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タイトル : 新年

1 まりかちゃ

2008/01/01 16:48

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

明けてすぐ立てれば良いのに、ちっと遅れてしまいましたが。
ミレニアムだ、2000年だと言っていたのがつい昨日のことのように思えるのですが明けて2008年なんか10年も目前じゃん。みたいな感じで月日が経つのは早いものです。
いろいろと変化するもので、変化のないことより何かしらの変化はみんな求めているのでしょうね。
平穏に越したことはないのですが。
さーて、今年はもうちょっとカキコをしたいと思っています。
去年はダメダメな一年でしたので盛り返すべく、皆様も出来うる限りで良いのでお付き合いくださいませ。

のんびりでいいや。ということで新年のご挨拶にしたいと思います。

新年ってことで、久々の方とか通りすがりの方とかいらっしゃいましたら遠慮なく書き込みしてってくださいな。
元気だよの一言でもよろしくお願いします。

ということで。
新年始めてみましょうかね〜。
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2 エウロス

2008/01/01 20:02

一番のり〜
あけましておめでとうございます。

出掛けていて年越しチャットには参加できませんでした。
帰ってきたのが2時過ぎで、雪が積もってたので
3時まで雪掻きをしていた……真夜中に怪しい行動(笑)
(除雪準備に現れた叔父をビビらせた)

左腕が筋肉痛中……健康第一で過ごしたいです。

今年もよろしくです。
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3 ウイング

2008/01/01 20:44

あけましておめでとうございます。
紅白を見て、年越しチャットをして、新年のカキコをしてと
いつもの正月をおくっています。
明日も恒例の箱根駅伝を朝からずっーと見る予定。
今年もマイペースで、読書や旅行をしていきたいと思います。
こちらは寒くなったけど、晴れていてよかった。
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4 みて太

2008/01/01 21:10

謹賀新年

今年も片隅で「しりとり」続けさせていただきます、よろしく。

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5 mamath

2008/01/02 14:35

明けましておめでとうございます。

年末に「ごくせん」を見て、嵐のコンサートに連れて行ってと
子供にせがんでいるところです。
いやあ、松潤(うわ?!なぜ一発変換する?爆)かっこいい〜。
ロン毛にメッシュが似合ってる〜。(ロン毛好き)
玉木宏(のだめ)、小栗旬(コナン)、福永(ガリレオ)に続き若い男に奔ってこの一年は明るく行きましょう、うん。

男と言えば年末、暗いバス停でバスを待っていたらピロピロとメールが。
友人からのもので
”オダジョーが結婚だって!ショックでしょ?”だそうで(笑)。
”なんで?めでたいじゃん”と返したら
”○○(もう一人の友人)がきっと◎◎(私の学生時代の愛称)がショック受けてるって言ってたから”って。(おい)
え〜そりゃ〜ね〜、へ〜とは思いましたよ〜、そんな噂ちっとも知らなかったもの。
オダジョーって誰?と言っていた”新撰組”の放送開始から、
斉藤一の演技の途中に剣を下げて走る姿が只一人リアルであることに気付いて、
おお!演技派!!と追っかけてまいりましたわさ。
でも見れば見るほど”こいつの作品の選び方っちゅーたら、
演技のうまい俳優が普通の人は選ばない役をあえて演技する枠
っていうのを超えて、
なんだか、自分の存在を消したがっているように見えて仕方がなかったんですね。
そして年末に見に行った「転々」で、本当に孤独で、家族というものに焦がれているんじゃあないか?って見えて。
そこに結婚の一報。
ああ、よかったね、小田切君、
一緒に永い時間も空間も共有していい相手が出来たんだって
本当に心から喜んでいるのです。

でも私の最期の時にはやっぱり迎えに来てほしいな(笑)
斉藤一の扮装して。(爆)
西洋の男性が亡くなるときにワルキューレの美女が迎えにくるっつーなら
日本の女性には侍の格好した美男にエスコートされたっていいではないか?
天国の門までとはいわないから、閻魔様の前まで。
(そのあと地獄か…う〜む。)

50を超えてもバカッパナ。mamathでした。
今年もよろしく!!

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6 風雲

2008/01/02 17:10

>mamathさん
オダジョより長生きするおつもりですか(^m^)
でもまぁきっとお迎えは死者の意向を汲み取ってくれますよ。漫画ではよくあることだし♪

久しぶりに初詣に行っておみくじをひきました。(去年は結局行かなかった←オイ)
小吉でした。あせらず好機を待てとのことです。春になったら雪がとけるぞ、と。信じたいです(^人^)

さて、早速昨日読んだ本をば。
色々なラインナップの中から選んだのは、一番浮いていた恋愛物。
小手毬るい『エンキョリレンアイ』
普段恋愛一辺倒な話は読まないのですが、これは二人の出逢いが京都の本屋だから気になっていたのです。
京都駅裏のワンフロア使った大きな書店といえば、どう見てもアバンティブックセンター以外の何者でもないですよ。
アルバイト最後の日にやってきたお客さんとの出逢い。
一瞬にして惹かれてしまうのですが、主人公は大学を卒業して出身である関東へ帰らねばなりません。
相手の男性も彼女に一目ぼれするのですが、彼もまた姉の嫁ぎ先である京都にたまたま来ていただけで、関東出身でした。
しかも今はニューヨークに在住で明日日本を発つ……。
実際にあったのはほんの数時間。
最初からわかっていた遠距離恋愛。すれ違う気持ちが、実はすれ違ってなどいなかったのだとわかるのは、出逢いから13年後。
号泣なんかしませんが、真実がわかったときには、せつなさにめまいがしました。
京都で一時期を過ごした関東出身者や遠距離恋愛経験者には、また違った感慨が沸くかもしれませんね。
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7 いろは

2008/01/03 00:25

あけましておめでとうございます。
今年はギリギリでしたけれど年越しチャットに参加できて嬉しかったです♪
その後朝までかかって作ったお節もすでに完食されました〜(笑)
元旦の夜中は以前YOUさんが面白いよとおっしゃってた
新聞の連載小説が原作の映画「椿山課長の七日間」を見ていて夜更かししておりました。

まますさん、金曜と土曜はのだめヨーロッパ編のドラマがありますね♪
クラシックといえば4月に男前ピアニストのマキシムのコンサートに行きます。
楽しみだ〜。(息子と一緒に行くのです♪)←2人分なのでけちって安い席を買いました・・小市民です(笑)

今年は、もうちょっと本の事を書けるように大掃除の時に発掘した未読本を読んでます。
ペースは遅いけど、気長にぼちぼち読んでいこうかな。(去年は馬鹿ほど買いこんでほとんど読めなかったので・・・)

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8 そらたろう

2008/01/04 00:20

あけましておめでとうございます。
そしておひさしぶりです〜。

年末は「チーム・バチスタの栄光」を読みました。
デビュー作らしく荒削りな作品でしたが面白かったです。
年頭はスーザン・クーパー「光の六つのしるし」で始まりです。
映画を観たので、途中でほったらかしにした原作を10年越しで開いたのですが…。
映画と全然違うんですけどっ!?
あの映画を「光の六つのしるし」というのはジブリ映画の「ゲド戦記」をゲド戦記と言い張るようなものだと思います…。

のだめドラマ、せっかく実家で録り溜めたのに、DVDに落としてもらうの忘れたよ…。がくー。
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9 mamath

2008/01/06 17:06

ああ、そうなるのか…、風雲さん、オダジョより長生きはしませんって。(笑)
”あの容姿でその扮装”なら誰だっていいんです。
「姫、御迎えに参りました」って。
女の子(幾つの?)の夢よね?きゃー!(おいおい…)
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10 mamath

2008/01/06 17:56

しまった、送っちゃった。
全然上達しないなあ…っていっても、アクセスしてないんじゃ上達なんて無理な話なんだけどね。

とにかく視力の衰えがひどいんですわ。
辞書と地図と電話帳がはっきり見えなくなってかけ始めた老眼鏡。
あれは30代の終わりごろだった(笑)
それから、ん年。
また辞書と地図と電話帳を老眼鏡と虫眼鏡使わなきゃ見えなくなっちゃうなんてね。
12月に眼科さんに行ったんですよ、老眼鏡作り直してもらおうと思って、目も痛かったので一緒に。
(鼻の頭にしょっちゅう出来るヘルペス菌のコロニーから視神経に
菌の一つや二つ出張してくれてると困るのよね)
したらば、看護師さんが検眼してくれるんだけど、
いつもの老眼鏡かけて
「1.0と1.2が見えてますから大丈夫ですよ」って言われました。
でもね〜、でもっ!
丸印の上がきれてるのか下が切れてるのかよくわからなくて、
ぼやっとしか見えなくて、一二秒考えて「上?」なんてのを視力に入れないでよ〜〜〜〜〜〜(爆)って思いません?
ちきしょー眼科が頼れないなら眼鏡屋さんにいくわい…。
とにかく、眼が本当に頼りなくなって、
勤務時間の大半をPC画面に向かって仕事しなくてはならなくなった
この身を嘆くばかり、はう。

そらたさん
「光の6つのしるし」面白くなかったんですか。
よかった(おい)、こっちの上映がないのをしくしく嘆いていたんですよ。
イソップの鶴じゃないけど、飲めなかった葡萄酒を酸っぱかったに違いないって言わなくて済んで。
そらちゃんが面白くないっていうものは無理して見る必要ないですもんね。
ライラも前宣伝が凄いのが心配だけど、前売り券秋から財布に入ってるし。(笑)

いろはさん
のだめヨーロッパ編、ラストがちょい残念でしたね。
変態の世界って、それなに?!って感じでした。
音楽オタクなら迷わず突っ込め〜!!(こらこら)って突っ込みをいれちゃいました、はい。
「椿山…」は面白かったですね。こちらは11月ごろにTVでやったんですけど。
あれで初めて伊藤美咲って女優さんを知りました。

年の初めの一年の読了はじめは(しつこい)まるマです。(笑)
「砂はマのつく途の先!」読了。
コメントは未読の方のために控えます。

年末までに読みかけだったエドマクベイン「ダウンタウン」はまだ読めません。
クリスマスハッピーストーリーのはずなのに、出だしから詐欺にだまされてやんの主人公。(笑)
おまけにそれを捜査してくれるという警察もまた偽物。(笑)
最初は「おいおいあんた騙されてるよ〜、頑張れよ〜」と応援していても
また騙されてんのよ気がつかんのかい?!ってなると、
続きを読む元気が無くなっちゃうんですよね。
ホント、最近根性ないんだから読者として。

で、その前に読みかけだった(笑)「知られざる宇宙(海の中のタイムトラベル)」は
映画”アース”の上映前に読了したかったけれど、一か月かけて340ページ、
まだ半分しかよめていないのに来週なのよね封切り。(笑)


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11 かなめ

2008/01/06 22:01

忘れないウチに昨年末〜正月に掛けて読んだ「片目の証人」の感想。
これもE.S.ガードナー「ペリィ・メイスン」シリーズ。
名前も名乗らずイキナリお金を送りつけてきて、伝言をたのむ謎の依頼人。
メイスンはその状況から依頼人を割り出し会いに行くのだけれど、その夫が殺害され、依頼人は「依頼したのは自分ではない」の一点張り。
しかもその依頼人は実家への帰省途中、怪しげなアリバイ工作を施している・・・
いつもは白なメイスンの依頼人、今度こそは正当防衛の殺人を犯したのか?
どうして依頼人が伝言を頼み、かつ自分が依頼したのではないと言い張るのか、そこが事件の鍵でなかなかおもしろかったです。
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12 ウイング妻

2008/01/06 22:22

「駆け込み交番」乃南アサ著、読了。
「ボクの町」の続編。
失恋して警察官になったという主人公聖大くんがでてきます。
でも、後半は聖大くんよりも近所の人がメインという感じだったかな。

で、ママスさーーーーん。
新しいまるマはどうでしたか。
昨日売ってたけど、前作の分を忘れているし、迷って買わずだったのです。
読むべきか、読まざるべきか。
クマハチが出てきたら読みたいが、まず出ないだろうな・・・。

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13 mamath

2008/01/06 23:09

風呂上がりに一杯。
じゃなかった、子供たちがコンサートから帰ってくるのを
…待たずにもう寝てやる!(笑)なんだけど、
きっとこれでまた日曜日までアクセスしないだろうから。
妻さん
クマハチは出てきません、だってまだ砂漠の国の中なんです。
前の巻私も忘れていて、途中であれヴォルってユーリに切られてたんかい?って思いながら読んでたくらい。(苦笑)
前巻で記憶に残ってるのって
”ヨザックが〜ヨザックが〜〜〜〜(涙)と
何?この洞窟のシーンは、いつから薔薇族になった新魔国?!”だけでしたから。(笑)
カットバックというより、無理やりな場面転換でいろいろ説明しようとしているので少し読み辛いです。
同じく前を忘れているのなら、次巻(春に出るって)が出てから
前巻とまとめて読むほうをお勧めします。

では、また。


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14 jedah

2008/01/06 23:42

あけましておめでとうございます。
こちら関連(書籍)への書き込みは多分(?)2回目です。

最近は書籍もほとんど技術書になってしまいました。
新年も引越の準備であちこち出歩き&甥とのバトルでほとんどの時間を潰してしまい・・・。
新聞の広告で「夢をかなえるゾウ」水野敬也著(飛鳥新社)という自己啓発本っぽいモノを見て「ガネーシャが象の姿をしてる・・・って当たり前じゃん」と軽い突っ込みを入れつつちょっと興味をそそられている状況です。
あ、その前にTOIEC本を片付けないとなぁ・・・


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15 まりかちゃ

2008/01/07 01:45

おお。やはりお正月。。。珍しいカキコがあったりするのは嬉しいものですね。

「新宿魔族殺人事件」風野真知雄。読了。

チャットで風雲さんが釣れたので気を良くしていたりする、単細胞ですがw
魔族ってのは、読めばわかる仕組みになっているので書けません。
時代小説です。
根岸鎮衛(ねぎしやすもり)という南町奉行が主人公なのだけれど、このお奉行さまが若い頃どうもちょっとやんちゃというか暴れん坊だったらしいのだな<型破り。
赤鬼に刺青を入れていて赤鬼奉行とあだ名されていたり。
また、あちこちで聞いた話を耳袋として書いていたり。
ということで一冊で2・3度おいしいお話になっていたりします。
この新宿〜でシリーズ7冊目。
最初2冊買って面白かったので、後一気に3冊ぐらい買ってしまい、その後本屋に行くと新刊が出ていたりするので思わず買ってしまいます。
シリーズ一作目はお奉行様のこと。
二作目以降には地名がついて「八丁堀」「浅草」「深川」「谷中」「両国」「新宿」と続いております。

お奉行様の取り巻きはもちろん、その友人とか、恋人の深川芸者の力丸姐さん。面白い人間がたくさんいたりして(人間じゃない人もいたりして)なかなか楽しいシリーズお薦めです。
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16 風雲

2008/01/09 12:16

>jedahさん
はじめまして。
関西弁のガネーシャは私も気になるところです…でも売れてるみたいなのでたぶんしばらく読みません…
またふらりといらっしゃってくださいね〜

>まりかちゃさん
地元の図書館で検索かけたら5冊目まではありましたー。6冊目以降はなぜか市内お取り寄せコース。
文庫本だったのですね。大和書房とはこれまた渋い。
1冊目など知らなければ絶対借りないタイトルですよ。
今ちょっと積読状態のものが返却期限タイトになってるんではけたら取り掛かります……うう釣られてしまった(>_<)釣り返せなくて残念無念……

お正月読書は結局3冊でした。何をしていたんだろう(遠い眼)
一冊目は先日カキコした『エンキョリレンアイ』
二冊目有川浩『塩の街』(単行本版)
三冊目パット・マガー『七人のおば』

『塩の街』は前半は文庫本で読んだのですが、人物の年齢設定その他変わってるので再読。
再度同じところでうるると来る。
ああ野坂・夫がいいなぁ。
後書によると応募原稿では名前しかでてこなかったらしいけど、担当の勧めで足したんだとか。
えらいぞ担当。

『七人のおば』はすごい。実際作者の両親にはたくさん(合わせて13人!)おばがいたのだそうだ。
それぞれがきっついキャラクター。
果たしておじを殺して自殺したと言うおばは一体誰なのか。
誰も彼もが疑わしいという…(^_^;)

現在読書中なのは返却期限がせまっている児童書『海賊ジョリーの大冒険2』
これがすめば後は19日返却分ばかりになるので、好きなのを選べるわ〜
っていってもなんだか児童書寄りのラインナップになってきてるのですが。
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17 工事屋

2008/01/12 08:55

新年明けすぎておめでとうございます。今年もぼちぼちよろしく(笑)
年賀状、一部「転居先不明」で帰ってきましたけど誰か引っ越した?

読書は…なんか仕事がグチャグチャ混んでいてパンプルムースすらまともに読んでないな…。
これは改善しないと…。
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18 風雲

2008/01/14 16:57

ジョン・マーズデン『Tomorrow stage6 戦争孤児たちのクリスマス』
オーストラリアのサバイバル高校生たちが出会った戦争孤児たち。
まさしく野生児と化し、彼らを襲ってきたこともあるのだけれど、高校生たちは子供たちを保護することに決めました。
自らも侵略戦争という混乱期に投げ入れられ、テロ活動に従事する羽目になり精神的肉体的に疲弊しているのですが、戦争孤児を見て「子供たちがこんな生活してていいわけない!」と逆に理性のようなものを取り戻します。
しかし野生児になっている子供達は逃亡を図り……
次の巻は最終回。どうやらまた危険なミッションが待ち受けているらしいのですが、一体どうなってしまうのやら。

中津 文彦『塙保己一推理帖 観音参りの女』
前からチェックはしていたのです。
国文・国史・図書館学を学んでいて真面目に資料検索を一度でもしたことのある人間なら、知らないものはない『群書類従』の編纂者塙保己一(はなわ・ほきいち)が主人公とくれば、チェックしとかないほうがおかしいと言うもの。
しかし奇縁というものはあるもので。
年末、最終開館日にこの本を借りて、昨日読了したのですが。
チャットでまりかちゃさんに釣られてしまった例の本の主人公・根岸鎮衛さんが出てきました(笑)
どうやら保己一と交流があったと言う伝説(史実じゃないけど有名な話らしく。水戸黄門みたいだね)を基にしてるそうで。
ますます根岸奉行の話を読まねばならん感じになっております。
連作短篇なんですが、太田南畝も友人で出てきたりして、次の巻ではどんな有名人が出てくるやら。
そういうところは楽しみですが、時々町名の説明なんかで「今のJR有楽町あたりをマリオンの方へ・・・」みたいな書き方するのは気に入りません。なんか興が冷める。
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19 まりかちゃ

2008/01/15 00:37

風雲さん、

読んでいる本が微妙にリンクしているときってありますよね〜

私もこないだありました。てか、結構よくあるんだけど忘れたw
「警視の週末」デボラ・クロンビー
「メフィストの牢獄」マイケル・スレイド

このまったく系統の違う二つの本なのですが、両方共にスコットランドのハイランド地方つーのがキーで出てきました。

警視の方はスコットランドでもスコッチウィスキーの方で
メフィストは、なんか歴史の方でしたけど。
思わずうめきましたわw

ちなみに根岸鎮衛には松平定信も出てきます。なんかイメージが変わってしまいますw(意味不明)

「石の猿」ジェフリー・ディーヴァー
ボーン・コレクターのリンカーン・ライムのシリーズ。
で、ボーン・コレクターをまだ読めてなかったりする私ですが充分楽しめました。
石の猿が事件を解決します。
ゴーストってのも一種の鍵だと思います。
トリッキーというより実は単純な仕掛けではありますが、なかなか巧みに描かれていると思います。

それから
「報いの町世、暁に眠れ」マイケル・ハーヴェイ
シカゴの探偵さんのお話。この探偵さん好きv
ってことで一押ししておきますw
正統派ハードボイルド、おしゃれーな言い回しは「これがわかんなかったら俺の読者になるんじゃねぇー!」的な作家の拘りというかにんまりされられる感じで好感が持てます。
ミステリとしても二転三転するのでなかなか凝ってますよ。
ハードボイルドがお好きな方はぜひどうぞ。
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20 まりかちゃ

2008/01/15 00:47

「報いの町世、暁に眠れ」マイケル・ハーヴェイ
正しくは「報いの街よ、暁に眠れ」です^^;
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21 かなめ

2008/01/16 21:24

谷崎潤一郎「谷崎潤一郎犯罪小説集」読了。
何で今更、谷崎潤一郎なのか?
それはこの間「京都オフ」の話をチャットでしている時に名前を出したのだけれど、そういや読んだこと無いなあと思ったから。偶然本屋の新刊コーナーに平積みになっていたので手に取った次第。
しかも「犯罪小説集」って、いわゆるミステリですよ。こんなの書いてんだねぇ

短編3本と中編1本ですが、何となく乱歩の耽美な短編を読んでいるかのよう。巻末の解説で乱歩が谷崎潤一郎に影響を受けている旨が書かれているので、その感想はあながち間違いではなさそう。
ミステリとしてのオチはまあワタシなんかが読むと「ふーん」てなってしまうけど、小説として面白かったです。

現代仮名遣いに直されているのでとっつきやすいんだろうけど、単語や言い回しは古いままなので何となく違和感。わたしは次読むなら旧仮名遣いの本で読みたいと思います。
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22 たらこ

2008/01/18 11:19

おひさしぶりです!!!
帰還しました(生還?・・・爆)

ずっと、年末から卒業制作に追われ、たまに泣きながら「間にあわなーいっっっ」と絵を描き続け・・・、学校の製本作業ではパソコントラブルにモチベーションを落とされ、「私は呪われているのか!?」と本気でお払いを頼もうかと思ったぐらい、追い込まれた日もありましたが・・・(爆
なんとか、絵本15見開きを完成させることが出来ました♪
しかも、搬入まで1日余裕ができて、今日は疲れた体を家でゆっくり癒してます(笑
また、明日から絵をトラックに積み込み、搬入作業に追われますが・・・あともう少しなのでがんばってきます!

3月の京都オフは、ぜひ参加したいので日程など決まり次第、お知らせくださいなー♪
あー、楽しみ!!!!みなさんに会えるー♪

読書の方は、全く出来てません。。。
もうかなり我慢の限界です!!!
手元には、直木賞を受賞した桜庭一樹さんの「赤朽葉家の伝説」があります。。。
一息ついたら、一気に読みたいです(爆

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23 風雲

2008/01/18 14:12

わーいたらちゃんお帰りー♪
卒業制作絵本完成おめでとーう!
後は搬入さえ終わればOK?無事に済むようにお祈りしておきましょう(^人^)

昨日は芥川賞受賞の川上さんばかりクローズアップされてましたねー
歌手でもあることが世間の関心をひくのでしょうね。
母は桜庭さんのことは男だと思っていたらしく(読んだことない人からすればそうなんだけど)、川上さんばかり紹介されるのが腑に落ちないようでした(^_^;)
私はといえば、候補者を見てなんとなく予想していた通りだったので嬉しいような面白くないような。
選考委員の北方センセイが桜庭さんの作品を「人も書けてない。描写もうまくない。でも作家の能力を何か感じる」と評した由を今朝の新聞で読んで、それはちょっと面白かったです。
『桜庭一樹読書日記』で『私の男』執筆時の状態を読んでいるので、受賞作は怖くて読めません。もともと食指が動かない設定でもあるんですがね。

さて、読了本。
山本 弘『アイの物語』
いくつかの雑誌に別々に発表された話を繋いで一本の作品にしあげてあります。
ヒト型マシンに支配された近未来の地球が舞台。
主人公はヒトの集落であるコロニーを渡り歩き、20世紀後半から21世紀前半のお話を集めて語る<語り部>の青年。
ある日、「話がしたいだけ」とやって来た美しい赤毛のマシンと戦闘になり負傷、病院に連れて行かれます。
そこで彼女・アイビスが日毎語る、ヒトとマシンの物語。
「どうせマシンのプロパガンダ。そんなものは信じない」という主人公に「けして真実は話さないと誓おう」というアイビス。
「これは物語」そう言い聞かせながらも本当にあったことなのでは?と疑い始める主人公。
物語が内包する真実、物語のみが後世へ伝えうる何か、が繰り返し読者に投げかけられているようで、なかなか面白かったです。
表紙のイラストレーター(李夏紀さん)も好き。

現在読書は児童書『エンディミオン・スプリング』明日返却間に合うかなー(汗
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24 風雲

2008/01/19 16:44

返却期限は間に合いました。児童書スレでこっそりup。
ついでに母から回してもらった畠中恵『ちんぷんかん』も読了。
しゃばけシリーズもあっというまに6冊。
火事に巻き込まれて三途の川縁まで飛ばされた若旦那と鳴家たちの冒険や、おっかさんの若き日の恋、兄・松之助の縁談話などが楽しめます。
妖退治専門坊主・寛朝の弟子の話が面白かった。
たまにこういう第3者が主人公だと目先が代わってよいですね。
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25 風雲

2008/01/20 20:37

ジョン・マーズデン『Tomorrow Stage7 明日への扉』
完結編です。ようやく読了。
全7巻通して、潜伏・襲撃・爆破・銃撃・逃走・収監・脱走とハードな展開。
最終巻も例外ではありません。
戦争は終わり、主人公は両親と再会し、友人たちと再び学校へいけるようになりましたが、失くしたものはいろいろありました。
おまけについていた、本の探偵でおなじみ赤木かん子さんによるオーストラリア文学ガイドによると、そもそもオーストラリア文学と言うのは、児童書と言えどタフでハードな骨太の物語が多いのだそうで。
まさしくこのTomorrowシリーズもその通り。
大人になる、自立していく子供たちの喪失感と、未来への力強い意思の獲得。
タフという言葉は日本語ではなんとも言い換えられないように思います。
それにしても、終わってしまった主人公の恋のなんと残酷なことか。仕方のないことだけどドライ過ぎる(T_T)私が甘いのか?
削除キー   

26 fool

2008/01/21 23:15

「新耳袋」を黙々と読書中。現在第4夜・・・。
読書量落ち気味のせいもあって、年末あたりから耳袋しか読んでない・・・。かれこれ300話ほどの怪談を読んでます。
4夜終わったら気分転換に他の小説読もうかな。
削除キー   

27 まりかちゃ

2008/01/22 00:48

「私の男」桜庭一樹

んっと、私にしては珍しく直木賞受賞作なんぞ読んでみました。
内容は、インモラルな内容なので覚悟の上お読みください。
表現や表記がちょっと独特だったような気がします。
擬音でざわざわとか、漢字でかかれるところがひらがなだったりするのは主人公の幼さ(あらゆる意味で)を表しているようでもあって効果的なのかもしれないという感じです。
私的には面白かったです。
現在から過去へ読み進むうちに私と男の過去と繋がりが明かされていきます。
それは決して楽しいものでも明るいものでもないのですが、私と男はそういうのに気づくことさえ止めてしまった生き様なのかもしれない。
なにもかも尻切れトンボにわざと終わらせている感じの書き方です。
どうしようもなくドロドロしたものになる内容をさらりと描ききっていてしかし読み終わるとどよ〜んとした余韻を残す作品に仕上がっています。

最後の方を読むと「えーっと、、、ということはもう一個前に嫌な話があったのか?」と思わせるような感じがしないでもないのですが、それは私の気のせいだと思いたい。つか深読みのしすぎだと思いたい。。。みたいな、どーとでも取れる書き方してるんですよー。

というか、こうだからこうですよっていう書き方をせず、すべて匂わせる書き方というか表現手法を取っています。
作家が意図的にそうしているのでしょう。
故に、読む側によっていろいろな結末内容に変化して評価の分かれる作品になってしまうと思います。
削除キー   

28 そらたろう

2008/01/22 21:34

二週間前の書き込みに亀レスですが…。

>まますさん、
「光の六つのしるし」は、原作ファンなら見ないほうがいいですよ〜。
だってこの映画だけで話が終わっちゃってるんですもの!
シリーズ4作あるのに、ありえない…。
ほんともうジブリの「ゲド戦記」みたいでした。
後読みでよかったー、と、原作を読んで思いました(苦笑)


>たらちゃん、
この前入学したと思ったら、もう卒業なのね〜。
と、まるで親戚のオバチャンみたいなことを感じました(笑)
お疲れさまー!
削除キー   

29 風雲

2008/01/25 14:15

あさのあつこ『ガールズブルー』
児童書→一般書コースの作品のうちの一本。講談社でなく文藝春秋ってところがちと渋い。
落ちこぼれ高校に通う女の子二人と男の子一人。それぞれの兄弟なんかが絡み合う、どこにでもあるけど輝いているひと夏の青春群像。
女の子の片方が体が弱くて入退院を繰り返し、そのせいでものごとすっぱり言っちゃうきっつい性格なんだけど、吉本ばななの『TUGUMI』を思い出した。

新井 素子『ちいさなおはなし』
最近は星新一のSSアンソロジーの仕事をしていたらしい著者に、ナイスタインミングで『小説すばる』がSSの仕事を持ってきた。
ずっと長編ばっかり書いてたけど「なんか書けるような気が」してきた著者がひねりだした15編。
やーおちが上手く決まってないのもあるし、小指さんや腎臓さんが出てくるとか、SSの癖に妙な説明口調が入るとか、良くも悪くも「新井素子」的ですよ。
「ごっとはんど」はいいかんじ。
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30 mamath

2008/01/27 13:37

そらちゃん
クーパー特にファンではないの。(だったはず、記憶にあまりないもの)
でもファンタジー好きには原作ものが映画になるって気になるじゃない?
近場でやるなら絶対見に行くって思ったよね。(笑)

たらちゃんおかえり〜。
そうか〜もう4年もたったんですね、京都オフから。(笑)
4年の歳月後のたらちゃん、どんなに素敵になっているか見たいけれど、
今回もパスです〜〜〜〜(><)。
ちょうどその前後で大きなイベントがあるの〜〜。

「超戦士コブラ」ティモシー・ザーン
20年ほど昔に書かれたSFです。役者が野田昌宏。
やはり30年ほど前にあった「中学三年コース」とか「高三時代」とかの連載小説みたいでした。
一冊のうち17歳から年金暮らし(しかしセレブにはなっている)
までを描いちゃうんだもんね〜。
なんともきれいで正しい心の持ち主でなんとなく悲しくなってしまいました、
こんな時代もあったんだなと。

「コスプレ幽霊 紅蓮女」上甲宣之 読了
DVDが新しくなって、予約に番組表ってのを使うんです。
その中に出てきた同名番組。
?????って思うじゃありませんか?(笑)
映画の帰りに寄った本屋に平済みしてあるし〜〜〜〜〜〜、
でつい買ってしまった。
ラノベだし〜、文法ひっかるところあるし〜、
なのになぜか心にひっかかります。

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31 そらたろう

2008/01/27 15:29

>mamathさん、

ですよね、特にファンじゃなくてもファンタジー好きとしては気になりますよねー!
でもあれはほんと見なくていいかと(笑)
テレビ放映とかで十分ですよ〜。


今さらながら「少女探偵ナンシー・ドルーシリーズ(創元推理文庫)」を読んでます。
今は二冊目「幽霊屋敷の謎」の途中。
コージーのほとんどに、「ナンシー・ドルーを気取るつもり?」と主人公がからかわれる(もしくは鼻で笑われる)シーンが出てくるので気になってたんですよね〜。
少女って言うからローティーンかと思っていたら、18歳でびっくりしました。
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32 風雲

2008/01/28 15:18

>ナンシー・ドルー
……あれ?キャロリン・キーンですよね?
18歳?
私がむかーし1冊だけ読んだヤツは12歳だか13歳だかだったような気が……(チェック中)……ほんとだ。サザエさんと一緒で永遠の18歳だ。
昔の児童書にしては主人公の年齢が高いですね〜。

>根岸奉行
……どうやら出張中らしい。前回行った時は全巻見当たらず、今日は1巻がありません。お忙しいのね(トホ


パット・マガー『被害者を捜せ!』
書庫に入ってたのを引っ張り出してきましたデビュー作。
戦時下、活字に飢えた兵隊さんたちが、小荷物の詰め物になっていた新聞を回し読み。
したらば、主人公の元職場で社長が役員を殺したとの記事が!
しかもちぎれてて被害者の役員が誰かわからん!!
暇をもてあました兵隊さんたちは、主人公から情報を引き出し誰が殺されたかトトカルチョすることにv
兵隊さんたちと一緒に読者もトトカルチョ気分になれます。
面白かった。
え?
・・・・・・はずれたさ。
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33 しん

2008/01/28 21:30

「江頭2:50のエィガ批評宣言」江頭2:50著
私の周りにオススメしても全く賛同されない芸人江頭2:50。
そんな江頭が東京FMで「江頭2:50のpppするぞ!」ってウェブ放送の中で「エィガ一刀両断」ってコーナーが一冊の本にまとめたのがこれです。
意外に映画通なえがちゃんが映画について語るのは普段TVでみる姿とは違うのでびっくりでした。
そんな映画への愛があふれてる本です。


「DDD」奈須きのこ著
今まで2巻が出てるのですがこの作家は叙述トリックが好きだなーって思った作品です。
前に読んだ「空の境界」でもあったんですがまたか!って思いました。
でも、そんなのが気にならないくらいに面白いです。
面白いんですが一つだけ欠点があります。
講談社BOXなんですが中途半端な大きさなんで読みにくいです。
片手では大きく両手には大きい。
何とかして欲しいです。
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34 そらたろう

2008/01/29 22:07

>風雲さん、

そうです、そのナンシー・ドルーです。14歳くらいなのかと想像していたのでびっくりしました。
本家本元が東京創元社で刊行中です。
創元推理文庫というより、岩波少年文庫って感じですけど(笑)


ナンシー・ドルーをほっぽって、K.L.ゴールディング「ビッグTと呼んでくれ」読了。
徳間書店のヤングアダルトです。
185センチ135キロのデブの成長物語です(だと思う)。
ひっじょーに読みづらかったです。
こなれてない一人称だけでも読みづらいのに、NYや、NYの高校生がどんなものなのか、想像で補わなきゃいけないしで、短気なわたしは何度も放り出しそうになりました。
でもだけど、放り出せませんでした。
読みづらいけど、放り出したいけど、最後まで読み通さずにはいられないお話でした。
満足です。
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35 まりかちゃ

2008/01/30 00:41

なんか、弄ったのかな?ハートがいっぱいw

「チームバチスタの栄光」(上)(下)海堂尊

んーっと、上巻と下巻で色がガラッと変わります。一人出てきただけなんだけどねぇ。こいつがもの凄い。ロジカルモンスター「火喰い鳥」って異名を持つ男。暴れっぷりがいいよ。こいつがホームズ役。口の悪さは御手洗並み。
で、上巻で物語の主人公をつとめるのが不定愁訴外来の田口センセー、お人好しだけどシニカル。この人がワトソン役。石岡くんみたいに大人しいわけではありませんが、活躍します。
大学病院を舞台にかなり面白かったです。
前半のスローな時間の流れが後半怒濤の勢いになる感じが最高。


>風雲さん

根岸奉行はいつもとっても忙しいお方ですよん♪

>たらちゃん、

卒展お疲れ様でした。
卒業かぁ・・・大学入る前だったもんねぇ。
大人になったたらちゃんに会えるでしょうか?w
でも名前のせいか永遠に歳を取らないイメージが・・・(違)
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36 風雲

2008/02/01 16:10

松井今朝子『吉原手引草』
周回遅れですが一応読んでみました。帯にちょっとミステリちっくなこと書いてあったので。
吉原の超有名花魁の失踪事件。とある男が槍手婆やら楼主やら朋輩やら客やらにインタビューかました証言のみで構成されてます。
恩田さんの『Q&A』とか芥川の『藪の中』みたいな感じね。
うーん、わるかないけど。
そんなに長くない話なのに、読んでる途中でだれてしまった。
『Q&A』みたく矛先をそらされるわけでなく、普通に着地するのでまとまりはいいかな。

米澤穂信『遠回りする雛』
古典部シリーズ最新刊♪ですが、既刊の事件の間で起こった短編集なのでちょっと物足りなし。
ホータローが己の気持ちに気がつきやがりました。ホータローのくせに(笑)

桜庭一樹『青年のための読書クラブ』
先日たまたま図書館で落ちてるのを発見しました。「七竈」はわりと見るのですが、これは久しぶりに見た。
ただ今旬なので、逃すと読めんと思い借りてきました。
とある私立女学校・聖マリアナ学園の片隅にある読書クラブ。
クラブには公式の学校誌には載らない裏の事件簿が代々書棚に「隠されて」いる。
いつの時代も、乙女の園のはずれのごみためで、自らを「ぼく」と呼ぶアンニュイな部員たちが記した学園の秘密。
学園の外の歴史的事実もとるにたらぬことながら、なかなか上手く絡まって、微妙にユカイ。
肩パットを入れ制服改造、前髪を上げ、ミラーボールを設置し踊りまくる「扇子の娘」たちって……ぷぷぷ。
オトメたちよ永遠なれ、聖マリアナ学園の100年。
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37 風雲

2008/02/09 13:31

畠中 恵『まんまこと』
ひらがなだけど「しゃばけ」シリーズではありません。
町名主の息子と幼馴染たちの人情ミステリ。
昔は賢かったのに、今は遊びほうけている主人公と、昔っから色男の隣町名主の息子、堅物同心見習いの仲良し三人組が関わることになったいくつかの事件に、過去の恋なんかも透けて見えます。

坂木 司『切れない糸』
突然の父の死により、クリーニング屋を継ぐことになった大学生の長男が出会う謎。
謎解き役は同じ商店街の喫茶店でバイト中の大学の友人。
昔から彼の「魔法の言葉」を目当てに相談者がひきもきらなかったのだけれど、不思議と親しい友人はおらず、謎の人。
クリーニング店のアイロン係とか、パートのおばちゃん三人衆とか、キャラもよい。
面白かったです。
解説はこの本の装丁家なんですが、内容についてじゃなくて、自身から見た坂木さんのことで、なんとなく新鮮(笑)
文字を武器にしてない人のオススメもいいもんです。
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38 風雲

2008/02/13 14:15

高里 椎奈『海紡ぐ螺旋 空の回廊』
薬屋探偵妖綺談シリーズ第一部完結編。
なんと完結編をすっ飛ばして第二部の1巻を読んでいた(^_^;)
それにしても、この作品の困ったところは「タイトルと中身の連想が効かない」「意味深な短いシーンが挟まるけれど、一体誰と誰がしゃべってるんだかわからない」ところ。
読み込んだら想像つくのかもしれないけどそこまでする気はさらさらないからなー。

天野 頌子『少女漫画家が猫を飼う理由(わけ)』
警視庁幽霊係シリーズ第3弾。
脱稿明けの夜中、コンビニの帰りに背後から刺殺された人気少女漫画家に事情聴取するはめになった柏木さん。
めくるめく漫画業界と奇怪な人びとに翻弄される捜査陣(笑)
という表題作ほか呪いの指輪事件、死んだ祖父から依頼された事件が読めます。

山本 弘『審判の日』
SF短編集です。表題作は、ある日、ぷしゅっと音がして、人が、動物が、植物が消失してしまった地球。
消失しなかった女子高生と、暴徒に襲われそうなところを助けてくれた少年の奇妙な生活を描いています。
ひとつだけ気になるのは、細菌も消滅しているらしいのですが、人間の体の中にも確か必要な菌がいたのでは……?
まぁでもそんなの関係ないのです。メッセージはそこではないので。
先日読んだ『アイの物語』にも通じるAIと心を巡る短編も面白かった。
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39 たらこ

2008/02/15 19:00

十二国記の新作(90ページ書き下ろし)が読めるという衝撃のニュースを知って、興奮まっただ中の鱈子です。
何年経ってるんでしょうね?
本当に、びっくりですよ。。。
しかも、yomyomですか・・・できるなら単行本として出してほしかったですが・・・新作が読めるだけでも贅沢ですよね!(笑
ただ、発売日が旅行中なので読めないという・・・。
帰ってからのお楽しみかぁ・・・!

さて、今年に入ってから、やっとまともに一冊読めました!
森見登美彦の「有頂天家族」です。
かなり楽しめました!
京都に住んでるので、面白さ倍増ですし(笑
ただ、面白いだけじゃなくて、最後はホロリとさせられます。
私は、これまでの森見さんが書いた、癖のある妄想大学生が主人公のお話より、今回の話しの方が好みだと思いました。

よーし、今読んでる畠中恵の「つくもがみ貸します」を読み切ったら、十二国記を全部読み返そうかなぁー(笑


>まりかちゃさん
“大人になったたらちゃん”ですか・・・。
私の中では、あまり変わってない気がします(笑
そう、名前のせいもあるかもしれません(爆


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40 まりかちゃ

2008/02/15 23:05

えーっと、、、何をよんだんだっけか・・・?

「愚か者死すべし」原りょう(字が出ない)

探偵沢崎シリーズの復活第一作らしい。
沢崎は相変わらずなのだが、、、ちとキレがない印象。
なんでかなぁ。。。
それなりには面白いのだけれど、ちょっと荒唐無稽すぎなじいさんとか、そういうのが「うーん」なのかもしれない。
胡散臭いヤツ多すぎw
で、ちょっと無駄な話とか、これ必要?みたいな人物とかもいたりして、ちょっと微妙な感じでした。
コンスタントに続編は出していただきたい。


「闇に薔薇」ジェームズ・パターソン
「血と薔薇」ジェームズ・パターソン

んーと、映画「コレクター」のアレックスはモーガン・フリーマンが演じてましたが、そのシリーズです。
原作を読むと、モーガン・フリーマンでは歳を取りすぎだろうって感じますw
で、上の二作は続いてます。
読むなら、一緒に買ってくださいw
「闇に薔薇」では銀行強盗。
「血と薔薇」では現代に生きる吸血鬼。
を描いていてその両方に「闇将軍」となのる男がアレックスに挑戦してます。
「闇に」でやられっぱなしのアレックスが、後半逆襲に転じ追いつめていきます。
なかなか面白かったのですが、このシリーズ未訳がやたら多い。
翻訳は売れないんでしょうかねぇ。


ようやく十二国記が再開なのかしらね。。。
あんまり間隔が開きすぎると、読む方も感動が薄れるというか、期待ばかりが膨らんでしまって、読んでポシャるなんてことがないように願いたいですw


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41 風雲

2008/02/16 14:47

>十二国記
おおそれは衝撃……だがしかし90ページ?……90(しつこい)
読者の反応大丈夫だろうか……どきどき。

豊島 ミホ『神田川デイズ』
初めて作者です。けっこう評判がよさげなのですが、なかなか食指が伸びなくて、手に取ったり返したりを繰り返してたのですが。
トヨシマでもテシマでもなくトシマさんの青春ど真ん中小説。
東京の有名大学に進学して、何も出来ずにもがいている上京ボーイズ&ガールズを描いた短編集。
それぞれ主人公が違って、でも他の短編に出てきた学生がちらとでてきたり。
東京には何かがあって、何かをつかむためにどうしたらいいかわからなくて、そもそもそんなものないとか、自分ではつかめやしないなんて、直視したくなくて、それでも毎日、誰にだって明日が来る。
しょっぱなから砂壁のアパートでたむろする男三人の話なのですが、時代設定が昭和というわけではありません。
まだ、あるところにはあるんだろうな、砂壁アパート。
私が関西の大学生だった頃は、自分も含め自宅通学も多かったし、友人のアパートは柱とか天井とかいろいろ室内にでこぼこ出ているとか、何故か部屋が玄関より一段下がっているとか、そんな感じではあったけど、砂壁和室はみたことないよ〜。
主にだめだめな主人公たちが、一瞬ふっきるお話です。
恐らくまたすぐだめだめスパイラルに陥る可能性ありありですが、それが人生だよたぶん。
ふっきれるその一瞬が尊いと思う。うん。

風野 真知雄『耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前』
まりかちゃさんにまんまと釣られた時代物シリーズの第1巻。
……字、でか。
つーことは置いといて、62歳で町奉行に抜擢、って時点で、歴史上すごい人だ。
今でもほとんどの所で定年越えてるし。
カーネルサンダース思い出しました。彼もたしかあのチキンチェーンを作ったのは60越してるのですよ。
出来る人は出来るのですね。
直属の部下二人が後半仲良くなるのがなんだか可愛いです。
奥さんの幽霊が、触れないはずなのに薬を舐めたり臭いが嗅げるのは不思議ですっていっちゃダメ?
次から魔族がつくらしい。どう魔族なのか楽しみ。
でも今日も図書館には5巻しか落ちてなかったや〜。まったくもって忙しい人だな。
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42 ウイング妻

2008/02/22 19:28

「ライラの冒険 T・U・V」読了。
Tの「黄金の羅針盤」がまもなく封切られます。
正直「T」はおもしろかったけれど、「U」はしんどかったです。
Uの方が薄いのに、読むのに時間がかかってしまいました。
Uの世界観があまりにも殺伐としていて、つらかったです。

で、ようやく「V」になり、盛り上がってきました。

ようやく読めたな、というかんじです。

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43 mamath

2008/02/22 21:17

十二国記の新作(90ページ書き下ろし)…
泰麒?泰麒なのか?
う〜怖いよ〜。
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44 mamath

2008/02/22 21:31

総領が会社でノロウィルスを拾ってきたらしいというので
ちょっとひやひやです。
昨日は映画の女性デーで「エリザベスゴールデンエイジ」を見に行く気まんまんで休んだのですが
結局体力回復の日になっちまいました。
したらば、末っ子除いて全員休みで、不調にいらいらして喧嘩ばかり…いやですね、余裕がないって←人ごとのごとく(笑)

映画に行く楽しみは
1本屋に行ける
2往復で本が読める
なんて、邪道かしらね?

ナンシードルー
一冊だけ創元文庫で買いました。
既に読了済みなんですが、何故買ったのか自分でも不明。(笑)
金の星社で子供向きに書かれた版を(シリーズで)持っているのです。
こちらは絵がちゃんと18歳ぐらいに書かれていて自然なんですが
創元版は表紙が子供なのですね〜。
世を反映してというかなんというか、これも時の流れなのかしら?

最近のヒット
「影の棲む城 上下」ビジョルド
訳者のあとがきによると、”イセーレおばさんの冒険”だそう(笑)
ラノベ数冊とコミックスん冊(爆)の後に読んで、
やっぱりこっちに軍配を上げっつーか、ふりまくってます。(笑)

明日までに脇明子の本(読むことは生きることの続巻)読み終えなくっちゃ!

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45 かなめ

2008/02/22 22:13

あ、「yomyom」は27日発売だったか!今日かと思って(何故)本屋に行ってしまったよ。
なかったからあれこれ立ち読みだけしてきました。
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46 そらたろう

2008/02/25 21:41

yomyomの十二国記新作、新潮社だから「魔性の子」関連で、広瀬先生(だっけ?)のその後だったりしたら笑えます…。
プルマンのインタビューも載っていると聞いて買おうかと思っていたのですけれど、プルマンのインタビューは次号に延びたという噂も。うーん、どうしよう。


>mamathさん、

創元版表紙のナンシー・ドルー、子どもですか?
わたしは年相応と思ったのですがー。
1930年代だし、ワンピースが相応かなー、と。
18歳に対するイメージの違いですかねえ。
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47 ウイング妻

2008/02/28 18:01

「容疑者Xの献身」東野圭吾著、読了。
よかったです。容疑者の立場で読んでしまう、と主人が言っていたけど、ほんとそうだった。
なんとせつない話だろう。

で、ドラマの影響で湯川さんは、福山まさはるさんのイメージで読んでしまいました。前の時は、そんなかっこいいイメージで読んでなかったのにな・・・。

湯川さんの友人の石神さんは、私は細くて神経質そうな人、
主人はぽっちゃりした人、と違っていました。
当たり前だけれど、読む人によって様々なところが本の良さですね。
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48 風雲

2008/03/01 20:13

しばらく溜め込んでいた読了本を一挙にカキコ〜

近藤 史恵『タルト・タタンの夢』
気取らないフレンチ・レストランの無口なシェフが、お客から持ち込まれる謎を解決する連作短編集。
近藤さんの作品は、コージーでも痛い所があるのですが、これはお洒落で美味しい作品群です。
読んだことない人には今ならこれから薦めるかな。
表紙のシェフは笑い飯の髪長い方に似てる……

枡野 浩一『ショートソング』
少し前に週刊賃貸のCMにも出ていた現代男性短歌人・枡野浩一の小説。
ハーフでイケメンなのに日本語しか話せない内気な大学生(チェリーボーイ)と、彼の憧れの女性、彼女の側にいるメガネ男子な天才歌人(プレイボーイ)の三人が織り成す短歌な日常。
恋愛短歌がてんこもり。
ケータイで配信されていたようで、チェリーボーイ・パートとプレイボーイ・パートが交互に配置されています。
それぞれが短い上にそれぞれ思わせぶりな章タイトルがついているので読みにくい。
これは文庫本よりケータイで読むほうが向いてる。

アリス・キンバリー『幽霊探偵の五セント硬貨』
ミステリ書店シリーズ第2弾。
またもやペネロピーがイベントに招いた暴露本の著者が被害者に。
ミステリ専門書店「バイ・ザ・ブック」のこれからの評判が気になるところ。あそこのイベントに招かれると死ぬよ、なんて噂がたったら大変そうです。
そして、困ったことにあの幽霊探偵が。
店に縛り付けられて出られないはずの彼が。
とある理由から外に出られるようになってしまいました〜。
……なんだか面白くない。その制約は外してほしくなかったなー。

松尾 由美『雨恋』
海外赴任している叔母のマンションで留守番をする青年の前に雨の日にだけ現れる女性の幽霊。
その部屋で自殺したとされているのだけれど、殺されたのだと訴える。
事件の謎を一つ解くたびに、最初は声しか聞こえなかった彼女が、足元からゆっくりと見えてくる。
主人公はいつしか彼女に惹かれるようになり……
松尾さんお得意の不思議設定せつない恋愛ものです。

新井 輝『少女がくれた木曜日』
タイムループもののラノベミステリ。
同じ日を3回繰り返すうちに事件を回避して、自分が死なない、犯人が犯人でなくなる世界へ戻すはめになった男子高校生が主人公。
なかなか面白かったです。
主要人物が少ないので、犯人が推測しやすいですし。
評判よかったみたいでシリーズものになってます。
というわけでこのDEARシリーズぼちぼち追っかけます。

菅 浩江『そばかすのフィギュア』
昔出た『雨の檻』に未収録作品を一つ加えて改題した短編集。
『雨の檻』は読んだのですが、通勤読書にいいかと思ってもう一回。
未収録作品はSF風味ではなくファンタジーなのですが、よかったです!
初期菅作品を1冊でいろいろ読めるお得版。

雪乃 紗衣『彩雲国物語 白虹は天をめざす』
過去二回、通勤読書して目を潤ませるはめになったので今回は持って行きませんでしたが、その必要はなかったな。
忠誠の証を返還して実家に帰ってしまった藍将軍を迎えに行く王様。仕事で追っかけるはめになった秀麗。
何故か王様と同行している父と、精神のっとられてる珠翠(T_T)
タンタンがまたまたいい味だしちゃってもう……
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49 かなめ

2008/03/01 22:51

E.S.ガードナー「おとなしい共同経営者」を読み終わったのでカキコ。
結構初期の作品なのかな。トラッグ警部初見参みたいです。ポール・ドレイクは殆ど出て来ないし、メイスン自体も話が進んでからじゃないと出て来ません。
最初は同業者に株を大量取得されてお店を乗っ取られそう、というトコロからスタートしたのが、いつの間にか殺人事件に発展。途中まではスリリングに話が展開しますが、まー妥当に考えれば怪しいのはあの人、ってすぐわかっちゃいますね・・・

あ、あと小野不由美「丕緒の鳥」@yomyom読みました。
「魔性の子」の続きではなく、慶国の話でしたよ(笑)
久しぶりにあの独特の単語に戸惑いましたし、陽子がいい王様になるから最後に良いこと言うんだよ、というのが最初からバレバレではありますが、やっぱり面白いなあ。

次はガードナー「びっこのカナリヤ」を読むか(タイトルが年代をカンジさせる)京都に備えて京都が舞台の本を読みたい次第。
誰か京都が舞台の良い本があったら教えて下さい。
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50 みて太

2008/03/01 23:55

京都が舞台ですか・・・良い本かどうかは分からないけれど、思いつくのは菅浩江『鬼女の都』(祥伝社文庫 2005.09.05)ぐらいかな。
京都ものの小説で同人誌の人気女性作家がメジャーデヴューを目前にして自殺した。熱狂的な彼女の信奉者の女子大生たちが彼女の死の謎を追う、という話。

偶然だけれど、その作家の名前が藤原花奈女っていうんですよ・・・カナメさん。

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51 風雲

2008/03/02 16:49

今朝大急ぎでラスト部分を読みきった本2冊。返却日は昨日だ(^_^;)
明らかに通勤途中で読み終わりそうな本は一旦置いて他の本を持っていってしまうからこんなことになるのだけれど。

佐藤 多佳子『しゃべれどもしゃべれども』
TOKIOの国分太一君主演で映画にもなりましたねぇ。
97年度の本の雑誌の年間ベスト第1位に選ばれてたらしい。
言葉に、気持ちにつまづいて、途方にくれてる主要キャラたち。
脇キャラの落語の師匠さんや兄弟子さん、おばあさんなどなどもみんなしっかりいい味出してるのです。
初めてこの作品を意識したのは、前にもちらっと言ったことあるけど、ラジオの朗読。
たしか実際の若手落語家さんが出演してて、やけに弁舌爽やかだったので気になってて。
でも実際読んでみると、「坊っちゃん」なんて渾名をつけられるほど瞬間湯沸かし器で、噺家なのに口より手が早い。
思ったことも腹に収められず、売り言葉に買い言葉でぽろぽろ言っちゃう。
誰だったか忘れたけど、あの声は爽やかすぎだー。そして太一君も落語絶賛されてたけど、イメージちょっと違うな。
見たらそれはそれでいいのかもしれないけどね。

ジョアン・フルーク『ピーチコブラーはうそをつく』
シリーズ第7弾。
あんまり馴染みのないお菓子ですが、どうやらコブラーというのは、スライスした果物に砂糖やシナモンを振って焼き、やわらかいクッキー生地をかぶせて更に焼き、アイスクリームを乗っけて食べるデザートらしい。美味しそう。
料理全般得意でない私からするとめんどくさい手順に見えますが、アメリカの気取らないおやつだそうです。
今回は今までに比べると英語特有の言い回しなんかがユーモアとして出てくる回数が多いような。
しかしそんなことにめげる間もありません。
お向かいに金をかけたお洒落なベーカリーができてしまったのです。
しかも経営者は、ハンナの恋敵。
店をたたまなければならなくなりそうな状況に追い込まれていくのですが……やっぱりというか大変なことに。
そしてラスト2ページでハンナの恋に新たなる火種投下。
結末は次巻!
リアルタイムで読んでいたら、ハンナがどうするのかかなりやきもきしそうです。
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52 風雲

2008/03/02 17:33

あ、忘れてた。
京都舞台の小説といえば、思い浮かぶのは旬なら森見登美彦さんでしょうね。
私まだ『夜は短し歩けよ乙女』は読んでないので「いいぞ!」とは言えませんが。(まだまだ図書館の棚には落ちてきません……)
大学生の日常が垣間見える柴崎友香『きょうのできごと』とか?
みて太さんが挙げてる菅浩江は面白く読めましたね。京都を知っていると謎が謎でないのですが。
ミステリだと北森鴻の『支那そば館の謎』
京都の秘境・大悲閣という寺に(実在してます)住み込んでる寺男が探偵役で、新聞記者の女の子がにぎやかしい連作短編集。あおり文句が「京都裏ミステリー」ですんで。
伝奇ものなら柴田よしきの『炎都』シリーズですかね。これは面白いけどシリーズが進んでいくとハワイのテニアン島が京都上空に浮いたりするので、京都舞台というにはちと何かw
柴田さんは結構長く京都に住んでいたので、他のシリーズでもちょこちょこ京都在住のキャラとか出てきます。
近代文学にひたるなら、三島由紀夫の『金閣寺』とか谷崎潤一郎『細雪』、川端康成『古都』になるのでしょうねー。本好きとしては梶井基次郎の『檸檬』も入れたほうがいいかしら?
文豪・名作過ぎてぜ〜んぶ未読なんですが(これでも国文学科卒 笑)
恐ろしいことに<京都舞台の小説>だと源氏物語の古典から、陰陽師やら新撰組やら、山村美紗ミステリまでてんこもりだからなー。
なにはともあれ楽しんできてね♪
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53 風雲

2008/03/04 19:37

桂 望実『ボーイズ・ビー』
この作者は『明日この手を放しても』に続きお試しの2作品目。
『県庁の星』以外はあんまり話題にならなかったような気がしますが、それは見る目がないと思う。
これはよいですよ。
ちょいスランプ気味の昔気質の靴職人ジジイと、消防士の父を尊敬しつつも母を亡くした哀しみに耐え弟の世話をする小学生の少年が心通わせていくストーリー。
児童書にありがちな設定ですが、これは一般向け。
完璧な父さんの悲しみ。
親友でライバルの家庭内の不協和音。
主人公の胸の痛みが、きゅうきゅうして、通勤電車でどうしようかと思ったけど。
ぶつぶつ文句言いながら、ちょっといい人間関係ができあがっていくことに、にやにやしてしまう。
そんな1冊。
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54 風雲

2008/03/08 12:34

ジャック・フィニイ『夢の10セント銀貨』
なにが気に入らないって主人公のベンですよ。
上司に罵られ妻にヒスられ、妻の前の恋人と一緒になればよかったとかドリームしているこの男。
仕事中もしょっちゅう落書きをしては(文字に陰影やらバックやらつける懲りよう)それを百枚くらいコピー機にかけるという出て行けこの野郎な奇行っぷり。
そんな彼が新聞スタンドで受け取ったのは、この世界では存在するはずのない銀貨と新聞。
いつの間にやら別世界へと迷い込んだ彼は、その世界では成功者で、妻は前の彼女の赤毛のグラマラス美女。
……中学生の妄想のような話でした。
「愛の手紙」が素敵な話だっただけにがっかりです(T_T)
別世界への入り口が、どちらの世界でも存在している小さな新聞スタンドで、小道具がコイン、というのは好きなんだけどな。

谷原 秋桜子『天使が開けた密室』
元富士見ミステリ文庫作品が創元推理文庫で再刊。
スペインで行方不明の父親を探しに行く為、バイトをしまくっている女子高生美波。
コンビニバイトをクビになり、おまけに賠償金まで払うはめになった彼女に、知り合いから「寝ているだけで、5000円」のバイトが紹介される。
ところがそれは葬儀会社の死体運びのバイトで、なぜか事件に巻き込まれてしまい!?
一途で素直な美波。美波の友人で刑事の娘・べらんめぇ美少女の直海と、由緒正しいお嬢様かのこ。性格の悪い美青年の隣人・修也。
とさすがにラノベらしいキャラ設定。
しかしタイトルも一応ダブルミーニングになってたりします。
続編もあるので一応チェック。
ちなみに作者の名前は「しゅうこ」と読むらしい。
たしか詩人にいたなこういう名前。あっちは「しゅうおうし」だった気がするけれど。
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55 風雲

2008/03/10 19:53

風野 真知男『八丁堀同心殺人事件』
根岸奉行シリーズ第2弾〜
おやおや同心連続殺人事件勃発。ちょっと気持ちが沈むラストです。
しかしお奉行の死んだ奥さん、幽霊話に「まぁ幽霊だなんて怖い」って……あんただって幽霊やんかー
天然だ。死んでも天然?

矢崎 在美『ぶたぶたと秘密のアップルパイ』
通勤読書には物足りない長さでした。
今度のぶたぶたは、会員制珈琲専門店で珈琲を入れ、特別なアップルパイを焼いてくれます。
さっくりパイの中からとろ〜り流れるカスタードクリームに角切りりんごが……ああ、非常にうまそう……
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56 風雲

2008/03/14 21:20

山本 幸久『笑う招き猫』
かけだしの女性漫才コンビ「アカコとヒトミ」の青春物語。小説すばるの新人賞をとった作品。
解説はラーメンズの片桐何某。それによると、山本さん、漫画雑誌の編集者だったらしい。
まるぽちゃ天然豆タンク・アカコ(お嬢?)と元OLののっぽのヒトミが、舞台でへこみ、NHKに出、色々な人に出会い、また駆け出していく。
「行くよ、アカコ」「合点、ヒトミ」
幾度となく繰り返される、コンビの合言葉。
一番近くてうっとうしい、けれど遠くて愛しい、いいね、コンビって。

『新フォーチュン・クエスト13』
またまた上下巻です。クレイやトラップの妹分で、パステルの親友マリーナが姿を消した!?
何かに巻き込まれた可能性があるのだけれど……妖しいオペラ歌手の怪しい屋敷で、今度はパステルまで!?
……うーむ、どうなるやら。

柴田 よしき『宙(そら)の詩(うた)を君と謳おう』
前作『星の海を君と泳ごう』『時の鐘を君と鳴らそう』に続く3部作完結編。
……て言ってますが、そもそも↑の2冊はかな〜り昔に1冊の単行本で出たですよ。
それを近年分冊して文庫化し、後日談を出すとは。
『星の海〜』で14歳くらいだった主人公のララは、『時の鐘〜』の時点でも大人でしたが、この時出会った最愛の人と結婚し、子供を産み、思春期の娘と上手くいかなくなった模様。
家出するかのように軍に入隊してしまった娘からの突然のSOS。
ララは娘を助ける為飛び出して行きますが……
前2作、特に『星の海〜』が良かったので、それと比べてしまうと、長さも内容も物足りなかったかな。
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57 しん

2008/03/14 21:38

有川浩「阪急電車」
正直いってあまり期待していなかったですが予想外に面白かったです。
形式は「陰日向に咲く」みたいに短編がちょっとづつリンクしていくみたいな構成になっています。
短編なので深い話はないですが読み終わった後にちょっと幸せな気分になれる素敵な本です。
次は大きな話を期待しております。
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58 風雲

2008/03/21 20:47

荻原 規子『これは王国のかぎ』
実はまだ読んでなかったのです。
もともとは理論社から出てた児童書なので、いつでもいいやと思っていたら、先日地元図書館で文庫本が落ちているのを見かけたので、「今だ!」と思って借りてきました。
教えて系掲示板でよく「タイトルと作者が思い出せません」と探されている作品(笑)
片思いしてた彼が親友とくっついてしまい大ショックの女子中学生が、泣きつかれて目覚めると、アラビアンナイトな世界で首だけの魔神になってた……という出だし。
首だけ状態はすぐに解消されますが、なかなか面白かったです。
王子たちもよいキャラ。

ジョアン・フルーク『チェリー・チーズケーキは演じている』
前回のラストの引きが強くて「一体ハンナはどうするのか!?」と思っていたのですが、そうきましたか。
でないとシリーズ続かないか?いやいや続けられると思うんだけど。
今回は我らが愛すべき田舎町レイク・エデンに映画の撮影隊がやってきます。
町の人たちもエキストラとして出演したり、ハンナの母がセットや小道具をプロデュースしたり、可愛い姪っ子が子役を射止めたりとお祭騒ぎ。
そういえば……ジル・チャーチルの主婦探偵ジェーンシリーズでも似たような趣向があったような……さっぱり新刊が出ないのがさびしい。

紺野 キリフキ『ツクツク図書館』
筑津区にあるという謎の図書館。
つまらない本しかない、辿り着くのも困難で、廊下はなくて小部屋ばかり、のヘンな図書館。
近くは見えない戻し屋ちゃん(幼稚園児)、日本語以外の言語が堪能な語学屋、全国至る所からつまらない本だけを収集する運び屋、など職員もヘンな人ばかり。
シュールでナンセンスですが、猫と本は相性がいいですね。
どっちも不思議で満ちてるからでしょうか。

あさの あつこ『the MANZAI』
元が児童書のせいか、薄くて字が大きめでさっくり読めます。
朝の1時間で読みきってしまったので帰りの電車で読むものがなくなってしまったではないの。
いくら冗談とか言うの好きな子でも、東京から引っ越してきて漫才やるいうんはどうなんやろか?
東の笑いと西の笑いは違う。間の取り方というか。
中学生やったら関西弁も違和感あると思うし。
まぁ最近の子は関西人でもかぎりなく標準語っぽいし、関東人でも好んで方言風のしゃべりをすることもあるので一概にはいえませんが。
あさのさんは関西人とはいえませんが、西日本人なので、会話のテンポは私としては違和感なしでした。
しかし『No.6』といいこれといい、絶対腐女子読み狙ってるに違いないよ。そのへんはげんなり。
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59 そらたろう

2008/03/28 22:50

マル・ピート「キーパー」を読みました。
サッカーを題材にした児童書です。
南米の貧しい少年が、いかにしてワールドカップをつかみ取った、世界最高のキーパーになったかの物語です。
ジャングルの中にぽっかりと開けたピッチと、森の暗がりから現れる謎めいたゴールキーパー。

読んでて鳥肌立ちましたー。読み終わって、現実世界に戻ってくるのがもったいなかったです。
サッカーの知識なんて「キャプテン翼」だけですが、サッカーの知識なんて関係なく読めます。
この本に出合えたことに感謝ですー。
いや素晴らしかった。
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60 ウイング妻

2008/03/28 23:35

「鼓笛のかなた」上橋菜穂子著、読了。
守り人シリーズとまた違った良さがありました。
ヒロインの小夜は、バルサのように強くはないけれど、
しんの通った魅力的な人です。
守ってあげたい、と思えてきます。
よかったです。
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61 風雲

2008/03/29 21:14

うわーんせっかく打ったのに消えてるしー(T_T)
もう気力うせたので著者とタイトルだけ。
石持浅海『温かな手』&柄刀一『消滅島RPGマーダー』
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62 かなめ

2008/04/03 21:31

京極夏彦「巷説百物語」「続巷説百物語」読了。

京都で読む本が無くなってしまって、駅で買った「巷説百物語」
帰ってきて続けて買った「続巷説百物語」
個人的には「巷説百物語」の方が面白かったな、と。
「続」は話の一つ一つが長くて、わざと入り組ませている(ように見せている)のが面倒くさい・・・そんな縁故をわざと盛り込まなくたって良いではないか(そういう説明を長々と書かれると、回りくどくて疲れるのだ)
その点「巷説」は淡々とそれぞれの事件を処理していくだけで、それが仕事人みたいで格好いい。
結末のためにそれぞれの話に関係性を持たせて書かれていても、独立した話が前作より面白いと思えないせいで、全体がちょっと霞んで見えてしまう「続巷説百物語」なのでした。
ていうか、文庫でも重たいんだもんなー(笑)

ちょっと飽きたので、次は「後巷説百物語」には行かず、止まってるメイスンを読みます。
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63 ウイング妻

2008/04/03 23:09

「いつかパラソルの下で」森絵都著、読了。
病的なまでに潔癖すぎた父が嫌で、家でして5年。その父もなくなり、法要をするために兄妹が集まるが、父の秘密を知ることに。

それほど深刻でない分、気楽には読めました。

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64 風雲

2008/04/06 15:15

風野 潮『マジカル・ドロップス』
初めて読む作家。著者紹介を見てみれば、最近流行の児童文学畑から。
代表作の『ビート・キッズ』は確かによく聞く作品名で、今回の作品にも音楽があふれてます。
30年前、中学校の卒業式で埋めたタイムカプセル。
主人公の手元に届いたのは、卒業してすぐ死んでしまった親友が入れたテープと写真と魔法のドロップ。
なめたら二時間十七分だけ十五歳に戻れたら面白いよね。
そんなシャレで入れたドロップをなめたら……十五歳になってしまった!
見た目は子供、中身は大人……コナンみたいですね。飴をなめるのだからメルモちゃんか?
親友と高校生になったらやろうと夢見ていたバンド活動に飛び込むことになった主人公。
よりによって息子のバンドに……(^_^;)
えらく突飛な行動をとったりしますが、音楽と家族と青春の物語。
高校生に、というよりお母さんが読んだらきゅんとするかも。

高野 和明『6時間後に君は死ぬ』
インパクト勝負なタイトルです。
そう言われた女性が最初の主人公。運命を変えるべく予言者の青年と走り回ります。
この予言者の青年が、一応この連作短編集のキーマンです。
心理学を専攻する大学院生の予知能力者。
彼の噂を聞きつけた女性たちが、半信半疑でやってくる。
「恋をしてはいけない日」なんか良かったですね。せつない。
最後のほうの「3時間後に僕は死ぬ」も表題作と対になっていて面白い。
出てくる女の子の名前が全部「み」で始まる2文字になっているのが、なんなんだろ、と思いましたが。
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65 しん

2008/04/07 21:36

「とある飛空士への追憶」犬村小六

これぞ現代の本物の王道冒険ファンタジーです。
次期皇妃のお姫様と飛空士の物語なんですが、古きよきジブリな作風が好きな方は是非読んでみて下さい。
ガガガ文庫はこの作品を出版しただけでお創刊した価値がある。
そう思わせるだけの魅力がこの作品にはあると私は思います。
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66 かなめ

2008/04/12 23:30

ようやく「びっこのカナリヤ」E.S.ガードナー読み終わり。
いやぁ、乱丁で調子を外されたから時間掛かったよ。何もなかったらもっと早く読み終わってたはずなのに。
爪を切りすぎたカナリヤを持って来た女性から、お姉さんの弁護を頼まれて、という入りなのですが、カナリヤって詰め切るんだ!と思った次第。本当?
あと、死んでるのが旦那かどうか判らないのか?という疑問。わたくしが読み間違えてるのだろうか。
メイスンシリーズはラストが良いね。わざと事件の関係者の頭文字を入れたトランクを作ったけど、秘書のデラに自分と結婚したら頭文字が同じになって無駄にならないから、と言ってプロポーズするのが可愛い。でも、デラは奥さんになって家に閉じこめられるより、秘書として一緒に飛び回りたいと言って断るのでした。
恋人でもなく、ただの上司と部下でもない、信頼しあった不思議な関係が良いです。

次は「後巷説物語」
相変わらず文庫のくせに値段高いし、分厚いぜ。
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67 風雲

2008/04/15 20:00

先週読了の本。
太田忠司『五つの鍵の物語』
選ばれた人だけが見ることが出来る五つの鍵の絵がある博物館。
絵が語りかける、鍵を巡る物語。
幻想ホラー系の作品集です。
章扉がカラーイラストになっているのが珍しい。
で、なんか見たことあるようなタッチの絵だなとよくみれば、フジワラヨウコウ氏ではないの。表記がいつのまにかカタカナになっちゃって。

風野 真知雄『浅草妖刀殺人事件』
根岸肥前のシリーズ第3弾。でた、妖刀村正。
長屋のちびっこきち坊にびっくり。
最近父が風野さんを読み出しました。私も根岸奉行のシリーズを読んでいると言うと、
「大江戸定年組は面白いか?」
父よ、いくらなんでも娘の食指が動くシリーズ名じゃないことぐらいわかりませんか?(^_^;)

梶尾真治『あねのねちゃん』
架空のお友達イマジナリー・コンパニオン(心理学用語)。
主人公にも昔そんなお友達がいたのですが、おとなになった彼女の前にふたたびあらわれた「あねのねちゃん」は、無邪気に恐ろしいことをしだして……
カジシン、ホラーっぽいこともします。
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68 ウイング妻

2008/04/19 10:57

「千里眼とニュアージュ」松岡圭祐著、読了。
文庫書き下ろし版。
千里眼シリーズの岬さんと、ニュアージュででていた一ノ瀬さんが共演、という形かな。
文庫版「トランス・オブ・ウォー」で二人の接点があったらしいが、私はハードカバー版しか読んでなかったので、二人の接点が知らず、すごく違和感をおぼえた。
とってつけたようなかんじ。
それに、一ノ瀬さんが前に読んだイメージと違っていて、それも嫌だったです。
前のシリーズを読んでなかったら、それほど違和感なく読んだかもしれないけれど・・・。
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69 風雲

2008/04/21 18:33

読んだけれどカキコほったらかしだったので。

万城目 学『鴨川ホルモー』
あー面白い♪
産業編集センターというなんだかマイナーな出版社から出てますが、ヒットするもんはヒットしますね。
来年映画化だそうですよ。
正直、森見さんにしろ万城目さんにしろ、ローカルすぎるというか、ディープ京都、なので全国的にどうなのかな、と思ってたんですが、京都で大学生活を過ごした他地方人の多さと、現在過ごしている学生の数を甘く見積もっているんだなと思い直しました。

小路 幸也『HEART BLUE』
シリーズ第2弾。とはいえ前回の関係者その後の別の事件。
うわぁ・・・(ーー;)ツラ・・・
子供がねぇ、事件に関わってきちゃうのはやっぱなぁ、しんどいわ。

ただいま中津 文彦『移り香の秘密』読書中。塙保己一推理帖シリーズ第2弾ですが、だめだぁ、中津先生「この辺の事は第1巻の○○という話で」とか言っちゃぁ!気が散るからそういうのは解説か注釈でしてくれー!!といらいらしてしまいました。
まだ残っているのですが、次出ても読まないかも。
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70 ウイング妻

2008/04/28 14:44

「こころげそう」畠中恵著、読了。
江戸を舞台に男女9人の幼なじみが織りなす物語。
その中に違和感なく幽霊の於ふじも入っていて、畠中さんらしい。

実は、ふとつけた「週刊ブックレビュー」で紹介されていて、
おもしろい、と紹介されていた。
そんなんにのってしまう私。
でも、よかったです。



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71 風雲

2008/05/03 12:59

けっこう時間かかったSF短編集。
テッド・チャン『あなたの人生の物語』
初めて読む作家さんですが、デビュー作「バビロンの塔」他全8作品が収められています。
何がすごいって、この文庫本が出た時、発表されていた作品全部だったことと、ショートショートの一編を除いた7作品全てネビュラ賞・ヒューゴー賞・ローカス賞のいずれかを受賞していること。
しかも受賞の仕方が半端でなく、ダブルトリプルで取ってて、その他の賞の候補になったことも数え切れない感じ。
世界の理を、真の姿を、言葉で、数式であぶりだそうとする行為。
そんなSFが好きな向きにはオススメでありましょうか。
雰囲気は好きですし、何編かは面白く読めたのですが、すごさがわからない話もあり……ハードでした(汗
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72 ウイング妻

2008/05/06 18:49

『彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく』雪乃 紗衣著、読了。
待ってましたよ、最新刊。ハートマーク。
仕方がないとはいえ、最初やる気の無かった劉輝のつけがここあたり出てて来ました。
陰謀渦巻いてきましたよ。
劉輝様、頑張れ。
と応援したくなりました。

この巻で秀麗ちゃんは、玖琅おじさん以外のおじさん黎深の存在を知ります。
って、秀麗ちゃん、他のことに関しては鋭いのに、なぜ自分のことに関してはちょつと鈍いの・・・。

そこがいいのだけれど。
今回は、燕青がかっこよかったです。
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73 風雲

2008/05/06 20:30

妻さんすばやい〜
私もちょうど『彩雲国物語 隣の百合は白』読みました。
短編集でした。
黎深の奥さん登場。若い奇人が不憫(^_^;)
年末武闘大会の話もうぷぷ。
次の巻は妻さんが読んでいるのでよかったかしら……後で調べよう。

万城目 学『ホルモー六景』読了
こちらも短編集。
あははははー。鴨川ホルモー前後にかかわりのあった人びとが主人公になっているのですが、卒業後東京で働く二人が合コンでばったりする「丸の内サミット」などいいかんじです。
うんこれは大江戸魔方陣だな!
二人静こと定子と彰子なんてネーミングがにやりよね。彼氏が一条って……ぷぷ。
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74 風雲

2008/05/10 14:27

東川 篤哉『もう誘拐なんてしない』
とある夏休み。主人公の大学生は先輩にだまされてたこ焼き屋台をすることに。
そして転がり込んできた可愛い女子高生(ヤクザの愛娘)と狂言誘拐するはめに。
関門海峡付近を舞台にゲームのはじまりはじまり♪
おまぬけ組長に切れ者の部下、お馬鹿な三下、気風のいい姉御とテンポの良いキャラがくりひろげる狂言誘拐事件ですが……
死体が出てから真犯人の発覚……「あんた、馬鹿だなぁ」とため息つくしかない感じ。
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75 風雲

2008/05/16 21:06

ジル・チャーチル『飛ぶのがフライ』
主婦探偵ジェーンシリーズ第9弾。
去年出たらしく、読んだか読んでないかすでにわからなくなっていたのですが、(原因は出たときに解説のさわりを立ち読みしたんだと思う)出るのに5年かかったということで未読、連でもカキコしてない→未読、つーことで読みました。
そしたらー、うう、訳者の浅羽莢子さんがお亡くなりになってるではないですかぁ(T_T)
今後ジェーン・シリーズは誰が訳してくれるのー!
グレース・アンド・フェイバー・シリーズの翻訳してる人?
まだ未訳の物いっぱいあるのよーう
あ、話は親友主婦シェリィとのかけあいが満載でやっぱり面白かったです。
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76 ウイング妻

2008/05/16 22:03

「アナン」飯田 譲治・梓 河人著、読了。
以前まりかちゃさんに勧められ、すぐに読むのがもったいないので、しばし積読状態でした。
でも、すごい。
先が気になってドンドン読んでしまいました。
でも、終わってしまうとなんかふぬけになってしまいました。
アナンというのは主人公の名前でした。
なんかうまく感想が書けないよーーー。

ただ、読み終わった後表紙を見ると、すごい。
この装丁した人、この本をよく読んでそれを表紙にすごく表現している、と思いました。
表紙にも感動したのは久々でしてた。

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77 mamath

2008/05/20 21:31

今年の上半期のベストは「本泥棒」マークースズーサック早川書房です。
2位「ミシシッピがくれたもの」創元社。
いや、海外のヤング、幸せもの。

しばらく離れていたグインサーガ、15冊も買うてしもうた。

風雲さんジェーンシリーズ、贋作はジェーンがとうとう結婚。
(つい、アマゾンで買ってしまって…)
その巻まであと4冊ぐらいあるのよ〜。
誰が訳してくれるのか。
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78 てんころ

2008/05/22 00:18

ちょっと時間が経つと何を読んだか忘れているボケ頭・・(悲)

「淋しい狩人」宮部みゆき
古本屋の主人イワさんが謎を解く連作短編集。
話は悲しいものが多いけど、イワさんとそのまわりの人たちが温かくて良い感じでした。この人物設定は好き。
連作短編だから最後の話の「淋しい狩人」はシメでハッピー的に終わるかと思ったら一番悲しい終わり方で消化不良。続きが読みたいよー。

そして、ただいま伊坂幸太郎の「重力ピエロ」読んでます。
こんなに好感度な兄弟は初めてだ。
今のところは楽しく読んでまーすw今のところは。
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79 風雲

2008/05/22 21:17

>mamathさん
わーいおひさしう〜って・・・贋作?ってナニ??・・・あ、原作!?
原書で読んじゃってるの〜!?

てんころさんは伊坂読書中ですね。
私も実は先日読み終わってるのだった。『陽気なギャングの日常と襲撃』
シリーズ第2弾ですが、あの銀行強盗4人組がそれぞれ出会った事件がひとつにつながってゆきます。
面白かった♪

雨宮 諒『シュプルのおはなし』
初めて作者。デビュー作だから当たり前?
よく『キノの旅』でラノベにはまった人が同じようなのを求めて紹介されてる作品。
体が弱く読書が好きな男の子が主人公。ある日おじいちゃんの宝箱をみつけて、おじいちゃんの代わりに宝物の来歴を物語る。
ラストにちょっとおじいちゃんの本当の思い出があったりなかったり。
選考委員奨励賞、うん、たしかに奨励賞なかんじ。
井上夢人『風が吹いたら桶屋がもうかる』倉知淳『猫丸先輩の推測』を連想しました。

米澤 穂信『インシテミル』
表紙にだまされちゃいかん・・・・・・古典部系ではなくボトルネックのほうだったー(ーー;)
時給11万2千円、七日間の実験モニター、というアルバイトにやってきた12人の男女。
暗鬼館と名づけられた地下の施設。
鍵のない12の部屋と、食堂、キッチン、娯楽室に・・・監獄と霊安室。
各部屋に割り振られた各種の凶器。
そして、特別ボーナスの条件は<犯人><被害者><探偵><助手>
寝ててもお金が入るのに、誰がそんなことをするものか・・・
・・・といってもどんどんおかしくなってくるのですよね。
最後までタイトルに関することが出てこなかったので英和辞典引きました。
うーん・・・『扇動工場』?『殴り合いを煽る』?・・・ふーむ
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80 てんころ

2008/05/26 23:51

「重力ピエロ」読み終わりました。
良かった、伊坂幸太郎の悪人は悪人過ぎて気分が悪くなるものばかりだったのですが、コレはそこまでの描写はなかったー。(外道で悪人に変わりは無いけど)
父ちゃんはイケてるし、兄弟は最後まで良い感じだったし、面白かったです。よく評されてるようにスタイリッシュな文ってのがよーくわかりました。

>風雲さん
じつは伊坂作品初は、その『陽気なギャングの日常と襲撃』なんですよー。いまだに一巻を読んだことないのですが(笑
面白かったけど、わかってない。という感じ(^_^;)

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81 そらたろう

2008/05/27 23:50

香月日輪「妖怪アパートの幽雅な日常」シリーズにハマってます。
人間臭い幽霊や妖怪、人間離れした人間たちが住んでいるアパートに引っ越した、平凡をこよなく愛する高校生のお話。
クサイ科白のオンパレードです(笑)
ドタバタ具合が面白いのですが、巻を重ねるごとにちょーっと鼻についてきた??
早く続き読みたいな〜。図書館で予約待ちなので待ち遠しいです。
文庫落ちするらしい秋が楽しみです。

漫画ですが、ひぐちアサ「おおきく振りかぶって10」を買いました。
いつの間に出てたんだ!?
帰りの電車で読んでしまいました。電車の中で漫画読むのってかなり恥ずかしいですね…。
でもおおふりは家まで我慢できないんだよぅ。

映画「DIVE!」のポスターを見ました。
見に行こうかな、どうしよう。素敵な原作がどうなっているのか、うーん。悩みますー!
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82 ウイング妻

2008/05/28 07:46

「クラッシュ」楡周平著、読了。
洋もののような感じで、スケールが大きかったです。
難しそうなので敬遠していたけれど、思ったほど読みにくい、ということはなかったです。
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83 風雲

2008/05/28 18:46

>てんころさん
お、そうだったのですか。それはぜひ1巻も!
『重力ピエロ』は映画化されるらしいので、今のうちに読んでおかないと天邪鬼スイッチが起動して読めなくなってしまいそうなので、どうしようかと思案中です……

>そらたろうさん
あ、香月日輪!気になってるんですよね〜……三年位前から……(爆
そうですか文庫落ちしますかーうーむどうするかなー。

佐藤多佳子『一瞬の風になれ 1 イチニツイテ』
なんか、ちょっと思ってたのと違う感じで進んでます。
何の前触れもなく「タータン」とか陸上用語がぽんと出てきてつまづいたのもありますが。(最後に用語まとめてあるんだけど)
みんなが「いい、いい」と言ってて、自分もなんとなくいいような気がするやつって、読み時を間違えると乗り損なう感じ。
ちょっと手に取るの早かったかも。
期待を裏切られることを願って、次のも借りてきてます。

水野敬也『夢をかなえるゾウ』
職場で取り寄せる機会があったのでついでなので読んでみました。
関西弁のガネーシャ。
表紙のガネーシャはなんだか某プロレス団体のくいしんぼ仮面みたいなおっちゃんくささがいただけない。
書いてあることは他の自己啓発本とたぶんなんら変わることないかんじなんじゃないでしょうか。
当たり前だけど、なかなかできないこと。
これをドラマ化するということは、ガネーシャはCGで吉本芸人あたりがアテレコするのでしょうか。
ダウンタウンのイメージで読みましたが、彼らじゃない気がします。
チュートリアル……福田君はふりまわされるサラリーマンの方がぴったり……でもきっと主役はまわってこないだろう。
はっ\(◎o◎)/!もしかして池乃めだかとかMr.オクレ!?(いや、ありえへんから)
……配役は気になるところなので後で調べよう……

山之口洋『天平冥所図会』
奈良時代が舞台。孝謙天皇の社会福祉事業・施薬院で働く下っ端役人葛城戸主(かつらぎ・へぬし)さんが主人公。
タイトルや、帯に「妻の身を借り……」なんて言葉があるので、「ささらさや」みたいなかんじかしらと借りてきたのですが……。
それって後半なのよね。
全体として事件の流れを追うには、最初の話も次の話もいるんだけど。
1話ごとにすごく時間があくし。
もうちょっとなんとかならないものか……もったいない。

今は前にNHKでやっててなんだか気になっていた『電脳コイル』を読んでます。
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84 風雲

2008/05/30 22:10

『電脳コイル』はちと置いておいて、有川浩『阪急電車』読了。
うわ〜しょっぱなから「図書館」で恋が芽生えて、阪急電車とともに走り出しちゃってるよ!(*^_^*)
電車は同じところを行ったり来たりだけど、人生は決して同じことの繰り返しなんかじゃない。
小さなシアワセ、こころにささるトゲ、かすかに触れ合う人の縁。
ちょっとしたドラマが今日もどこかで交差してる。
好きですよ、こういう群像劇。
有川さんらしいベタ甘ありだし。

>ガネーシャ
ドラマ化が決まっただけで配役とかはまだ全然謎だった。
しかし読者コメントではダウンタウン浜ちゃんが人気。
あ、なるほどね、と思ったのは笑福亭鶴瓶。
関西出身の俳優さんも何人かあがってますな〜。でも若い人はイメージ違うと思うのよね。
なんてったって食い意地が張っていて禁煙もできない神様だし。
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85 風雲

2008/06/01 10:45

宮村優子『電脳コイル』1巻読了
以前NHKでやっていたアニメですが、これはまたTVとは別物バージョンらしい……
最近多いですよね。舞台だけ使うとか、TVと小説は別物だから話も全然別物にしてしまうというの。そのほうが売れるからだと思うけど。
小学生が主人公なのに、妙に大人びた台詞がばんばん出てくるアンバランスさが、逆に子供らしいのか、とぐるぐるします。
原作はエヴァや映画版攻殻機動隊に参加していたクリエイターだということで納得。
NHKもジーンダイバーあたりから侮れないSFっぽい作品流すからな〜
見た目超クールなイサコ(勇子)と、普通だけど芯はタフなヤサコ(優子)が敵対しながら(これめずらしいよね。普通はなんだかんだでコンビになるんだけど)、大黒市の、キラバグの謎に迫る。
電脳世界があちこちに口を開けているのに、神社や電脳御札など古風な味付けもされていて次巻が気になる。
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86 mamath

2008/06/01 14:10

おわ〜、贋作って書いちゃってる〜。老眼鏡かけずにカキコするってこーいうことなのね〜。(遠い目)
はい、風雲さんそーです、原作です。
アマゾンで検索してたら、ジェーンが結婚ってあったので(おまけに、洋書は発売日でも安く買えるのよね、アマゾン)
ついつい買ってしまいました。
でも原書では読みませんって(笑)、以前”子供の成長に感動して見送るところ”を、
”ひょっとしてこの子が犯罪にかかわってるのではと心配して見送るシーン”と読み間違えて以来、
いえ、直訳では”子供の運転したトラックを見送る”てだけのシーンなんですけど、
文章の前後を全然理解できなくってこんな誤解をするくらいなら
二度と苦労して原書なんてよむもんか〜〜〜〜って
決心(?)してるんです。

「警官の血」佐々木譲読了。
大したストーリーテラーです。
そう来たか〜って唸る。
ラストが好みではないけれど、今年の10位以内に入ること確実。

グインサーガも3冊ほど読了。
栗本っつあん、回顧シーンが多すぎるよ〜と言いつつ、
まあ、100巻も超えると読者も登場人物の説明がないと困るか、
と自らを慰めつつ、ストーリー展開に必要な部分だけを流し読みしてる状態。

「図書館戦争」有川浩読了。
深夜アニメを見て、”パトレイバーじゃん、これ?!”と
原作に挑戦。
けばい(笑)表紙と、”図書館”と”戦争”を結びつけた題名に
勝手に想像していた中身と大違いの”かっこよさ”にしびれています。(笑)
ラブコメ(らしい)と硬派な論理部分のバランスも良くて読みやすいです。
ここ数か月はなかなか豊作。

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87 てんころ

2008/06/01 14:56

「レベル7」宮部みゆき 読了

−レベル7まで行ったら戻れない−
の謳い文句が上手くて前から読みたかったのだけれども、いぜん時間がなくて読めてなかった一冊。
謎謎している前半、どきどきして面白かったです。
後半謎が解明されていくにつれては、ふーんそういう意味かぁ、そういうこと出来るのかぁ、というテンションになっていったけど、水のないトイレの穴とか想像したら凄い恐かった。三枝さんが最後まで敵か味方かわからないのが良いですね。
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88 ウイング

2008/06/03 20:58

「しゃばけ」畠中恵 読了。
初めての畠中さん。
主人公の若だんな・一太郎とそれをとりまく妖怪とが、まきこまれる殺人事件。
キャラクター的には、おもしろそう。
今回は長編だったが、短編でもよかったような気がした。
次回は短編みたいなので、期待しよう。

次は「グイン・サーガ」にするのだが、本編は114巻まで読んだので、ここで外伝の1巻「七人の魔導師」を読んでみることにする。前読んだときは、本編5巻ぐらいの時だったので、かなり違った感覚で読めると思う。
ちょっと楽しみ。
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89 風雲

2008/06/07 18:59

佐藤 多佳子『一瞬の風になれ 2ヨウイ』
うわ。よくなってきました。
恋愛あり。家族を襲う不幸あり。挫折あり。
どうするどうなる?……とか思いつつ、きっと乗り越えて青春の向こう側へ走り出すんだと期待する。

畠中 恵『つくもがみ貸します』
えーと、雰囲気は漫画の『雨柳堂夢咄』に似てます。
お江戸でレンタル業を営む義理の姉弟が貸し出す品はいわゆるつくもがみ。
行った先々で聞いた話をお店できゃいきゃい話し、持ち込まれた相談事の糸口がつながっていきます。
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90 てんころ

2008/06/10 00:11

「龍は眠る」宮部みゆき 読了。
サイキック探偵モノにも転びそうな設定なのに、一線引っ込んでいる超能力者の扱いがちょっとリアリティを感じました。どこかにいて、生きることに悩んでいるんだぞーって。
今回は犯人はコイツだ!って珍しく自信があったのに、全然ハズレてしまったので悲しい(当たったためしもないけど)。

あと「西の魔女が死んだ」の再読しましたーw
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91 風雲

2008/06/15 10:59

あ、カキコしてなかったんだ。
佐藤 多佳子『一瞬の風になれ 3ドン』読了済みです。
周りがすーっと見えなくなって、聞こえなくなって、ただただ前に。
普通人でもランナーズハイになったこと1回くらいはあると思う。
読書であの感覚を思い出させるってすごい。
運動大嫌いな私でもとにかく全力疾走してみたくなる、(でもしないんだけど・・・笑)そんな作品でした。

森見 登美彦『有頂天家族』
京都は下鴨神社そば、糺の森に住む狸一家と、飲んだくれ色惚け大天狗と美貌の半天狗、忘年会で狸鍋を食べる人間の会・金曜倶楽部などなど狸だらけ変人まみれのお話。
珍皇寺の古井戸の蛙になってしまった次男狸がよいです。
狸だった頃は、酔っ払うと夜中に偽叡電に化けて京都市内を走り回ったとか。
うん、それびっくりするよ(^_^)

シャンナ・スウェンドソン『ニューヨークの魔法使い 竃v@製作所』
テキサスから出てきた田舎娘ケイティ。友人達とルームシェアして憧れのニューヨークに住む。
派遣社員としてヒステリーな女性上司の秘書をしていたがもう限界!
そんなとき、ケイティの素質を見込んで引き抜きのメールが舞い込む。
どうやら今までコスプレした学生だと思いこんでいた耳のとがった人や羽根のはえた人は、本物だったらしいのだ……
週末ごとのブラインドデートでも、妹みたいな普通の女の子を抜け出せない、平凡な女の子のはずなのに、新しい会社に移ってからはあれよあれよと人生転がりだして!?
面白かったですv
シリーズものみたいなので次も読みます。
弁護士のイーサンとはどうなるのかしら〜魔法使いのオーウェンはほんとのところどうなの〜気になることがいっぱいです。
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92 かなめ

2008/06/15 11:57

文庫落ちしたので、「蒲公英草紙」@恩田陸、読了。
あんなに「光の帝国」は面白く読んだはずなのに、意外な程ストーリーを忘れていて、「常野って何だっけ?しまうってなんだっけ??」とか思った・・・手元になかったので、読み返せなかったのが痛い。ちゃんと覚えていたらもっと楽しかったでしょう。
ちょっと昔の日本、地方のお話。端々に出てくる「別れ」を含んだ文章が切なくて、ずっとこの二人が一緒に大きくなれたらいいのに、とか思ってしまった。
おとぎ話として単純にいい話。
けれど、ただのおとぎ話でないラストの文章が痛い。
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93 そらたろう

2008/06/16 23:22

加納朋子「レインレイン・ボウ」のサイン本が紀伊国屋書店京都movix店に売っていると小耳に挟んだので、買ってもらおうとお願いしたんですが…。
すでに売り切れですって(T_T)
ミステリ作家は固定ファンがついてるからはけるの早いですね…。


>風雲さん、
シャンナ・スウェンドソンお薦めです!
第四作が待ち遠しいー!!
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94 かなめ

2008/06/21 13:05

んと、「西魔女オフ」のスレが上がっていて、Web開いたらお家が綺麗だったので、映画のサイトも覗いてみた。
・・・ああ日本の話なんだ・・・魔女、童話と来きたので外国が舞台なのかと思ってました。
日本人が書いた外国が舞台の魔女の童話なんて本当に面白いのか?と思っていたけど(←「魔女の宅急便」に失礼だな)そういう事なら読んでみようと思って、読んでみました。

あー、みんなが好きだという気持ちがわかる・・・うん、良いお話だ。
ふわふわした物語だけど、自分の周りにもある日常とのバランスが良いと思いました。全部ふわふわだとなんか違うよね。
でも、自分はもういい大人なので、まいちゃんよりおばあちゃんに感情を移入してしまいました。

文章表現が的確でそれも心地良かったです。
映画、良い感じで出来ていると良いなー

一緒に納められている短編ですが、あれはあれで良いんだけど・・・続けて読まない方が良かったな。ただの青春小説に思えてしまったから。別の物として読みたかった。残念だ。
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95 風雲

2008/06/21 20:09

ジル・チャーチル『愛は売るもの』
グレイス&フェイバーシリーズ第4弾。元お金持ちの主人公兄妹が、今回は小学校の代理先生になります。
自宅兼ホテルには謎の団体客が泊まり殺人事件が起こりました。
いろんな所がリンクして……
どんどん賃借人が増えています。それってつまりレギュラーが増えるってことで。
そのうち賃貸収入だけでやっていけるかも?
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96 風雲

2008/06/22 13:34

梶尾真治『精霊探偵』
妻を事故で失って心神喪失状態の男が主人公。
事故のせいか他人の守護霊が見えるようになる。霊でもいいから妻にもう一度会いたい……
そう思いながらも引きこもり状態の彼の元へ、失踪した妻を捜して欲しいという男がやってきた。
そうして人捜しをなんとなくひきうけてしまった主人公に「よけいなことを調べるな」と邪魔が入り……

思っていたより伝奇っぽかった。天野頌子さんの幽霊係シリーズとか、よくある守護霊探偵ものかと思っていたのですが。
最後のサプライズがなければもっと点数低かったですね。
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97 ウイング妻

2008/06/22 20:34

こんばんはです。
「ゆめつげ」畠中恵著、読了。
役に立たない『夢告』が得意な神官・弓月。
礼金に目がくらみ、大店の息子捜しの依頼を引き受ける。
最初は草でもなかったのだけれども、息子捜しの件はいろいろな事情が絡み、面白かったです。

で、次は「精霊探偵」を読もうかな、と思っていたところ、
風雲さんのカキコにびっくり。
同時ではないけれど、カキコも見ず同じ本になるのは、何か不思議な縁ですよね。
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98 風雲

2008/06/23 21:24

おお妻さん奇遇ですねーvv
なんだか前にもこんなことがあったような……(^_^;)
ちなみに精霊探偵の後は、加藤実秋『モップガール』を読みました。

こちらはドラマの原作本。
事件現場の清掃をよくまかされる清掃会社に就職したフリーターの桃子は、どうやら不思議な能力があるようで。
事件現場に残された強い思念に感応して、幻視をみたり匂いを嗅いだり。
無表情男の同僚と謎解きをするというお話。
なかなか面白かったですが、帯を見るとどうやら無表情男が谷原章介さん。
……違うっ。なんか違うっ。
ドラマが先で原作を作ったのならもうちょっとイメージのすりあわせできるんではないかなー??

そうそう奥田英朗さんの『家日和』も読んだんだった。
主人公は妻だったり、夫だったり。
いろんな夫婦がいろんな家庭を築いてますね。
ネットオークションにはまる妻の話とか、好きかも。
ロハスにはまる妻を持つ小説家の夫の話も○。
いつでもどこでも、人間のいるところにはドラマがあるもんですな。
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99 風雲

2008/06/26 21:57

北森鴻『香菜里屋を知っていますか』読了。
常連達が語る香菜里屋とマスター工藤。
浮かび上がる工藤の過去。
シリーズ完結編とのことで、香菜里屋は閉店し、工藤はいずこかへ去ってしまいます。
思い出だけが、常連達の心の隅にとどめられて。
実際のお店でもないのに、いきつけの店を失ったような、一抹の寂しさを覚えました。
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100 ウイング妻

2008/06/26 23:47

「精霊探偵」梶尾真治著、読了。
帯に『どんでん返し』とあったけど、まさにその通り。
いろいろ予測していたけれど、まさに想定外でした。
そんなのあり?ありでしょうね・・・。


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101 風雲

2008/06/28 11:39

おお、帯にはそんな事書いてあったのですか。
そうですよね、ありですね。
ラストはカジシンらしいと思いました。

森見 登美彦『太陽の塔』
デビュー作をやっとこさ読みました。ファンタジー大賞だけあって、以降の作品より法螺貝の夢っぷりが高い気がします。
叡山電車(京都を北上していく)で太陽の塔(いわずと知れた大阪万博の偉大なるシンボルタワー)は見に行けないってこと、他地方の人がぴんとくるかどうか。
その非現実感と、もてない男子学生の現実感、若者の自己中ぶりと挫折感、いろいろないまぜになった作品です。
最後のひとことで、「ああ、いろいろぐちゃぐちゃ言っちゃってたけど、やっぱりほんとはわかってるんだね」と安心しました。
現実の悩める若者も、ちゃんと最後の一言に辿り着けば、ヘンな事件も起こさないで済むのにな……
なんて思ってちょっと読後感がブルーです。
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102 風雲

2008/06/29 16:33

パット・マガー『目撃者を捜せ』
主人公の新聞記者がちょっといけすかないんですが、NYからリオデジャネイロに向かう船が舞台。
とある秘密を握っていた女性が殺され、海に落とされる事件発生。
きっと犯人はあいつで動機はこうだ!と推測されるのですが、いかんせん証拠がない。
どうやら目撃者がいたに違いないのに、口をつぐんでいるようで、いったいそれは誰なのか?
主人公はどちらかというと狂言回しに近いですね。
本当の探偵は、協力して目撃者探しをしているコウルズ夫妻の無口な夫の方かな。
主人公があんまり好きなキャラではありませんでしたが、ラストのどんでん返しもありよかったです。
これで地元にあるマガー作品は全部読んでしまったようです。
『四人の女』は取り寄せコースか……どうしようかな。

菅 浩江『プリズムの瞳』
専門特化したロボット<ピイ・シリーズ>が瞬く間に世間から追われ、絵描きとして日本中を流浪している時代。
感情のない技巧ロボットと出会うとき、悩める老若男女が見るものは?
連作短編ですが、短編ごとにイメージカラーみたいなのがあって、タイトルにも現れています。
各短編をつなぐモノローグも最後に効いてきます。
ほう、そうきましたか。先に読んだ『精霊探偵』と同じくだまされちゃったなぁ、です。

次は雫井修介の『クローズド・ノート』の予定。
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103 ウイング

2008/06/29 17:26

最近、パソコンが不調です。
なんとか動いているうちに、新しいパソコンに移行しようと思います。めんどくさいけど。
Windows Vistaは初めてなので、慣れるまでとまどうかも。
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104 fool

2008/06/29 18:32

やった、やった!

とうとう手に入れました!



「新耳袋 第十夜」を・・・・。

現在第九夜を半分ほど読破。
怪談990話読破を目指す!!
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105 風雲

2008/07/01 18:39

職場でパソコンのセキュリティ設定が変更になった為、しばし混乱中。
個人IDとパスを暗黙の了解周知とすることで乗り切ろうとしています(笑)
セキュリティになってねぇ……(^_^;)

雫井 修介『クローズド・ノート』
どうしてもエリカ女王の「別に」会見を思い出してしまうのですが、原作はよい物語です。
そもそも作者が姉の遺品の日記に触発され、原文を使った部分もあるということで、浮かび上がる人柄にじんときます。
主人公の女子大生が、文房具店でアルバイトをしていて、万年筆売り場にいるのですが、こんなに万年筆のことを書いている小説ははじめて読みました。
ちょっと買ってみたくなります。
でも値段でおじけづくのですが。
もしも買ったら手帳はペーパーブランクスだな……
問題はそれで何を留めるかですな。むつかしいむつかしい。
それはさておき携帯小説として配信されていたとは知りませんでした。
主人公が部屋に残されていた日記を少しづつ読むように、少しづつ読んでいた読者は一緒にどきどきできたろうな。
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106 かなめ

2008/07/01 22:16

>風雲さん
最近子供用や初心者(?)向けのものもあると知り、わたしも万年筆が気になっているところです。
ドイツでは小学校で万年筆の使い方を教わるんですって。だからメーカーの「ペリカン」では握り方を学べる「ペリカーノ・ジュニア」という商品を出しているそうです。
丁度昨日、書店に併設された文房具売り場で実物を見ましたが、子供向けだけあって可愛らしい色。確かに握りやすかったです。
買おうか迷って買わなかったのですが、やっぱり買おうと思っているところ。ちなみに値段は1500円前後(安)
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107 風雲

2008/07/16 18:47

えーと7月も半ばになったけれど、読んだものといえば仕事用で3冊、普通読書3冊……んーまぁこんなもんですか?

仕事用
大串 夏身『チャート式情報アクセスガイド』
千野 信浩『図書館を使い倒す! ネットではできない資料探しの「技」と「コツ」』
井上 真琴『図書館に訊け!』
下2冊が新書。千野さんは記者さんなので切り口が新鮮。井上さんは同志社大学図書館勤務なので、これまた関西の大学図書館で働き出した私にはとっつきやすい。
大串さんは以前にも文系学生の為の情報検索本を出していて、読んだことがあるのですが、そのときの印象のまま。「苦手」

非仕事用
高田 崇史『毒草師 QED Another Story』
ええ、最近QEDシリーズに出てきた曲者キャラ御名方が主人公です。
そんでもって、本編が薬局勤務の薬剤師が主人公のわりに事件と薬学の絡みがほとんどないのに、こちらはがっつりあります。

鯨 統一郎『ABCDEFG殺人事件』
理論社のミステリYA!シリーズなのですが……
主人公の超ポジティブマイペース少女がおばかすぎる……。
そして毎回最初の1行で前回の主要キャラが××(一応伏せてみよう)
そして雪ダルマ式に入る○○(これも一応伏せてみよう)
物の声が聞こえるようになってそれで事件を解決するのですが、同じ安楽椅子がしゃべるなら、松尾由美の『安楽椅子探偵アーチー』のほうがいいですよ私は。
比べるのが間違ってる気もするけど。

誉田 哲也『武士道シックスティーン』
愛読書は『五輪書』、向かうところ敵なし、「寄らば、斬る」の香織。
日舞から剣道へ。勝ち負けにはこだわりたくない。長く綺麗に試合をしたい、早苗。
両極端な二人が出会った。しかも、早苗が香織に勝って……
二人の視点が交互に出てきて、女子剣道ライフが繰り広げられます。
香織ちゃん怖すぎです。
そんな香織ちゃんとお友達できる早苗ちゃんある意味すごいです。
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108 ウイング妻

2008/07/16 21:14

「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」村岡 恵理著、読了。
洋書ものだと、誰が訳したかこだわらない私ですが、「赤毛のアン」シリーズだけはなぜか村岡さんでなければ、というこだわりがありました。
この本を読んで、納得。
アンの世界観を理解できる環境下にあったのだな、と思いました。

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109 ウイング妻

2008/07/23 21:43

「蒼路の旅人」上橋菜穂子著、読了。
守人シリーズ軽装版が出て、いち早く読んでしまいました。
つくづくチャグムが大きくなりました。
先が気になるところですが、明るい未来に向かっての終わり方だな、と思いました。

チャグムがんばれ。

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110 かなめ

2008/07/30 01:25

こんなページを発見。
http://chobitt.com/book/

まあブックカバーを掛け替える派は、布や皮のマイブックカバーでしょうけど(笑)
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111 風雲

2008/08/02 11:49

>こんなページを発見。
すごいなーネットの強みですよね。これだけのデザイン数。
実際問題、好みの布・革カバーをみつけるのは大変だし。
かといって自作するほどの根性はなし。
飽きたらすぐに変えられるのが紙のよいとこ。
……最近はおうち読書しかしなくなってるのでブックカバー使ってないんだけど……(爆

えーしばらくぶりのカキコ。
風野 真知雄『深川芸者殺人事件』
耳袋秘帖シリーズ第4弾。母が借りてきてるのを回してもらいました。
前回までに伏線が張られていたとは。完全読みきりだと思っていたのに。
こういうのがあるから順番に読まないとねー。
しかしうちの両親はけっこうばらばらに借りてきます。5巻はいつ読めるかな?

石持 浅海『Rのつくつきは気をつけよう』
連作短編集です。毎度毎度お酒とおつまみ持ち寄ってゲストを一人。
お酒とおつまみは毎回違います。
えーと。最初の1,2話で、謎とは直接関係ない形で「ん〜」と気にかかる事があって。
ミステリの常套のミスリードとラストのねたばらしがありますが。
ミステリ読みにはばればれで臭過ぎるかも。
とりあえず毎回酒盛りしているあたり、表紙が酒瓶だらけなあたり、酒好きの方(foolさーん♪ と名指ししてみる。)どうですか?

越谷 オサム『ボーナス・トラック』
たまたまみつけた趣味の合う書評ブログで紹介されていて、職場で所蔵していたので借りてきました。
第16回の日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作品です。
主人公は某ファーストフード店のマネージャー。
雨の深夜、仕事で疲れて帰宅途中、轢逃げ事件を目撃してしまいます。
轢かれたのは、近くに住む大学生。緊迫感のない幽霊になってしまった彼は主人公にくっついていき……
というまあありがちな設定です。
表紙だけ見ると、幽霊君とファーストフード店のバイトのお嬢さんの謎解き恋物語に見えますが、お嬢さんは脇役です。
おまけに幽霊全然見えない人だし。
主人公は裏表紙のちっさい人。(かわいそうに……)
かる〜い幽霊君のキャラが湿りがちになる話を上手くかき混ぜてくれます。

松尾 由美『おせっかい』
最近私の中で松尾さんは「ミステリ×SFっぽい設定×恋愛」の人だったのです。
今回この作品は全く予備知識なしで借りてきたので(カバーにあらすじがなく帯もついてない状態)ちょっとめんくらいました。
親切なことをひとつしてからおもむろに刺し殺す連続殺人犯<おせっかい>と孤高の女刑事・郡上光の物語。
と、それを読んで彼女に一言物申したくなった読者。
いつしか読者が小説世界に入り込み……。
リアルとバーチャルが交錯する、人間模様が暴走するお話でした。
主人公にいろいろちょっかいかけてくる味方風の脇役がいまいち好きになれないし、主人公にも感情移入はできないしで読後感のすわりが悪い……。

夢枕 獏『陰陽師 夜光杯の巻』
いつものです。
とにかく晴明の家で博雅と酒をゆるゆる飲みながら始まり「何か」が「出る」ところへゆくのですよ。
さすがにこれだけシリーズを重ねると、冒頭シーンのマンネリが、いつしか「昔、おとこありけり」と一緒に思えてきます。
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112 fool

2008/08/03 21:30

風雲さん


表紙が酒瓶だらけで毎回酒盛りのミステリー。どんな本だろう、と興味を持ちつつ、行った本屋には置いてませんでした・・・。うう・・・・

でも池袋ウエストゲートパークの新刊が手に入ったので結果オーライ。
「Rのつく・・・」は気長に探してみますw
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113 風雲

2008/08/06 20:08

>foolさん
や、興味を持ってもらえたようでひとまずは嬉しいです。
たしかに石持さんの作品の中でも他の作品より見かける率が少ない気はします。
気長にどうぞ〜

そして読了本は、foolさんが以前読んでいた西村淳『南極面白料理人』
……何もうだるような暑気の季節に読まんでもよかったですね……(^_^;)
存じ上げないのですが“不肖・宮嶋”カメラマンがちょいと出てきますが、そうですか、彼の著書には真っ赤な嘘っぱちが。
ハイテンションなジョークとわかる書き方されてるのかな〜?
あっちの方が名前売れてるからな〜?
それともこっちも適当こいてるのかしら〜?
などつらつら考えてみたり。
ヒゲだらけのむさいおじさん八人が極寒ドーム基地で過ごした日々。
マイナス60度ってもう意味がわかりませんな。
それでも人間慣れるってどうなってるの?すごいね。
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114 ウイング妻

2008/08/14 21:19

「となり町戦争」三崎 亜記著、読了。
ある日突然となり町との戦争が勃発した。
といっても普段と変わりないが、町内会の広報では、戦死者が日々増え続けている。

読みやすかったけれど、わかりにくいところもありました。

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