う〜んファンに殺されるかな?)グループサウンズ、
おまけに映画ファンの主人公のおかげで昔なつかしの映画の題がぞろぞろ。
ここのところが、選者評(都筑道夫・田中小実昌・イーディスハンソン
開高健・田辺聖子)に叩かれている部分があったけど、この本が出た1987年には「60年代を出すのに音楽に頼りすぎ」でも、
いま読むとふんふんあのころねって記憶を手繰り寄せるのには手助けになりました。
(小・中学時代だからね!私でも。…と再び言い訳してみる。笑)

さて、ゴールデンウイーク、
年寄りは体を愛しんで、家で本でも読みましょか?(笑)
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87 しん

2004/05/01 21:52

「のだめカンタービレ」1〜8巻読了です
先日、書き込んだ時に期待していた人(いないでしょうけど)は期待外れに終わったかもですね。
内容はクラシックを扱ったコメディてとこでしょうか。
別に音楽とか全く分からなくてもちゃんと楽しめる作品になってたりします。昔、ちょこっと音楽かじった私にはニヤリとする場面もあったりなかったり。
この作品の主人公はのだめのはずなのに千秋中心に物語が進んでいってるように思ったのは私だけなのでしょうか。
クラシックをメインに扱った作品と言うのは私が知る限り思いのほか少なく感じます。紙という媒体で音楽を表現するのは五線譜意外には難しいのかもしれないですね。といっても、譜面に書かれたことを完璧に演奏するのは不断の努力を要するわけで、それでも至らない点が多々出てくるわけなんですけどね。
知らない方もおられると思いますので一応言っておきますが、この作品「少女漫画」ですので。
あっ、そういえば少女漫画スレってあったような気が・・・まあ、いいか。
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88 みんと

2004/05/01 22:18

小松江里子のドラマ「青の時代」のノベライズ本、講談社文庫の「青の時代」を読み終わりました♪
前にも書きましたが、「SUMMERSNOW」がけっこう感動したんで読んだんですよ!
そうしたら、これもなんかすごく感動しちゃったんで、残るは「若葉の頃」です!!
近場の本屋さんに無いんですよねぇ〜!まったく、どこも品揃えが悪い(笑)見つかったら、即かって即読みます(笑)

ちなみに、今読む本に困り中…読む本が手元に無い…!?
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89 みて太

2004/05/01 23:30

『ローダン<273>』読了(273/299)。
アブねぇアブねぇ・・・「ローダン」忘れるところだった、あっという間に一週間経ってる。
前回言ったけれど<272の二話目と273の一話目を都合により掲載順序を入替えている>ので展開中のエピソードが一話目で一応ひと段落と分かってたので今ひとつ乗り切れなかった。
今回の敵は時間の進行を60倍から600倍遅延させるフィールドをつくることができる。このフィールドに取り込まれると敵から見ればこっちはまるで止っているように見え、逃げも隠れも出来なくなってしまうのだ。

ふと、逆の効果のフィールドも可能じゃないのかな、と思った。
これに捕まると600倍の速さで年老いてゆく・・・近頃時間の過ぎるのが早くなってるって感じません? 歳の所為???

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90 みて太

2004/05/02 10:19

イタロ・カルヴィーノ『宿命の交わる城』(河出文庫)
「宿命の交わる城」「宿命の交わる酒場」
七十八枚のタロット・カードを捲りながら綴られていく幻想的な物語二編。
話はよく分からないのだが、挿絵のようにタロット・カードの絵が添えられている。と言うかそっちがメインで開いたカードの順にそれを解釈して物語が創られていくということなのだが、これは文庫本なのでカードはモノクロ。
単行本ならこれがカラーなんだろうなあ、絵を見るだけでも素敵な気がする・・・見てみたい。
でも我がG市立図書館には無いし、何軒か覗いた古書店にも無い。
見たくてたまらない本ほど無いなあ、そんなに変った本見たがってるわけでもないと思うんだけれど。

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91 風雲

2004/05/02 10:52

>しんさん
少女漫画も守備範囲なのですか〜。「のだめカンタービレ」私も途中まで読みました。(借り物だから……)
まず主人公のあだ名が「のだめ」というところに「はぁっ!?」
野田恵だから「のだめ」といわれれば「ああそうか……でもいいのかその語感!?」
しかも片付けられない女……はきだめに住んでるからそれでいいのか!?
とクラシックに関係ないところが異様に印象に残るんだね(^_^;)
たしかにクラシック音楽を題材にした話って少ないですね。
漫画でも私には「あるとのあ」くらいしか思い出せないや。
小説でもピアニストやヴァイオリニストが出てくるのはあるけれど主題は別というか。
最近いろいろ検索しているうちに「学園モノをクラブ別にわけたらどんなリストができるか」とか「タイトルに色の名前がついた本だけ集めてみたら面白いかも」とか益体もないこと考えてるのでした。
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92 みて太

2004/05/02 11:28

風雲さん、おはようございます。
おかしなこと考えますよね、やっぱり似てるのかなあ、あなたと私。
>学園モノ、クラブ別分類・・・ここで挙がったクラブで試合したら面白いかも。
私は運動音痴なので例えが貧困ですが、野球なら星飛雄馬とドカベンの対決とか、テニスとかボクシングとかいい試合組めそうですよね。
>色分け・・・これなんか色のつく作家とか作品とかでスレッド上げたらいいかも。
と思いましたが、赤川次郎とかミルンの赤い館、グレアム・グリーン、クリスティの青列車ぐらいで詰ってしまいました、情けない。

実は昔、片岡義男を読んでた頃(ほとんど読んだと思いますが)、彼の作品の登場人物の住んでるマンション(何故か若い男や女性がとんでもなく豪華な部屋に住んでいる)の間取りを研究(?)しようと思い立ったことがあります。結局、スケッチブックタイプの方眼紙を買ってきて表紙に「片岡義男作品に於けるマンション間取り集」とタイトルを書いただけで力尽きましたが。

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93 西子

2004/05/03 00:34

こんばんは。

吉川英治「三国志」読了しました。(一巻まで)
全集(三国志は全三巻)なので、文庫(全八巻)でいうと三巻の途中辺りまでだと思います。
今のところ張飛を応援してます。馬鹿でわかりやすい所が妙に可愛い(笑)

>みんとさん
「若葉の頃」テレビで観てました〜!へえ、小説になってるんですか。
キンキキッズのファンだった時(小6くらい)、すごくはまってました。
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94 風雲

2004/05/03 10:41

>みて太さん
>タイトルを書いただけで力尽きましたが。
ぷぷぷっ(^m^)
似たようなこと考えますね。
私も篠田真由美の建築探偵シリーズを読んだときに
「館ミステリの見取り図をもとにネットでその館の中を自由に歩き回れたら面白いのに……」
と思いました。
どこかに館ミステリ好きで建築とコンピュータ関係に強い人いませんかね(^_^;)
色分けの方は去年「この本探してます」というような掲示板で、捜してる本の内容とともに「タイトルに赤い〜星とかなんとかついてたような気がする」とあったのがもとです。
「赤い」かもしれないし「赤き」かもしれないですよね。
で、もしかしたら「真紅の」とか「紅の」とかかもしれないですよね。
もっとうがったら漢字ではそう表記してるけど読み仮名としては「レッド」だったり「クリムゾン」だったりする可能性があるわけで。(この探し物にかんしてはティーンズ系ファンタジーらしかったのでなおさら)
もう少し違う色ならば図書館の蔵書検索に色の名前を入れてみればけっこう出てくるものですが「赤」は「赤ちゃん」関係の本がいっぱいあがってきてしまうので取捨選択にうんざりしてしまうでしょう。
誰もが使えるようにしてある館内用の検索機は機能を限定してますからねぇ。
もし私が自分でHPを作るようなことがあれば、ちょっとヘンなきりこみの本の検索が出来るページにしたいと思ってます。
……黄色い部屋の殺人、緋色の研究、カディスの赤い星、若草色のポシェット、赤い月、青の炎、白い巨塔、黒蜥蜴、赤と黒、ホワイトアウト……
映画作品関係もいれるともっと増えるんですよね……レッド・オクトーバーを追え!、レッド・ブロンクス、ピンクパンサー、グランブルー……
どこかに私のネタを形にしてくれるような奇特なヒトがいるといいなぁ(おいおい)

>西子さん
>馬鹿でわかりやすい所が妙に可愛い(笑)
あ〜なんかわかります!
私の三国志観は横山光輝の漫画ですが(^_^;)
乱暴者だけど憎めないってやつですよね。私は関羽が好きです。
真面目で融通利かないけど(^_^)
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95 みて太

2004/05/03 11:50

うーむ、風雲さんの考えて見えることは私の思いつきなんかの遥か上をいってるんだなあと、ちょっと朝から落ち込み気味・・・似てるなんて言って失礼しました。
<片岡計画>は、ほとんど読んじゃってからいろんなマンションが出てきたなあと思い至ったわけで、片岡義男を読む前にああいうストーリーが多いと知っていれば最初から方眼紙を用意したんでしょうが・・・。
タイトルを書いて「さて、どれからいこうか」と考えたところで気づいたんですよ、全部読み返さなきゃならないことに! 諦めざるをえませんでした、無精者。
あれはまだパソコンなんてなかった時代でしたが、今なら風雲さんの言われるように3Dの建築ソフトで建物の中を自由に歩きまわれるのもあるみたいなので可能かもしれませんね。まあミステリの舞台になるような複雑な建物はなかなか大変だろうけれど、3LDKぐらいの「片岡マンション」ならちょうど手頃じゃないかな、でもあんまり面白く無さそうだなあ。
スタジオ・ジブリあたりに「やってあげるよ、一軒だけ選びなさい」と言われたらどの館にするか迷いますね。風雲さんならどの館にします?
篠田真由美は「未明の館」でしたっけ、建築探偵シリーズの最初のだけ読んだことがありますが案外本格的で面白かった覚えがあります。

風雲さんのHP、楽しみだなあ・・・。
<空中図書館>
エントランスを入ると幾つものドアが並んでいる。
「館」「庭」「洞窟」「ドラゴン」「魔法」・・・
気になるドアの前で「Open the door!」ととなえるとギギイとドアが開く。
おおっ! 壁一面の書棚。
ちょっと暗めの書棚の間を背表紙を見ながら移動していく。
天窓から洩れる光に誘われ梯子をのぼって上の方の棚にも目をむける。
目当ての本を見つけたら背表紙をクリック。
本が書棚からスルリと抜けて窓際の書見台の上に移動。
表紙をクリックすると本が繰られ風雲さんの素敵な解説(「空中書棚」参照)が・・・。

・・・長生きしよう。

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96 kinoko

2004/05/03 19:01

 フランダースの犬と一緒に入っていた短編「ニュールンベルクのストーブ」読み終わりました。

 貧しい家の子供が主人公で、芸術好きな男の子です。
家にあるニュールンベルクのストーブをとても愛していたのですが、ある日お金に困ったお父さんがそれを売ってしまいます。それはとても高価な品物なのです。しかし値うちとは関係なく心からストーブを愛していた男の子はストーブと離れる事が出来ず、中に入り込んで一緒に行くことを決心するのでした。
 
こちらはハッピーエンドでほっとしました。可愛らしいお話でしたよ。

 次は「ウは宇宙船のウ」を読んでみようかと思案中。短編集なので電車の中で読むのにちょうど良いかと思いまして。


 

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97 mamath

2004/05/03 19:24

きゃいきゃい!(なんちゅー間投詞だ…笑)
kinokoさん
ぜひぜひ、「ウは宇宙船のウ」を〜♪
(ブラッドベリですよね?萩尾望都の漫画もあるんですが?)
お薦めです〜。と言っても例によってほとんど忘れているのですけど。(笑)
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98 mamath

2004/05/03 19:49

いかん、自分のカキコを忘れるところだった。(汗)

「名探偵水乃サトルの大冒険」二階堂黎人 ほぼ読了
水乃サトルという素人探偵が謎解きをする軽いミステリー短編集。
ミステリに造詣の深い人たちにはふんふんって面白いかもしれないなあって思いつつ、
(途中で刑事が「新本格」への代表的な反感説を唱えちゃってるし)
私にはどうも軽すぎて苦手かな〜。
なんとなく”空飛ぶホームズ”ってイメージ。(いやホームズは飛ばないけれど。笑)
まあ、なんだ最初のトリック簡単じゃんって思って外れた僻みもあるけれど…。(笑)



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99 みて太

2004/05/03 23:34

松田哲夫『編集狂時代』(新潮文庫)読了。
裏表紙の惹き文句より。
>名物編集長・松田哲夫が出来るまで。>・・・名編集長じゃないところが可笑しいね。
>オタク少年が、漫画雑誌「ガロ」を知り、編集という仕事に出会って筑摩書房に入社。>・・・これもどさくさに紛れて入ってしまったらしい。
>気になる書き手と本作りを企画してヒット作を連発>・・・これがすごい。
>好きなことを仕事にしてきた男の爽快な半生記。面白いことを伝えたい−そのヨロコビが編集を知らない人にも伝わってくる!>・・・伝わってきましたが、運と言うか巡り合わせが良かったんだなあとも思った。
はじめの頃の高校生から大学生になって学生運動や「ガロ」の編集部に入り浸ってたあたりは昔を懐かしむ自己陶酔(と言うほどではないけれど)の感が強くて、やっぱり自伝というか自分史というかこういう本は難しいなあと思ったのだが、編集者になってから南伸坊や、野坂昭如、井上ひさしや名を知っている作家や画家がでてきて、つくった本もほとんど知っている(読んだことは無くても)とやっぱりおもしろい。
それまで腰掛感覚だった(?)筑摩書房が倒産して、やっと筑摩のために本をつくろうと決心したあたりからがいいなあ。見かけたことはあっても手に取ることの無かった本がほとんどだけれど、こうして裏話を知ると読んでみたいと思う本が結構ある・・・困ったもんだ、筑摩書房。
さらに安野光雅が小学校で担任だったとか、<クラフト・エヴィング商會>との出会い、「本とコンピューター」との関りなど・・・。
夜が明けたらすぐにでも書店か図書館へ飛んでいきたくなってしまった。


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100 しん

2004/05/04 09:10

>風雲さん
おお、風雲さんも読まれてるんですね。
借り物ですか、自腹切って買った私って一体・・・
そんなことはともかくクラシックをメインで扱ったのは少ないですね。
「あるとのあ」は存じませんが(汗)
この作品で評価したいのは指揮者によって演奏の出来が全く違ってくるというのを書いてることでしょうか。実際変わってきますし。
なぜか、この作品は変な奏者(のだめ含)がいっぱい出てきてるわりに妙に現実ぽかったりその辺のバランスがいい感じです。
あと問題は私の予想以上に長く続きそうだということですね(笑)
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101 風雲

2004/05/04 10:14

>みて太さん
ひとつだけ……ならやはりいわくありげな洋館がいいです。
きっと調度品やら壁紙やらあまり設定のなさそうなところで作る人は苦心することでしょう……(^_^)
みて太さんの空想する「空中図書館」のイメージもわかります。
私の空想とニアミスしてるから(^_^;)
で、私の幻の城の外観は最初ブリューゲルの「バベルの塔」(この絵好きなんです)だったのですが、去年なんかの拍子に写真で見たモン・サン・ミシェルの修道院の美しさに打ちのめされてしまいました。
しかしよくよく考えたら空飛ぶバベルの塔は「天空の城ラピュタ」ですね。
宮崎作品の中ではこれが一番好きだからなぁ……三つ子の魂百まで?

>しんさん
「あるとのあ」はちょっと古い少女漫画です。
赤石路代さんが描いてまして主人公のあるとはたしか音大でピアノ弾いてました。
やっぱり才能はあるけど教本どおりには弾けない……というようなかんじです。
ちなみに主人公の名前は「モーツァルト」から(^_^)
音楽、というジャンルでくくればバンドものやアイドルものがあるのでかなり挙がると思うんですけどね。
漫画なら「はじめちゃんが一番!」とか「快感フレーズ」とか
小説なら「グラス・ハート」……うーんやっぱりラノベ傾向だな。
世間の音楽に対する評価が現れているのかしら……?
私も昔ピアノを習ってたのですが最後まで「ヘ長調」とか「ト短調」とかが自分でわからなくて……(ーー;)
いまでも音楽聴くのは年に何回だ?みたいな感じだし。
けどアーティストのライブに行くよりはヨーヨーマの演奏会に行きたいという……(^_^;)
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102 風雲

2004/05/04 10:26

あ、忘れてたここは今本スレ。
昨晩、近藤史恵「青葉の頃は終わった」読了。
うーんと、なんだか割り切れな〜いけだる〜い消化不良感がしました。
大学卒業後も何度か集まるような仲の五人のうち一人が「私を殺さないで」と書いたハガキを残してホテルの中庭に投身自殺をしてしまいます。
各章で語り手がかわってそれぞれがどんな風に相手を見ていて、本当はどんなことを思っていたのかが浮き彫りになってきます。
なぜ彼女は自殺を?
結末はともかくこの趣向はけっこう好きです。
ただ、私もつい先日大学時代の友人たちと会ったりしたので少しブルーな感覚がつきまとってしまいました。
登場人物の年齢や仕事上の悩みが近いというのは本当に感情移入しやすいものですね。
これからは少し気をつけないと(>_<)
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103 みて太

2004/05/04 11:56

風雲さん、おはようございます。
今、ブリューゲルの「バベルの塔」とモン・サン・ミシェルを検索してみて雰囲気がよく似てるのにビックリしました。ラピュタもあのイメージなんでしょうね。
<空中図書館>
私は本棚ばかりが浮かんできて外観については全く考えませんでした。
「パリで一緒に」でしたかヘップバーンの映画で、彼女が働いていた本屋。吹き抜けになっていてぐるっと書棚が壁一面に、螺旋階段を上ると二階にあたるあたりを狭いキャットウォークが周っている(記憶は曖昧)。
こういうのって外国映画では結構見かける気がする。
映画でよくあるといえば、田舎の貴族の館を訪ねて執事が「こちらでお待ちください」って案内する書斎。天井の高い部屋の開いたことも無いような大きな皮表紙の本がずらーっと収まった棚も憧れてしまう。
大昔、雑誌のグラビアで見た石坂浩二の部屋もとんでもなかった。20畳ぐらいの部屋が二階分ぐらいの吹き抜けで壁が天井まで本棚になってて、それにスライド式に動く梯子がかかっていた。あんな個人住宅、はじめて見た。
伊丹十三の麹町のマンションの書棚も素敵。天井は低い(普通)が壁の一方が30cmぐらいの格子状の木製の棚になっていて竪に横に本が無造作に放り込んである。スキーのブーツやゴーグル、ブリキのトラックも。カレンダーや写真やメモ、猫の黄金丸のスケッチなどが画鋲で留めてある。それどころか黄金丸も並んだ本の上の隙間に潜り混んでいる・・・何書いてるんだろう、限が無いなあ、伊丹や本棚の話になると。

外観は考えたこと無かったけれど、モン・サン・ミシェルも嫌いじゃないけれど、私はもっとシンプルな・・・蔵のような納屋のようなのが好みなんですが世界中の本が詰っている図書館というイメージじゃないですね。
やっぱり古びた石造りの洋館かな、海に面した切立った崖の上に迫り出すような、あるいは崖を掘って造られたような・・・崖の上の小さな窓からは灰色の海が白い波涛をうねらせて荒れ狂っているのが見える。
沖には波に風に逆らうように帆を縮めた小さな船。
風が強いのだろう、窓の前を鳥が飛ばされていく。
だが、外の音は聞こえない。
窓辺を離れて書棚から一冊の小さな本を抜くと幻想の世界へ引き込むかのように炎ゆらめく暖炉の前の座り慣れた安楽椅子に身を沈める・・・何書いてるんだろう、限が無いなあ、妄想癖。

ここは「今本」スレッド。さあ、何読もうかな・・・。

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104 てんころ

2004/05/04 13:04

「星の巡礼」パウロ・コエーリョ読了。
「アルケミスト」の作中の砂漠の旅シーンと
星の巡礼→月の砂漠の連想で、砂漠の脅威と敵に襲われながら乗り越える困難の旅!という先入観がありましたが、全然違いましたね。もっと精神的な旅でした。
「宗教と啓発の本」って言うのが一番近くて、今まで読んだパウロ作品の中では一番難しかったです。宗教の背景も内容も無知なので、この行動と言動は何?という「???」の部分もありましたが、読み終わってみると結構満足感が。
考える道筋が見えてくるように思えます。掲載されている「実習」をやる気はありませんが(笑)
それに、みて太さんのお手製デザイン本を見ると、元気になります。本当にありがとうございました。

あとは最近は、雑誌ばっか読んでます。
「山と渓谷」とか「BEーPAL」とか。実際にはそこらのハイキングでヘトヘトになってますが、読んでると楽しーです!
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105 みて太

2004/05/04 14:56

てんころさん、お久しぶりです。
しばらく見かけないので心配してましたがお元気そうで何よりです。
ハイキングですか、一番良い季節ですよね。
私は出不精なのでアームチェアー・ハイカー(クライマー,セイラー,バックパッカー,その他いろいろ)なんですがアウトドア関係の本好きですよ。
「山と渓谷」、雑誌は読みませんが連載記事が纏まって本になったのは結構買ってしまいます。小林泰彦、好きです(アウトドアとは関係ありませんが兄さんの小林信彦も大好き)。
「BE−PAL」も十年ぐらい前まではずっと買ってました、「山の本」も。どんなページが好みか分かりませんが(アウトドア・クッキングとかフィッシングとか)貸してあげられる本もあるんじゃないかな。
ニューヨークの女性トレッカーが書いた『山でウンコをする方法』なんてのもありますよ・・・「実習」しなくてもいいんですが。

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106 ウイング

2004/05/04 15:42

「イリュージョン:マジシャン第U幕」松岡圭祐 読了。
マジックを使った万引きをきっかけに財を成していく一人の少年の話だが、いつかばれるんじゃないかと読んでいてハラハラさせられる。
前回登場した桝城刑事と天才少女マジシャン里見沙希も登場し、少年の屈折した考え方と対決するシーンはなかなかよかった。

次は、「グイン・サーガ49 緋の陥穽」栗本薫。

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107 mamath

2004/05/04 17:36

菅浩江「暁のビザンティラ」上下 アスベスト社ログアウト文庫読了
そらちゃん、風雲さん、これけっこうお薦めです〜。
青い甲冑をつけた美人の剣士ときゃぴまじ少女の剣と魔法の
ものがたりなんですが、世界観が良いの〜♪
(生物学がわりと好きな私にはなかなかうほほでしたのよ)
多分男の子向けのラノベだろうけど(なんつったっておっぱいポロリのイラストが一杯…笑)
私は上の表紙の凛々しい剣士(胸はちょーデカイ)に一目惚れしてたりするのでした。(笑)


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108 みて太

2004/05/04 22:59

ロバート・フルガム『気がついた時には火のついたベッドに寝ていた』(集英社)読了。
「ローダン」の次の<一年間毎週一冊>にmamathさんに11冊もお借りしてるし(図々しいお願いしなくちゃならないけれどまだまだお持ちらしいので)面白いことは間違い無いので「87分署」を予定しているのだが第二巻が抜けている。別に「抜けてても支障ないわよ」とのことだが、ときどき思い出すと古書店を覗く。あんまり期待はしていないが、できれば年内に入手したいと思っているのだが探すとなるとなかなか無いのだ。
そんなわけで覗いた古書店で、単行本の棚に椎名誠のまだ新品同様の本を見つけた、100円。よくあることなので普段は別にどうってことないのだが、その日は何故か「これは冒涜だ」と思ってしまって二冊手にとってしまった。怒りに燃えて(内心ホクホク?)レジに向かおうとしたらもう一冊目に飛び込んできたのがこれ。
長ったらしいわけの分からないタイトルも目を引いたが、訳者が浅井慎平だったので思わず買ってしまった・・・読むとは思わなかったのだが。
ちょっと変った本が読みたいなと本の山をながめてて引っ掛かった。
一篇が二三ページのなんでもない話(創作ではなくて日常あったこと感じたことのメモのようなエッセイ)の寄せ集めだが、それがなぜか時々いいのである・・・拾い物(100円払いましたが)だった。

以前「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」というこれまたおかしなタイトルの本を見た時は<人生訓>みたいな本かと思って見向きもしなかったが、同じ著者の前作とのこと・・・探してこよう。

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109 西子

2004/05/04 23:26

>風雲さん
横山光輝の漫画も読んでます〜。関羽は渋くて格好良いですよねv
あの髭、冬には袋に入れて大事にしてるらしいですよ(笑)

>しんさん
私も自腹切って買いましたよ〜、「のだめカンタービレ」。
クラシック、しかもオーケストラを扱ってる本は少ないですよね。
ピアノだけならありそうですけど。「いつもポケットにショパン」とか好きです。(演奏シーンがあまり記憶に無いんですが… 汗)


「三国志」の合間に、藤水名子「赤壁の宴」読了しました。
内容的にはこれも三国志です。主人公は呉の周瑜。
なんだかやたらと濃い話でした。
なんだかな…。意外な展開でちょっとショックでした。
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110 風雲

2004/05/05 11:19

>みて太さん
ああ、みて太さんもう一声!
せりだすような崖ではなくいっそのこと飛ばすのですよ〜。
だって空中書棚だもん。
私も日本建築が嫌いなわけではないのですが、読んでる本の内容とあわせると洋館だな、と。
でもなんたって国文学科だし、キモノも気になるし、森の奥に別館として日本の平屋、池のほとりに中国風のあずまやを建てましょう。うーんと、平安時代っぽいかな?これで完璧(^_^)
まったくもってキリがないですね〜。

>mamathさん
ログアウト冒険文庫ですよね?あれはたしかに男性向きでしょう。
そもそも出版元のアスペクトはたしか元アスキーですもの。
アスキーといえばパソゲー雑誌とか出してたところだと記憶しております。
たしか雑誌の「ログアウト」は冒険ファンタ系小説が載ってたような……
見かけたらちょっと考えます(^_^)

>西子さん
んまぁ!なんてお茶目さん♪ 知らなかったわ〜。
さすが美髭といわれるだけの手入れを……(^_^)
藤水名子は私もちょくちょく読んでましたが「赤壁の宴」は読んでないです。
実は実際にいた人を使った物語は苦手なんです。
日本のものならまだ知識があるところがあるから大丈夫なんですが中国ものはさっぱりで……。
アニメの三国志は赤壁の戦いが最終回だったしなー、と思いつつ横目で見ていた本。
そうですか、濃いのですか。
いやしかし藤さんは割りと濃いからな。剣戟シーンとかラブシーンとか。
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111 みて太

2004/05/05 12:52

>森の奥の別館と池のほとりに中国風のあづまや>いいですね。
ああ、風雲さん、もう一声いいでしょうか、わがまま言っても。
大きな木の上にツリーハウスをひとつお願いします、いえ、小さくていいのです。若葉のあいだを縫ってきた爽やかな風が優しく吹き抜けていく風の通り道の枝の上に三帖ぐらいのステージでいいのです。
太い幹の周りを螺旋状の梯子というか階段が廻っていて緑の葉のあいだをどこまでも上っていく。
ところどころ木の洞があって「トム・ソーヤ」や「ツバメ号とアマゾン号」などの冒険小説が並んでいる。
そんな本を手にとってパラパラとやりながらのぼってゆく・・・時間がゆっくりゆっくり流れてゆく。

空中図書館のある人外魔境は不思議な土地。
雲に隠れるような急峻な山があるかと思えば、果てしなく広がる草原、灼熱の砂漠、蒼い湖、底知れぬ黒い沼、鬱蒼とした暗い森・・・

地下の洞窟の奥の薄暗くひんやりした部屋も欲しい。
魔境の湖水地方の運河をゆっくり巡るナローボートの甲板で水面を渡る風につつまれての読書もいいなあ(昼寝の方がもっといいかな)。


限が無いなあ、空中図書館・・・これじゃ妄想(望想かな)図書館ですね。
風雲さん、ありがとうございました。
連休中、すっかり楽しませてもらいました。
ホントに出来るといいですね、HP・・・それまで勝手に望想しながら待ってます。きっと私の望想なんか霞んでしまうような素敵な図書館がOPENするんだろうな・・・ちょっと悔しい。

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112 fool

2004/05/05 16:44

「凍るタナトス」柄刀一 やっとこさ読了。

読むのに時間はかかってしまいましたがいい作品でした。特に第四章辺りからは一気に読みました。主人公の整然としている「刑事」としての場面と、情感に響く「夫」としての場面がどちらも巧く書かれていて、ラスト辺りのシーンではその両面が見事に生きていました。
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113 ウイング

2004/05/05 19:50

「グイン・サーガ49 緋の陥穽」栗本薫 読了。

漢字が読めなかった。「ひのかんせい」って読むんですね。
舞台は相変わらずパロ。
久々に前半、元気なリンダが見れました。
ヴァレリウス、がんばっているんですけど、
なかなかナリスには信頼されませんねー。

次は、「スカーレット・ウィザード 1」茅田 砂胡。
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114 mamath

2004/05/05 23:34

「クマグスのミナカテラ」内田春菊 読了ってか、
未完なんですかこの本〜?!
(出版社と喧嘩したんだって…とほほ)
自身で粘菌を見つけて発表するところまで出してくれ〜。
(もう一度見たいなあ、粘菌が一瞬で固定して植物になるところ…
NHKさん、再放送してくれ〜。
年金保険が一瞬にしてパーになったこともあったけど。はふ)


「探偵更紗事件帖 竜馬の陰謀」南原順 ビクターブックス読了
明るくあほなやつが読みたいって思って、積読の中から引っ張り出したもの。(表紙のイラストが凄いのです。)
読みやすくってまずまず明るかったけれども、
竜馬の薀蓄に頼って肝心の話がさっぱり。

土壇場でハリーライムっつーのもゾルゲの薀蓄が主だったし、
(アメリカが開戦前に真珠湾のこと知ってたのってゾルゲがからんでるらしいってこれで初めて知った。
映画と尾崎の本では出てこなかったのよね〜。)
薀蓄部分を書きたくて作品書いてます?って聞きたくなってきた。

なんかこの世の憂さを晴らしてくれるような面白い本ないかしら?

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115 mamath

2004/05/06 21:23

「コンピュータの熱い罠」岡嶋二人 光文社文庫読了
ああ、岡嶋だなあって話の作り方でした。
”情報化社会に警鐘を鳴らすハイテク・サスペンス”が売り文句で、
些細なことから事件が始まり、陰謀策謀の中でまっつぐ事件にぶつかる主人公。
あ、こいつイイやつだから絶対殺られる!ってやつはちゃんと犠牲になっちゃうし。(あう)
1990年の発行で、パンチカードなんて出てきたりして、
私でも古いってわかるPC関連用語もいっぱいでてくるけれど、起承転結がしっかりしているし、
話の根底の個人情報の問題は今なお古びない。
流石だね〜岡嶋はん。なんで解散しちゃったんだあああああああ?!

でも、やっぱりなんか喰い足りない。(笑)
そのうち
「なんかいい本喰わせろ〜!?」とか言って大口開けて這い回る妖怪になっちゃったらどうしよう?(爆)
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116 まりかちゃ

2004/05/07 14:51

「模倣犯」宮部みゆき、読了。

複線がちゃんと複線になっていて、見事な一冊に仕上がってますね。
しかし、この犯人性質悪いの。っていうかこういう劇場型犯罪ってのかな。。。嫌いです。
犯人は自分に酔っていて、周りを全部舐めてかかってる。
ばかじゃねーか?と思うけど。実はこういう人結構最近多いのではないかという気がする。
有馬義男というおじいちゃんが、一番まっとうで一番人間らしい。
それは、何故かというとたぶん、地に足がついてるというか、ちゃんと根っ子を張って生きてる人だからだと思う。その他のキャラクターは全部根っ子はあるのだけれど、充分に張ってないというか、そんな感じで
グラグラしているんだよね。
単に生きてるだけなら誰でもできるが、きちんと根を張って真っ直ぐに生きるている人は強い。少々のことではぐらつかないんだなぁと。
宮部みゆき、巧いね。
学歴だとか、頭の良さとか、そういうので人間は出来ているわけじゃないんだよ。もっと根本的な部分が最近ぐらついてきてるんだろうなと思う。根っ子が大地をつかむ訳だけれど、大地がすでに腐って来ているからかもしれない。
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117 fool

2004/05/08 11:43

「東の海神 西の滄海」小野不由美 読了

買い置きがここまでしまない!続きを買いに行かねば!!
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118 みて太

2004/05/08 16:23

連休にごそごそ検索してたら「on reading」にあたりがあった。
例の(と言っても分かるのは風雲さんだけだろうけれど)ケルテスのじゃなくて日本人。
表紙の写真もなくて内容も分からない「けっ、多分カラーのケバケバしたケルテスもどきの写真集だろう」と思ったけれど、1260円。
基本的に手にとってから買うので注文して買うことはなかったのだが暇というのは良くないなあ、魔がさして連休中に「e−hon」と「本やタウン」に登録してしまったので、「まっ、いいか」と勢いで注文してしまった。
それが今日届いた・・・予想に反してモノクロ。
京都の出版社、光村推古書院の出版、写真は何とあの<ほんやら洞>の甲斐扶佐義。ケルテスの二番煎じかと思ったけれどケルテスは1993年の出版、これは97年の出版だが1975年から97年までかかって京都市内の彼の生活圏内で撮った写真とのこと、ケルテス以前である。
約90点の写真、ちょっと詰め込み過ぎかなという感じ。
本や新聞を読んでる写真メインなんだが、30点ぐらい本の無いこじ付けの写真が混ざっている・・・心を読む、花を読む、運勢を読むなど、これは要らないと思った。
それから各写真に「公園でよむ」「立ってよむ」「すわってよむ」などのキャプションが付いている・・・これはとっても邪魔、見れば分かるのだ。
「ついついやりすぎてしまうんだなあ、日本人!」と、まあ気になる点もあったけれど想像してたよりいい本だったなあと思った。

しかし只でさえ山になってるのに、これに味を占めてインターネットで本なんか買うようになったら困ったことになってしまうなあ・・・不安。

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119 fool

2004/05/08 18:54

「月のしずく」浅田次郎 読了

今さらながら初めて読みました、浅田次郎。今までなんとなく手が伸びてなかった。
短編集でしたが、作中の人物といい作品自体といい、なんというか、頭を下げたくなりました。所々で泣いてしまいました。
食わず嫌いはよくないですね。読んでよかったです。
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120 風雲

2004/05/08 20:29

>mamathさん
>なんで解散しちゃったんだあああああああ?!
私も彼の作品を読んで「自分が犯人だった」ってのもありなんだ!とメウロコになったり、バーチャルリアリティという言葉がブームになりつつあったときに『クラインの壺』を堪能したりとかなり注目してたのですが……
エッセイ『おかしな二人』を読むと「そうか……大変だよな、そうだよな、しかたないよな……他人、だもん……」と思えました。
ブルーでしたが。

>みて太さん
あらぁ……ほんと、魔がさしてますね。
一回魔がさすと後は足を洗うか転落するか、二つに一つですね。(間はないのか!?)
私は転落するほうにかけますよ(^_^)

>foolさん
なんか、初めて読んだ人の感想を聞くと、私も気になったりして……
泣いてしまったのか……
「泣かせる」って聞くしな。
ネックはもうすでに十分有名人だということかしら。
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121 ウイング

2004/05/08 21:08

「スカーレット・ウィザード 1」茅田砂胡 読了。
1年だけ夫婦の契約をしたクーア財閥の女王と宇宙海賊。
特に女王の方が、はちゃめちゃというか強くて賢い。
展開もおもしろく、楽しめそうです。

次は、「ドリームバスター」宮部みゆき。

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122 いろは

2004/05/08 21:17

みて太さん、わたくしはすでに転落しておりまする・・・。
でも、自分の足で探し回っても見つからなかった絶版本なんか見つけちゃうと、もう・・・(笑)
今は、懐かしのミュージシャンを検索するのに嵌まってしまい
やたら時間を浪費してしまってます(^-^;)
なので、「読んだ本」が一向に書けないのですーー。
みて太さんが転落しないよう、お祈りいたします。
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123 みて太

2004/05/09 00:32

風雲さん、いろはさん、転落しないように健闘する所存でありますが、田舎の書店に並ばない本を見つけちゃうと困るなあ。
今までは知らぬが仏で、見かけない本は出てない本だったのに・・・。

『ローダン<274>』読了(274/300)。

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124 てんころ

2004/05/09 09:20

>みて太さん
BE−PALって10年以上前からあるんですか、意外です。
図書館に↑も山渓も揃っていることがわかったので、ニッコニコです。さすが図書館。
そういえば、この間ローダンがテレビで紹介されてました。本国では1000冊以上出ているんですねー(驚)

検索してたら梨木香歩さんの新刊ヒット!出てるんですねー。
「村田エフェンディ滞土録」勢いで注文しちゃいました。楽しみ。
本屋ハシゴするより確実なので(田舎だから)私は結構多いです、ネット注文。未知な作家さんは手を出さないようにしてますけど。
島田荘司さんはネット注文に注意が必要(笑)
ストーリーちょっとで後はほとんどエッセイじゃん!と。物語が読みたかったんだー。
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125 みて太

2004/05/09 11:08

てんころさん、おはようございます。
残念ながら雨ですね・・・雨の散歩もいいけれど、散歩にはちょっと激しい降りですね、三歩歩まずって。

「BE−PAL」は1981年6月創刊ですから、かれこれ25年。ということはてんころさんの生まれる前からあるんですね!
私の手元にあるのはは41号から219号(1999/9)までだから、ちょうどあなたが生まれた頃からかな。
椎名誠が「BE−PAL」と組んで「怪しい探検隊」ごっこをやってた頃にずっと読んでました。
アウトドア・ブームで「フィールド&ストリーム」「アウトドア」とかそんな関係の雑誌がたくさん出てましたが、今も残ってるのは「ビーパル」ぐらいかな。

「ローダン」、今月300巻(600話)が出ました。ドイツ本国では仰るとおり2000話超えてますよね、そうしてまだ続いてゆく。
これって人類のある限り半永久的に続くってことなのかなあ・・・SFみたいじゃん!(SFなんだけれど)。

月末には<クラフト・エヴィング商會>の新刊が出るとのこと。
欲しい本を買いそびれることはなくなるだろうけれど、余分な本を買いそうですね、ネット書店。
本の世界は見てるだけの頃はいいけれど一歩踏み込むと二度と抜け出せない悦楽地獄、ということは経験上分かってるはずなのに学習能力の無いオヤジだなあ、と我ながら呆れてます。

パソコンそろそろ寿命かな、二ヶ月に一度くらい冷却ファンに油注さないとヴイーンヴイーンうるさくてしょうがない。「いっそ壊れてしまえ!」と思うこともありますが、パソコン無しの生活はもう考えられないし・・・。

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126 そらた

2004/05/09 17:17

梨木果歩さんの新刊、読書中。ふふふ(にやり)
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127 みて太

2004/05/09 20:55

パット・マーフィー『ノービットの冒険−ゆきて帰りし物語』(ハヤカワ文庫)
お察しのように「ホビットの冒険」を下敷にしたユーモア・スペース・オペラ。こういうパロディ本(?)はどうかなと思ったけれど、「SF・ファンタジー界で賞賛の嵐を巻き起こした」という惹句に引っ掛かってしまった。

パラパラと出だしだけちらっと読むつもりだったのに、なんだかんだと読み進んで・・・読み終えてしまった、面白い。

著者が女性だからなのか、ガンダルフ役が女性だし、ガンダルフに誘われてビルボ(この本ではベイリー・ベルドン)と一緒に旅にでるドワーフ(ファール一族)もみんな女性。
ありゃりゃ、奇遇だなあ。ベイリーが拾って、なぞなぞ合戦で「ポケットになにがある?」ってやったものの力って、ついこの間「ローダン」の時に触れたのと同じじゃん!・・・これはローダンの方が早いはずだけれど、まあ考えつく手ではあるな。きっと他にも同じアイデアの作品はあるんだろう、私が知らないだけで。

これ、「ホビット」読んで無くても面白いと思う。
訳者の浅倉久志も下訳が終わってから初めて「ホビット」を読んだとのこと。「ああ、こうきたか」「むふふ、なるほど」と二作を読み比べる別の楽しみも味わえるしお薦めします、どちらから読んでも構いませんが。

それから各章の始めにキャロルの「スナーク狩り」の一節らしきものが引用してある。これは未読だが物置にあるはずだから・・・出してこよう。

どうもこの作家、こういうのが好きみたいで別のペンネームで「ジャングル・ブック」と「類人猿ターザン」を下敷きに、ゴールド・ラッシュ時代のカリフルニアを舞台にした一少女の冒険物語を出しているとのこと。
マックス・メリウェル著『ワイルド・エンジェル』・・・邦訳されてるのかな。

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